麺屋KENJU様 ヴィーガンラーメン感想

 

ピン熊。

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チリトマトヴィーガンラーメン

麺屋KENJU様1番人気商品にしてステルスいち推し。

ほんのりピリ辛だけどお子様でも大丈夫。

味変でパルメザンチーズ振りかけたら激ウマ。

タバスコも合う気がする。

パスタに近いようでやはり違う独自の存在。

ミネストローネよりもとろっとクリーミー

おいしい。

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ヴィーガンラーメン

塩というイメージとは裏腹にかなりこってり系。

鶏白湯ラーメン鶏なし、みたいな感じ。

味が濃い目のため唯一スープが飲み干せなかった。

なので麺完食後のご飯との相性は最高かも。

一番ビールが恋しくなるお味。

おいしい。

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醤油ヴィーガンラーメン

一番正道にして王道たるラーメンの風格。

とても優しいお味ながら、醤油の香ばしさが深い。

パンチが欲しい時は粗挽き黒胡椒推奨。

さらにごま油ちょい足しでストロングになる。

でも結局当初の優しい素の味に戻りたくなる。

一番飽きの来ないお味だと思う。

おいしい。

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靴下

おいしい。

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……というわけで最近Twitterで流行ってるハーレム系ナンタラのテンプレ風にご紹介させていただきました。

麺屋KENJU様より通販させていただきましたラーメン三種の感想でした。

あまり美味しそうに撮るのが上手くなくてすみません…

 

それぞれまずはトッピング一切なしで食してみましたが、やはりベビーリーフや味玉などが相性抜群かなぁと感じます。

パウチ内に初期装備されているオクラや花豆がとてもスープと合っていて、それだけでも満足度はかなり高いです。

オクラめちゃおいしいです。麺の食感を一切妨げない食感です。追いオクラしても良いかもです。

あえてチャーシューや背脂等をぶっ込んでみても美味しくないはずはないと思います。

 

麺は中太で、縮れていないストレート麺ながらよくスープに絡みます。

もちもちしていて、かなり腹もちも良いです。

 

どのお味もとにかく、優しい。

野菜だし、という響きからあっさり系のイメージが浮かびやすいですが、どっこいチリトマトと塩はかなりどろっとこってりしてます。

麺カタでも合うかもです。

比較すれば醤油が一番さっぱりめですが、三者三様お味の個性の主張はかなり強いです。

 

例えるなら

 

チリトマト…小西健司

塩…平沢進

醤油…福間創

 

という感じです(個人の印象です)

 

 

濃厚なのに、不思議と舌も胃も全く疲れないです。

三日三晩どれだけ丁寧に煮込まれたのかが伝わってくるようです。

 

 

丁寧と言えば、梱包もとっても丁寧で…

 

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養生テープのシワのない真っ直ぐな貼り方や、乱れのない袋の重ね方、緩衝剤(新聞紙)の入れ方に、お一人で全行程こなしておられる店主様の丁寧で誠実なお人柄が滲み出ていて、開封した瞬間からもう感動していました。

 

GAZIOとのコラボである調理手順表も、PP袋に入っているので、キッチンに無造作に置いて調理しても湯気や跳ね汁でふにゃふにゃにならない親切仕様です。

本当に細かいところまで心尽くしが凄い。

各ラーメンのトッピングのオススメも記載されていますので是非ご参考に!

 

これ、あらかじめ知らないとGAZIO監修とはきっと分からなかったかもです…が、GAZIO(旧店舗)のホームページをご覧になっていたり、Gazioちゃんカレンダーなどをお買い上げされている方などにはまさしくYOU1さんのデザイン、YOU1さんのカラーリングだ!と嬉しくなる絶妙なバランスの一般向けデザインと思います。

どんなデザインかは是非お手元に届いた実物で確認してみてくださいね。

 

今後GAZIO色が濃くなる予定とも予告されてましたし、とても楽しみですね。

 

 

創作系ラーメンでありながら珍しく家人(マルちゃん製麺&日清カップラ至上主義ゆえに変わり種をあまり受け付けない)からの評判も上々で、ストックを買っておいてくれないかと頼まれて吃驚しました。

通販の申し込み瞬殺ラッシュが落ち着いてきた頃合いでまたおかわり注文させていただきます。

 

 

個人的な一番のオススメはやっぱりチリトマトラーメンですね!

チリトマトチリトマト醤油チリトマトチリトマト醤油塩ビール枝豆塩ビール枝豆ってサイクルがベストかなって感じです(何の話)

 

三種類購入、さぁどれから行こう…という方には、醤油→塩→チリトマトの順をお勧めしたいです。

これは太陽系亞種音で無難にDisc1から順々に聴いていくのと同じ理由です。

もちろん逆走しても楽しいと思います。

いつか、がっつりコラボな太陽系亞ラーメン等の限定メニューなども登場したら面白いですね(何の話)

 

 

本当に美味しかったです。

ご馳走様でした!

 

 

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会然TREK2K20▲03@Zepp Tokyo 2日目

 

 

 

ホワイトデーですね!(物理)

雨を呼びゲリラ豪雨を呼び台風をも呼ぶ男平沢進ついに雪まで

東京では桜の開花予想日だったというのにね…

 

かじかむ手にコーチジャケットのポッケのヌクモリティがありがたく沁みます…こんな状況を見越してポッケの中をモフモフ仕様にしてくれたのでしょうか…さすがケイオスさん…優しい…

 

待機列で呼び出しを待っている頃には雪は霙に変わっていました。寒いです。

 

 

会然TREK2K20▲03

 

2020年3月14日

Zepp Tokyo

 

OPEN 17:00

START 18:00

 

初日は下手側4列目くらい、この日は少し流れに身を任せたら下手側3列目に行けました。

 

この日松村様は▼02の赤いTシャツをお召しでした。

やったああああ私も今同じTシャツよおおお松村様とペアルックううううう(興奮)

ちなみに昨日はゆーさんとおそろいだったのおおお(STDRUMSのLOTUS ROOT Tシャツ)

ほんとケイオス専属のイケメン販促モデルですね(なお大阪限定品のため購入不能)

 

本日はなんと会人さんのギターもEVOです。EVO3台体制。

平沢さんは安定の抹茶、93317543さんことSSHOさんは抹茶(昨日平沢さんの後ろに鎮座していたサブ機?)、66594428さんことTAZZさんはあずき…と私は思い込んでいたんですが、実はギターではなく新製品のEVOベースだったそうです。

楽器で三つ子コーデとかどんだけ仲良しなんですか…!

 

 

【曲順】

 

1.おやすみDOG

2.遮眼大師

3.上空初期値

4.巡航プシクラオン

5.MOTHER

6.帆船108

7.Parallel Kozak

8.Switched-On Lotus

9.Leak

10.橋大工

11.HUMAN-LE

12.コヨーテ(第6フォルマントVer.)

13.白く巨大で

14.LOOPING OPPOSITION

15.SPEED TUBE

16.Phonon Belt

-Encore-

17.幽霊飛行機

18.Ruktun or Die

19.PLANET-HOME

 

 

平沢さんが壇上に登った曲は初日と一緒でした。

ウサちゃんがコヨーテに食われてしまい、幽霊になって追加されました(クソまとめ)

 

会人さん達は下手から、レルレさんは上手から、そしてボスは本日は上手から登場し、そのままお立ち台横の階段を登り高い位置に颯爽と出現!

すぐさまレーザーハープ後ろの定位置につき、開幕おやすみDOGです。

背後のモニターでは、黒地の中央を鋭いの細線が貫いていて、「惜しい、だったら横になったボンドルド卿なのに」とかぼんやり考えていました。

私は失念していましたが、初日のこの線は緑色だったのですね。

ワォーンの後にお立ち台の平沢さんと会人さんが息を合わせてしゃがみ込んだ姿が本当にスタイリッシュで、そのまま何かの雑誌の表紙とか飾れそう。

 

アッパーなナンバーが続いて遮眼大師。おやすみDOGの時点で少し声が出づらそうな印象でしたが、1発目のマントラがちょい出だし不発気味、しかし2回目でヒラサワ怒りの喉声マントラ炸裂。

デストロイ時には腰を落とし、まるで地を掘る、または突き刺す勢いでギターネックを下方へ向ける珍しい動き。加えてサビのマントラで機関銃のようにギターを横に構えて左から右へ客席を掃討。

下への一点攻撃からの平面攻撃、シン・ゴジラかい、と仰ってた方がおりましたが、まさしく観客総辞職ビームでした。

間違…ゲフン出血大サービスの追いマントラ、私はこの日マントラで撃たれた本望の花(死)状態だったのでなにがなんだか為されるがまま…でマントラが増えていたことすらそういえば…な放心っぷりでした。平沢さんは作者でエライから、現場で変えるよマントラの回数だって。

画面はモノクロの凶々しくガサついたアンチバーコードの絵面で、ちょいホラー感入ってました。貞子の呪いのビデオに一瞬混ぜ込んでも違和感なさそう。

 

上空初期値、サビ直前の「(てーっててーっててーっててーっててーっててーっててーてれれー♪)「見ぃぃぃぃぃぃよぉぉぉぉぉしーろーきぃーしやーをーのぉぉーぼりぃぃー」の部分で、ギターを背負ったSSHOさんが両手を左右にルンルン振って踊っていて、めちゃくちゃ愛らしかったです。こんなダンシングフラワー欲しい。

 

続いて巡航プシクラオン。この曲の後半あたりから発声が喉から腹にきっちり移行して安定したように思いました。

フジロック夢みる機械で観客を操っていた時の紫の照明に赤を織り混ぜたような、幻想的で美しい照明でした…

 

昨日と同じく5曲目にMOTHER。昨日はこの曲が来たというだけで号泣してしまい細かいところを見れていなかったので、今日はとても冷静に、勇壮な行進曲リズムを叩くレルレさんに注目できます。マーチが…マーチが聴こえる…!レルレさんからMOTHERの…!胸に憩いと祈りをTAZZ冴えて…!(号泣)

会人さんがサイレントチェロとバイオリンを力強く奏で、平沢さんの声は深く強くとても絶好調です…おおマザー…あああ…(号泣)

 

帆船108。お立ち台の後ろにミラーボールが床置きされているのが見え、大輪の花のように舞台にあまねく咲いた白い光はミラーボールさんのお仕事だったと理解。

2番以降だったの思うのですが、平沢さんが手ぶら状態でレーザーハープの横に立ち…両手をまっすぐ太ももの上に置かれた姿勢のまま歌われて、育ちの良いおぼっちゃまかな?と思いました。眉毛がハの字なので不安そうな表情に見えてしまって…さっきまであれほど圧倒的存在感だったのに、いきなり庇護欲煽ってくるのは…卑怯也…

昨日は巻き舌の後の低音部が歌いづらそうで、両耳を押さえ肘をキュッと締めてかわい子ちゃんポーズになっておられましたが、本日は歌いやすそうに反り気味に胸を張って威風堂々とされておりました。

レルレさんのドラムのおかずがめたくそ格好良かった。

 

お立ち台に颯爽と登ってParallel Kozak。全体的にそうなんですが、舞台装置の転換がない分、大阪の時のような長めのブリッジがなくて、演者が急いで移動します。

平沢さん、何故かお立ち台に直立したまま、床に白いピックをぽいっと投げ捨て…え?何の躊躇もなく足元にぽろんとピックを落としました。

 

漢の手弾きタイムだああああああああ!

 

最後に弦楽器隊3人がスチャッと膝立ちにしゃがむ際、平沢さんとSSHOさんは曲げた膝が綺麗に90度になっていたのですが、TAZZさんは105度くらいだったのが印象的でした。たぶん太ももあたりでズボンがムチッとパツッと…わかりますわかります…布地に余裕がなくて深く曲げきれないあの状態…

平沢さんが会人さんの方を向くように、正面向きでなくわずかに斜めに身体を向けているのが、こう、とても、実に良いです。

 

ラージバッグにも描かれている四角形デザインのロータスが左右対象でメトロノームのように横軸に行ったり来たりする映像が流れ、昨日見逃した「いつもより多く衝突しておりまーす」連続衝撃波映像もやっと見れました。こんなに念入りに玉突き事故してたのか…

お陰であやうくEVOを床置きする瞬間を見逃しかけましたが、松村様のGodinと椅子と足台の設置作業が昨日より2倍速で手際が良くて驚嘆しました。

 

昨日と同様にお立ち台に座り、左足を台に乗せたデューンスタイルで奏でられるSwitched-On Lotus

くるくる回っていたシャワーのような白い照明が平沢さんにびしっと一点集中する瞬間は、誇張なく宗教画のような荘厳さで、ステージ上は完全に神殿の様相でした。

今日は曲によって、特に高音域以降の際など時折上擦ったりする場面が散見されましたが、この曲は完璧に声と演奏が融合していました。荘厳系の曲は総じて声が安定していましたね。

 

Godinを床置きし、畏れ多くも松村様に手渡さず拾わせるという暴挙。右手にGodinを、左手に大小の台を一気に回収した松村様と、床置きEVOを構え直した平沢さんが、同時にその場をシュバッと対極の方向に立ち去る動きは完全に忍びの者でした。

 

レーザーハープ前に帰ってきてのLeak。昨日はサビ部はグーパン奏法&客席あちこち見渡しタイムでしたが、今日は手刀でじっとレーザーを遮り、目線も概ね手元周りに固定でした。

イントロのレーザーハープ捌き、一歩間違えば阿波踊りになりかねないのですが、紙一重でめちゃくちゃカッコいいのがズルイです。

 

涙腺決壊タイムはまだまだ続いて橋大工

始まる前の暗転時にクイッとお水を煽り、お水台に置かれていたハンカチでサッとお上品に口元を拭ったのをこの目で見ました(卒倒)

Aメロの声がとんでもなく女性的な艶やかさでドキッとします…Bメロからは男性力が強まるんですが…完全に両性の声を演じ分けたような、歌声版らんま1/2でした。何より脳を包み込むような声の深みたるや…

魔人探偵脳噛ネウロという漫画に、観客の脳を歌声で文字通り揺さぶって次々と失神させる能力を持つ世界的歌姫が登場するのですが、紛れもなく平沢さんは3次元版アヤ・エイジアですよ…(失神)

 

なかなか陶酔の世界から帰してくれない、HUMAN-LEです。

SSHOさんの。リズムに合わせて頭を左右に振る横揺れが一段とアクティブ可愛かった気がします。

「枷を打ち」のCメロ部で、客席の機能制限版HUMAN-LE達に降り注ぐ、天使の梯子のような慈愛の白い照明。

(時々忘れそうになるので自分用メモ:LEはLimited Editionの略)

 

まるでセラピーのような時間が過ぎ…こ、この軽快なイントロリフと遠吠えは…

 

コヨーテええええええええええええ!!??!?!?!!!???

 

寝た犬が起きてコヨーテに2歩と半分進化したの!?(錯乱)

しかも「日照りの仕組みも分かる頃」の第6フォルマント版(冒頭の朗読はなし)です。

3番のクリスマス感も健在です。

台詞部分の最初はがっつりカンペを読んでいた姿も目撃しましたが、

 

(わかってるな?オマエタチちゃんとわかっているな?と少し前屈みになり確認するようにほんのり口角を上げつつ上目遣いの視線で客席を眺め回しながら)「もっとかしこく、逃げていただく」

 

\は゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛い゛!!!!!!!!!!!!!!!!/

(良い子のおへんじ)(轟音)

 

この瞬間観客全員IQ2の保育園児になってましたよね。

お返事パートなしですぐさまサビに突入する第6フォルマント版の原曲より、客の返事用におそらく4拍分長く間を開けてくれたの、本当に平沢さん…ねぇ…もお…元気な返事すぎて演者に飛沫飛んだらどうするんですか…客が皆ちゃんとマスク着用してくるって信頼しきってるでしょ…(号泣)

 

『日照り』で餓え、世界の合意にそぐわなかったばかりに追われ八つ裂きにされてしまうコヨーテ。この時期にあえてこの曲をねじ込んでくる平沢さん、完全に確信犯じゃないですか…(号泣)

 

そうですね、なんとしてももっとかしこく、逃げ切ってやりましょうね。

 

クールダウンのように白く巨大で。でも会人さんたちは全然クールダウンしません。完全に2人の世界のイチャイチャタイムです。お互いに何か語りかけるように顔を向けては交互にちちくり合っています(パッドを)

 

LOOPING OPPOSITIONで再び熱狂タイムへ。

原曲では若き反逆児のカリスマってイメージ(個人の見解)ですが、目の前に屹立する壇上の御仁はもはや魔王の貫禄です。

昨日よりも一文字一文字はっきりくっきり放たれる

 

「悪 の メ ソ ッ ド !!!!!!!」

 

のシャウトと同時に背後からカッと照射される白き閃光を背負う魔王、ハイ今支配されたよ!今大魔王に全世界が掌握されたよ!!!!

 

なんで原曲の30代ボイスより今の方がパワーもりもりなんでしょう。当時の平沢さん100人が束になってかかったとしても、今の魔王様なら指先ひとつでダウンさせられますよたぶん。 

ギターネックを右手で掴んで剣のように直角に構えておられたので、なんだか出陣の儀のようにも見えましたね。戦が始まる。

そんな魔王様ですが、サビ以外は右足でずっとリズムとってたのはほっこりポイントでした。

 

ところで両日お立ち台でのデストロイ時とか激しく動く際、時折下をチラッと確認する所作に高所恐怖症の片鱗を感じました。本当に僅か~に及び腰になるモーションがあって…

高いところ苦手なはずなのに、お客さんに見えやすいように頑張ってくださって感謝の極みです。

 

立て続けにSPEED TUBE。さすが魔王様、全く客に休む隙を与えてくれません。

ハァイスピッ↑チュゥゥゥの音が跳ね上がるところで小首を傾げる仕草は昔から変わりませんね。

最後の超ロングトーンに至る際のレルレさんのドコドコ追い上げが凄まじかった。

逆再生の部分、直立不動な平沢さんがまっすぐ顔を上げて上方真正面を見つめていたのが印象的でした。

たしかこの曲の画面は平沢さんのお顔パーツ堪能タイムだったと思うんですが、最初からずーーーーーーーーっと左側にぴょろんと一本突出してまっすぐぶら下がっていたぴょろ毛が、途中から毛先に向かってくねくねっとなっていたことが確認できてしんどかったです。

セーラームーンCrystalにおける、うさぎちゃんの耳元の後れ毛のぴょろりん感に近かったです。

私この日は冒頭からずっとぴょろ毛が気になりまくりで…あとヘッドセットマイクの、後頭部の支え部直下のうなじの、特に左側に勢いがついていた後れ毛の跳ねっぷりも。

 

あと何故かご開帳度がUPしていたトゥルットゥルの首筋………な………(吐血)

 

Phonon BeltのAメロで、PCを覗き込みながらじっくり歌い込んでいて、あやうくディレイラマを鳴らし忘れそうになり「あぶねっ!!」とばかりに超俊敏にレーザーハープを下から上へシュバッ!と弾いておられました。ギリセーフ!

ああ、本編が終わってしまう…と寂しい気持ちがじんわり込み上げます。

 

「ありがとう」と軽く頭を下げて会人さんと共に下手側に退場。

 

アンコール待ちは昨日よりやや長かった印象…裏側をぐるっと回ったのか上手から登場し、お立ち台の横階段から登っての登場です。

壇上から客席を一瞥し、レーザーハープの前へ。

 

「さっき気づいたんですが、大阪とは一曲もかぶってないんですね。道理で忙しいわけです」

 

「メンバー紹介をしましょう、演者の皆さんどうぞこちらにお登りください。サポートドラマー、ユージ…カワグt……ユージ・レルレ・カワグチ!」

 

やっぱり2日連続でレルレさんのミドルネームが言えない平沢さん。

覆面姿のレルレさんは両手でピースしながら勢い良く階段を駆け登り、雄々しく拳を握り真っ直ぐ上に掲げた右手の手首を左手で掴むポーズを決め、私は大爆笑でした。

まさかヘヴィメタル嫌いを公言する平沢さんのライブでマノウォーサインをお目にかかる日が来ようとはwwwwwwwwwwwww

 

※マノウォーサイン参考画像

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(画像はこちらのコミュサイトより)

https://forums.stevehoffman.tv/threads/is-manowar-a-serious-band.336564/

 

 

フリーダムなレルレさんを「…満足ですか?」と呆れ気味で見つめる平沢さんに、ドーゾドーゾ!マイクお返ししまーす!という感じに肘を直角に曲げたジェスチャーを返しながら正面階段を降りてくるレルレさん。

 

「こういう奴です」

 

と添える平沢さんは、完全にわんぱく息子に手を焼くお父さんモードになってました。

 

「それでは会人の、(ここでカンペガン見)933…1…7543と書いて、SSHO!」

 

あっ昨日は噛まずにちゃんと言えたのに…w

 

EVOをひっ提げてSSHOさんも壇上に。

見せびらかすようにギターの正面をバッチリアピールして決めポーズ。

 

(この後「新製品の…」とうにゃうにゃ呟かれていたんですがよく聞き取れず)

 

「えー、そして(カンペガン見)6659…4428と書いて、TAZZ!」

 

やっぱり噛む!でも大阪の時もそうでしたが、TAZZさんの方がSSHOさんより比較的にスムーズに言えますね…!何故…!

手ぶらで壇上に登場したTAZZさん、礼儀正しく深々とお辞儀。

 

「新製品です」

 

と平沢さんが続けられて、ちょい細かく聞き取れなくて「新製品?バーコード会人さんのこと?」とか現地では頓珍漢な理解をしていましたが、EVOベースのことだったんですね。

共演者と新製品の紹介のみを済ませてアンコール突入です。

 

アンコール1曲目は幽霊飛行機!ここでまさかの新顔

MC明けゆえにちょっと声が出づらそうな平沢さん。でも後半調子が戻る。

回=回の時のようにギター・ベース隊がリフで膝立ちでしゃがむも、同方向ではなく会人さん2人はやや中央向きに、平沢さんは会人さんの方を向いてサッと座ります。仲良しかよー!

 

2曲目はRuktun or Die。踊れや歌えでもはや自粛とは何だったのか。

TAZZさんが台から下りてステージ前方でノリノリになっています。完全に東京異次弦空洞のRangさんが憑依してました

会人さんのEVO達は、固定電話の受話器のコードのような白いくるくるしたシールドで有線で繋いでいるのですが、定位置に戻る際や戻った後にちょっと足元に引っ掛けたか踏んだかして、少しよろめきかけたTAZZさんを、お立ち台の上から平沢さんがちょっと心配そうなお母さんの眼差しで見守っておられました。

この日は昨日に比べてわりと頻繁に、平沢さんはお立ち台の上から会人さんを見つめる場面が多かったと思います。動きのタイミングを合わせようとされていたり、あるいは普通に会人さんたちのコミカルな動きを楽しまれてるなコレ、って感じがしたり。

 

何の曲の時か失念しましたが、TAZZさんが何故か銃撃するようにEVOのネックの先を平沢さんに向けていたり、突然電源OFFしたペッパーくんみたいに動作停止していたり、カメラをじーっと見ていたり、面白いアクション満載でした。

 

曲後半のサビで平沢さんは何故か突然前のめりになり、ルクトゥンオアダイ!!と大合唱が響く客席を、一緒に歌いつつじーーーーーーーーっと、ぐるーーーーーーーーっと見回し始めます。さながら薙ぎ払え!してる巨神兵状態です。薙ぎ払われました。

 

床が揺れるほど跳ねて最高潮のまま大団円……では終わらせない、まさかのアンコール3曲目PLANET-HOME

「さぁ、お気をつけて、帰りなさい」と優しく促されているようで…やだー!帰らないー!Zeppさんちの子になるー!(駄々っ子)

 

全てを終えて「ありがとう」と踵を返す平沢さん。

私の記憶違いでなければ…

 

「ありがとう」クルッ

 

ではなく

 

「ありがとう」(正面を向いたまま2歩ほど下がってから)クルッ

 

だったように思います。

会然TREK▲03では平素より客席をじっと見つめる時間が長かったような印象で…

とにかく今公演は逆境に次ぐ逆境を乗り越えての開催でした。こみ上げるものがあったのか…客を含めて会場内が自分以外全員覆面という状況に何か思うところがあったりしたのか…胸の内が気になるところです。

 

客電が点いた後も、散発的に「平沢さんありがとう!」のコールが長く続いていました。

会場外で会うフォロワーさん会うフォロワーさんほぼ全員挨拶か合い言葉のように「こよーてええええええええええええ!!!!!(涙声)」が第一声だったのが、なんだかこうとっても心はひとつという感じでした。

 

 

今世はまさに核P-MODELという情勢の中開催された▲03の公演、一体どれほど鬱屈をぶっ飛ばすが如く凄まじいことになるのだろうと想像していたのですが、意外にも事前の予想とは全く正反対に、攻撃的な曲はほぼなく(遮眼大師と「悪のメソッド」の部分くらいですかね)、あたたかな、優しい、そしてこのような時期だからこそひとりひとりがどう考え前向きに生きていくべきかのひとつの指針となるような力強いライブでした。

ヴァーチュアル・ラビット2やコヨーテなどに特に顕著でしたが、平沢さんはMC等での純朴な言葉ではなくただひたすら音楽で雄弁に伝えようとされていると。

 

以前にimagoという雑誌の寄稿で語られている通り、「音楽が果たすべき役割」を常に一貫して体現されているのだな、と。

(下にimagoのリンクを貼りましたが、アフィではないので気兼ねなくクリックしてみて下さいね)てかマケプレ価格たっか…

 

音楽の持つ力を、プラスの方向に最も効果的に放つために、本番一週間前のギリッギリまで曲順をずっと考え続けておられたのかなと思いました。

 

周りがどうであろうとも、引きずられるな、俯くな、顔を上げて今できる最前を尽くせ、と激励されているようで。

すべてよし、それでよし。

 

会場入口の両脇を固めていた白いテント、サーモグラフィーや医師の手配、ロビーに大量に並べられた消毒液を見れば、この開催が実現するまでに一体どれほどの人たちが奔走し、採算度外視で尽力してくれたのだろうと、 深く深く頭が下がる思いです。

 

平沢さん、かけがえのない2日間を本当にありがとうございました!

 

 

 

 

会然TREK 2K20▲03@Zepp Tokyo 1日目

 

こんにちは。

会然TREK 2K20▼02のライブレポを綴らねばと思いながら3週間が過ぎてしまいました。

落ち着けるタイミングで…などどグダグダしているうちに東京公演開幕当日です。

すみません、大阪公演についてはいずれ、レポという気概は捨て、思い出話的な形で後日ざっくり記しますね。

 

 

そんなわけで、会然TREK2K20▲03 1日目について、2日目に上書きされる前に覚えている限り記しておきたいと思います。

 

 

会然TREK2K20▲03

 

2020年3月13日

Zepp Tokyo

 

OPEN 18:00

START 19:00

 

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コロナウィルスによる世界的混乱、首相要請を受けての国内に蔓延するイベント関連がことごとく自粛になるムードの中、[中止]や[延期]の文字群の渦の中に燦然と輝くなんとも頼もしい【本日開催】の文字!(Zepp Tokyo公式サイトよりスクショ)

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主催側の徹底した対策が最大級の本気でした。

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16時半過ぎ頃に会場前の待機ゾーンにいたのですが、換気対策もあってかドアがひとつ開けっぱなしだったので、リハーサルの音がもはやストリートライブくらいの音量で響き渡っていて、後半曲のネタバレが凄まじかったです。

おそらく長年のファンにとっては爆弾であろうメロディ及び伸びやかな声に一足早く被弾しておりました。メディーック…!

要所要所の確認、などではなくまるっとフル演奏でリハーサルするんですね。

 

 

入場時は整理番号A番台前半はひとりずつ呼ばれていたので、なんとなく看守に点呼される囚人感があって良かったです。

2列に並んで、ハンディサーモグラフィーで体温を測られて入場です。

なんとなく翔んで埼玉のSAT(埼玉アタックチーム)の光線銃(ドライヤー)を思い出していました。

 

 

実はこの日チケットは落選していたのですが、即座にナンパしたフォロワーの方から快くお恵みいただき、下手側の比較的前方で一緒に見ることができました。とても楽しかった〜。

1枚購入しか経験がなく、連番で一緒に入場というのは初体験でした。

 

今回は横一列に並んだモニター、その中央に巨大な三角形が。

大阪とは向きが逆ですね。中央に渦がありとても威圧感が凄まじかったです。某秘密結社のロゴマークよりよっぽど禍々しい雰囲気でした(笑)

下手側にサイレントチェロやいくつかのパッド(平沢さん曰く「ボタン」)が置かれた会人2人用の山台、上手側に勇壮なドラムセット。

中央にはお馴染みの形態のレーザーハープ。Twitterで仰っていたスケルトン仕様は次回以降かな。

平沢さんの立つ山台から階段が伸び、真後ろにさらに高く設置された台に連なっています。語彙力がないのでお立ち台としか形容できません。台の左右に照明が組み込まれていました。

演者の立ち位置は第9曼荼羅東京公演の時と同じ配置でした。ああ、会人さんを並べるとまた楽しいことになってしまうなぁ…とウキウキしてしまいます。

 

19時を過ぎても松村舞台監督がギター等のチェックをされておりました。回=回の時の黒い物販Tシャツでした。

入場の手間もあって少しばかり押したかな。

いつもの開演前アナウンスに感染対策の諸注意が盛り込まれていて気が引き締まります。

 

会人さん達と平沢さんは下手袖からの登場、東京公演のみサポート参加のユージ・レルレ・カワグチ氏は上手袖からの登場。

今回はあまり時間を空けずに続々と袖から出てこられましたね。

 

 

【セットリスト】(平沢さん曰く『曲順』)

 

1.SPEED TUBE

2.RUKTUN OR DIE (台)

3.巡航プシクラオン

4.ヴァーチュアル・ラビット2

5.MOTHER

6.Parallel Kozak (台)

7.Switched-On Lotus (台)(Godin使用)

8.Leak

9.橋大工

10.HUMAN-LE

11.帆船108

12.上空初期値

13.白く巨大で

14.LOOPING OPPOSITION (台)

15.おやすみDOG

16.Phonon Belt

-Encore-

17.遮眼大師 (台)

18.PLANET-HOME

 

(台)は平沢さんがお立ち台に登った曲です。

 他にもあったかもですが確実に覚えてるのは上記。

 

 

今回はまさかの『機器トラブルのためYouTube配信はない』という、一部ならともかくまるっとなしなのは宅オ史上初?の非常事態のため、なんとしてもセトリは自力で覚えねばと気合入れました。

戦法STSの時は5曲ぽっちが覚えられそうもなくて手にペンで書いてましたが、今回は筆記用具なんて持ってきてないので完全に試される記憶力です。よう頑張ってくれたよ我が海馬…

 

諸般の事情もあるのでしょうが、大阪では健気に頑張ってくれた魚眼無効くんこと、接続師さん謹製のカメラロボットくんの姿は見えませんでした。

 

核P曲とソロ曲が混合する、実質『HYBRID PHONON2』とは巷で呼ばれておりましたが、本当にハイノン最終日に客を狂乱させたSPEED TUBEがのっけからくるとは思いませんでした。

不穏にして重厚な出囃子から、まさかそんな疾走系キラーチューンに繋がるとは、です。

 

続けてルクトゥン…いやいやいやいやいやにわかには信じがたいでしょうこの流れ…

絶景クリスマスでヒカシューと共に、巻上さんが歌うバージョンは堪能していましたが、まさか御本家を浴びられる日が来るとは…

お立ち台の上から下手側のステージ下で撮影しているカメラマンに気づいて、歌いながらカメラに向かって一瞬にして撮影用のキリリ顔になられたのは流石でした。被写体としてのプロ根性を見ました。

メモリアルカードに収録してほしいなぁこのキリリ顔。

 

核Pからの1曲目、つまり生ドラム一番乗りは巡航プシクラオンでしたね。

濃厚接触を避けろという御触れがなんぼのもんじゃいとばかりに縦ノリ曲が続きます。

前半3曲のうちのどれかの間だったはずなんですが、平沢さん、PC画面を見ながら唇を引き結んで笑いを堪えてるようでした。何がツボったんだ。

 

 

そして満を持して?遠くコロナも届かないヴァーチュアル・ラビット2。ルクトゥンもそうですが、ギターリフの左手の跳躍がとてつもなくエグい。

なるべく発声を控えようというムードもなんぼのもんじゃいとばかりに「ハイ!ホー!」の大合唱をさせてくれた平沢さん。

本当にファンを安心させてくれるプロですよね。

 

しかし転換時〜イントロで照明が明るくなった瞬間、中央山台に松村さんが突如出現してビビりました。平沢さんの襟元の何かを調整されるのに苦心されていたようですが…近い近い近い、距離が近い、顔が高い。下手側の角度からだとそれはもう遠近法を駆使した擬似ラブシーンの構図になってましたよ…ねぇ…イチャイチャ演出をウリにするアイドルとか…ありますけど…まさか平沢進のライブでそれに近い卒倒沙汰になるとは…ねぇ…私三次腐じゃないんですけど…度し難い…実に度し難い…

 

続いてMOTHER…ちょっと待ってください(過去向く士ボイス)、平沢さん、私と米津玄師を殺す気ですか???

93317543さんがサイレントチェロを、66594428さんがバイオリンを奏でる還弦バージョンと生ドラムの雄々しさが加わって壮大感と荘厳感がとてつもなかったです。

大好きな曲のひとつなので、しかもそれを白沢さんが奏でていると堪らなくなって号泣してしまい、隣のフォロワーさんによしよしされてました。ありがとう…

 

またお立ち台に登ってのParallel Kozak

レルレさん、よくこのリズム完璧にしたな…

ライブのパラコザ時のように、最後のタメの後に会人さんと3人連動でスタイリッシュ片膝立て座り。

終了時、ギターを脱ぐ(と形容したい優雅な外し方だった)や否や台上に伏せ置き、松村さんからGodinを手渡され、ストラップをかけている間に椅子が設置され、座っている間に足掛け台が設置されと、何ひとつ無駄のない松村様の神業セッティング

足掛け台を一発セットですよ。微調整なしですよ。どれだけ阿吽の呼吸なんだって話ですよ。お立ち台でお座り台ですよ。

 

と見惚れているうちに横長大画面の面白衝突映像を見逃し、花のようにパッと艶やかに咲く照明に包まれてのSwitch-On Lotus

コーチジャケット及びラージバッグの伏線回収したり…!!

優しいアコギと会人さんの弦楽器の音色に見事に魂が天空に昇りました。

 

個人的に、この曲の間『床置きEVO』状態だったのがレアすぎてツボでした。そういえばEVOはサブ機と共にダブル抹茶でしたね。

 

Godinギターを松村さんに返し、Leakが始まるや否や同時に隣のフォロワーさんと手を取り合って泣き崩れました。

サビの時は全て、「りーくりーく♪」とレーザーハープを弾きながら平沢さんは客席をずっと見つめておられましたね。ぐるーっと巡らす感じではなく、あっちこっちそっちこっちに視線を向ける感じで。

眼差しがすごく優しかったような気がします。

 

からの橋大工。優しい曲が続く…ねぇ…いつまで泣いていれば良いの…

ちょっとWorld Cell 2015の2日目をしんみり思い出していました。

 

HUMAN-LE、何故かこの曲から突然音響のバランスがおかしくなり、平沢さんも歌いづらそうにずっと両手を耳に置いていたり、頻繁に卓を調整したりしていました。

Highレンジがキンキンする感じにキツかった印象…ちょっと耳が痛かったです。会場スピーカーの出力以上に打ち込み音源がイヤモニだとぐちゃぐちゃに聴こえていたのでは。

もしかしたら客席後方からの遠目だとわからなかったかもしれませんが、いきなり声が不調になったわけではなく、音響の暴走って感じでした。カラオケで例えると、メイン音量を上げすぎてリズムラインがわからなくなるとかそういう方向性だと思いました。

しかしながら、歌声に歌いづらさこそ滲んでいるものの音程は外さない…さすがです…

 

帆船108も謎音響続行でしたが、サビ後の低音部以外は平沢さん側の調整がそこそこ持ち直したように見えました。

レルレさんのドラムが良い感じに活きておりました。力強く櫂を漕ぐような(帆船なのに)

 

上空初期値、この曲の中盤でスタッフさんが会人山台のさらに後ろの何かの機材を腹這いになって調節に苦心されているようでした。このあたりからキンキン感が緩和した気がします。お疲れ様です…!

モニターの映像が抜けるような青空と白い雲で…高い高い視界に連れていってもらったような感動がありました。

伸びやかな声と共に左足でリズムを取る平沢さんが素敵でした。

 

ここから開場前に音漏れネタバレくらったゾーン突入です…とはいえいちいち新鮮に感動してしまいました。

 

白く巨大で、会人さんがふたりでまるで会話をしているかのような所作でわちゃわちゃとパッドを交互に操作していて、冒頭で平沢さんがふたりを真顔でガン見していたのが腹筋に悪かったです。

たっぷり会人さんいちゃつきタイムでした。

 

からのLOOPING OPPOSITION!!!!

ネタバレくらっていてなお新鮮に「ええええええええ」と吃驚してしまいました。ファンを優しい曲で包み込んだ直後にいきなり殺しにかかってきた

曲中ずっとお立ち台に屹立されていたので、こちらの方がよっぽど平沢さんが白く巨大でした。雄々しい仁王立ちでの「それでよーし!」「すべてよーし!」の強制肯定感、ミッドサマーを超えるセラピーっぷりでしたよ。

Twitterで事前に漏らしていた『あの日 列で撃たれた 本望の花』が声に放たれた瞬間小さい歓声が上がりました。

なるほど会人さんのリクエストからのアレンジ…かぁ…(尊さに打ち震える心)

 

スグリーンの背景画面に無数に乱舞する白文字の乱数と、時折浮かび上がる大きめの2K2003の明朝体が、乱数を従えるボスって雰囲気でめちゃくちゃカッコ良かったです。

 

でそのままお立ち台に聳えながらのおやすみDOG「寝た犬起こすな」の連呼がもうダークサイド度180%アップで…これが核P仕様か…

時期が時期でなければ狂乱のモッシュピット発生不可避曲…と思っていたんですが、わりと「会然TREKの新曲かな?」キョトンとされている方も多かったようで…なるほど、この2曲が現在新品商品として聴けるのは太陽系亞種音だけなんですね…(高額かつ絶賛売り切れ中)

『昔からのファンに支えられている』ではなく、『過去曲履修がおっつかないほど沢山の新しいファンが続々と増えている』という現状を肌で感じました。

平沢さんは本当に凄いなぁ…

 

というかもうこの2曲の巨大を背後に従えた平沢さんがですね!屹然と!慄然と!かっこいいにも程があったので!!!!!

何よりバスドラの圧が!!!あと赤いギターを弾いていると見せかけて、ボディ部を片手でボンゴのようにボンボコ叩いて踊ってただけの6さんが最高にロックで爆笑したので!!

DVD収録してください!!!ほんと!!!お願いします!!!(五体投地)

 

このあたりのどこかの曲で、バックモニターがステージの演者の映像を流していたんですが、何しろ横長の画面なもので、平沢さんの魅惑のおでこズームタイムだったり、唇ズームタイムだったり、顎ズームタイムだったり、平沢さんの顔パーツ徹底解剖!みたいな様相になっていたのがとても破壊力抜群でした。ほんまに髭ないなぁ。

 

ここで荒ぶりすぎた御霊を鎮めにかかるかのようにPhonon Beltの音の帯が暗がりを割いていきました。

いつか生で聴きたかった曲がまた…(号泣)

 

「ありがとう」とひとこと置いて退場。

アンコールの要求から平沢さんの再登場まで、知る限り過去最短でした。1分もなかったのでは?

客にあまり声を出させないように配慮してくださったのかな…

 

宅オについての説明やライブ決行についての経緯やコロナが云々といった俗世の話は一切なく、

 

「大阪公演はドラマ仕立てで、またああいう形のライブをやりたいと思っている」という旨のお話。

 

ライブとしての世界観を壊さないことを徹底しているなと感服しました。

 

「サポートメンバーを紹介します、ドラム!ユージ・カワグチ…ユージ・レルレ・カワグチ!」

 

やっぱりゲスト名を噛んでしまうラスボスと、ダブルピースを高く掲げて元気にご登場のレルレさん。

 

「そして例によって会人!(机のカンペを思いっきり覗き込みながら)66594428、と書いて、TAZZ!」

「そして(机のカンペを思いっきり覗以下略)93317543、(ここで「よく噛まずに言えたね!えらい!」的な雰囲気の歓声が上がる)と書いて、SSHO!」

 

「以上のメンバーでお送りします」

 

と、このライブが初見の人には何が何やらさっぱりな最低限の紹介だけを済ませて照明は暗転、アンコールへ…

 

 

新世紀会然TREK 第3話

 

い、音源

 

 

「……」

 

「状況を」

 

「ダメですか」

 

何故か握った拳を頭上に掲げながら(くまちゃんの耳を作るようなポーズ、あるいは「推しが武道館いってくれたら死ぬ」のれおちゃんがくまささんにレスするときのポーズをご想像下さい)下手側袖に何度も確認する平沢さん。

 

さらに左手を突然二本指を立てたピストル状態「キュッ!」と下手袖に振り下ろすもんだから頭の情報処理がちょっと追いつきませんでした。

さっきまでの雄々しい体育会系教祖感はどこへ…なんですかその…かわ…ゲフン、お茶目な所作は…

 

後に調べて知りましたが、舞台用語で転換合図の「キュー」だったんですね。

「ハイ音出して!」とスタッフで遊んだのですね。

音出ませんでしたけどね。

ちょっとレアな舞台裏での統括者としての平沢さんが見れてしまったようでドキドキしました。

 

客からの「がんばれー!」の声援が飛び、ヒーローショーみたいな温かい空気感が漂い始めたあたりで舞台袖からスタッフが懐中電灯で円を描いて合図し、ようやくアンコールの遮眼大師開始です。

 

いやぁ、トラブルって楽しいですね。

 

お立ち台に登り、ギターをおったてたキメポーズでマントラを撃つと同時にビカーーーー!!!!と光るお立ち台の照明!今か!ここで光るのか!お前がマントラだったのか!!

 

ギターを立てる際、いつも右手をギターの底部に添えているのですが、2番のマントラの時は何故か右手を腰に手を当てていて、もしかして痛めたのでは…??とちょっとハラハラしました。3番では普通のモーションに戻っていたし、声も動きも絶好調で特に問題はなさそうで良かった…

 

そう、声が、音響的にちょっと歌いづらそうなところはあったものの、初っ端から最後まで2K2002の2日目に匹敵、または回=回豊洲追加公演並みに歌声が絶好調でした。初日にあるまじき(失礼)喉からCD音源以上の迫力の完成度です。

 

最後は柔らかくPLANET-HOME

バックモニターに回=回で拝見した無限回廊の映像が流れて、色々な懐かしさが込み上げました。

平沢さんの声がねぇ、シャウト部はもうドカーンと強いし、こういった曲はとっても優しい歌い方で、このご時世、体調管理を徹底して参加できた人も、大切な人のために歯を食いしばって涙を飲んだ人も、何よりこの国全体、いや世界中を席巻する逆風の中で主催側で頑張ってくれた人達も、全員が全員それぞれの戦いの果てに迎えたこの日を優しく祝福するかのようなエンディングでした。

 

私の心のHOMEは、やっぱり平沢進です。

 

…しかしそこはさすがトラブルの神に愛されしヒラサワ、曲の後半、手をペットボトルに引っ掛けてしまって水バッシャア!!な事態に。

平沢さんが事態を把握するまでに1秒くらい要してませんでしたか?一瞬固まってたのがおいたわしやでした。

その間にもデスクに横に倒れたクリスタルガイザーの中身が半分くらいダバダバと床に降り注ぐ

 

エフェクター逃げてー!!!!

 

感動の大団円を台無しにしちゃう(むしろある意味より最高のクライマックスにしてしまう)平沢さんが大好きです。

 

 

 

なるべく記憶に残っているうちに留めておきたくて、綴っていたら長くなってしまいました。

抜けている部分、MCの正確な言葉等の乖離は何卒ご容赦下さい。ニュアンスは合っているはず…

 

慌てて打ち込んだ何の体裁も整えていない長文をここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。

 

 

さて!これより会然TREK2K2003の2日目に行ってきまーす!

40秒で支度しな!私!

 

 

 

『達人の山』の歌詞が美しすぎてやばい

 

 

 

こんにちは、ともぞうです。

おひさしぶりです。

 

突然ですが、私は常々平沢進氏のアルバム『賢者のプロペラ』は文学芸術であると思っております。

歌詞やGhost Notes、Phantom Notes等をはじめとして氏の紡ぐ文章には独特の格調高さを纏った世界観が雄大に広がっておりますが、中でも群を抜いて秀逸と思うのが、昨今では聴く頭痛薬としても名高くなってしまったアルバム『賢者のプロペラ』です。

情景描写としては歴代頂点ではないでしょうか(個人の感想です)

コンセプトや制作時期の関係もあるのでしょうが、氏の歌詞に点在する比喩隠喩に潜む風刺批判的な毒素が薄く、とにかく描かれる情景が気高く儚く優しく美しいのです。

サウンドにおける新たな挑戦、とか、歌詞に込められたメッセージとは、とか、考察とかがどうでも良くなってしまうくらい圧倒的な美しさがただ静謐と在るのです。

 

個人的な最優秀情景描写大賞は『賢者のプロペラ2』なのですが…ってこれも好き曲と同じで日替わりで入れ替わってしまうのですけども、今回はさらっと『達人の山』を例として語らせて下さい。

なんで『達人の山』をセレクトかといいますと、昨日久々に聴いて、その言葉のあまりの美しさに情緒が限界を迎えたからという短絡的な理由です。

 

意味考察はしません(できません。汗)

 

 

『達人の山』の歌詞は以下です。

 

花は蒔かれた何万も キミの行く道の上
無き者のように目を閉じて呼びかけた遥かから
愛のような日が怪力で来る

 

街をまたいで吹きあがる何万の電光は
石くれに住む黄金の沈黙の歌い声
愛のような日を怪力で招く

 

川沿いに立ち断念の日を焼いて暖を取れ
遥か遠くで達人のキミを呼ぶ琴の音に
愛のような日が怪力で来る

 

 

どうですかこの孤高にして崇高な世界観…(憧憬)

2番では『夜』という単語を一切使わずして、人々が生活を営む街の夜景であることを浮かび上がらせてきます。すごい。

 

共通項として、1行目で『情景』、2行目で『音』が描かれています。

 

1番は『道』、2番は『街』、三番は『川』

そして『呼びかけた』『歌い声』『琴の音』

 

ただ音は音でも、「遥かから『呼びかけた』」「沈黙の『歌い声』」「キミを呼ぶ『琴の音』」なので、おそらく特定対象である『キミ』以外には届かないような淡い音(もはや思念の域)という印象です。

 

視覚に訴える客観情景→聴覚あるいは心情に訴える主観情景→未来情景

 

という構造が三度繰り返されます。

 

 

冒頭の

 

花は蒔かれた何万も キミの行く道の上

 

 

①桜などの花びらが道に舞い散る春の日の風景

②花が咲き乱れる広大な野原の風景

③結婚式

④葬列

 

等々、様々な解釈が可能なのですが、③や④の設定と仮定して3番の「断念の日」を迎えると激エモで激しんどくなりませんか…

私は④を踏まえてもしも「無き者」「亡き者」ダブルミーニングだったりしたらしんどすぎて蹲ってしまう派です…(何)

②だと『ロタティオン(LOTUS-2)』の情景とリンクしてさらにしんどくなってしまいますよね…

 

3番の「暖を取れ」でそれが肌寒い日であることがわかりますので、1番の「花」を造花などでなく季節の生花と解釈するなら、この曲は肌寒い春の日の一日の描写かもしれませんし、春から秋冬に季節が遷移したのかもしれませんし、もしかしたら年単位の長い時間を経ているのかもしれません。

何が言いたいかというと、各1行目に時間の流れが配置されることにより、歌詞世界が進行する物語として成立しているわけです。

 

この歌詞が達人の三人称で書かれているとしたら、つまり語り手=達人であるなら、「キミ」に対する純粋な思慕の念が読み取れます。

しかし無人称表現として語り手≠達人であるなら、あら不思議、途端に仄暗い情念がサビから滲み出てきてしまいますね(笑)

 

そしてクライマックス。美しい情景と繊細な心情が織り成した無垢な世界に、突如として「怪力」という強い単語が参入してくる、このカタルシス

硝子細工のような日常が容赦なく覆されるような、圧倒的な無常に襲われませんか。

 

たった9行です。

おそらく錬金術とかユング心理学とかそういった深い暗喩も潜んでいるのではとは思いますが、そういった考察やヴォーカルの後ろで踊るホルンが好きとかギターソロが胸に迫るとかの音関連も一切合切さっぱり無視して、ただ9行の文字情報を表面だけざっくり追っただけでこの密度。

 

ね、とてつもない文学芸術でしょう?

 

芸術文学、ではないです、あくまでも。

文字で奏でられる芸術。

 

メロディありきの歌の詞でありながら、文字のみで味わう詩としても最高峰ですよね、本当に。

『賢者のプロペラ』インストゥルメンタル曲を除いたほぼ全曲、平沢さんの繊細にして圧倒的な感性と情景描写力に打ちのめされるアルバムです。 

 

何より、全編にわたってサウンドがとても温かい。

魂が音のおくるみでふわりと包まれるような気持ちになります。

 

 

賢プロはいいぞ。

 

 

そしていつの間にか公式の在庫が復活していたね!やったね! 

 

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明けましておめでとうございます

 

 

三ヶ日も恙無く…恙無さすぎのまま終わってしまいました。

何してたのか記憶ないぞ…何してたんだ…ねぇ…年が明けてフジロック完全版の平沢さんに初詣して以来何してたの私…

 

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

知る人ぞ知る…某世界最大最古の人工ピラミッドへ世間一般的な意味での初詣に行ってきました。

 

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浪漫溢れる看板の文字の視認性がどんどん落ちてきてしまってて切ないです…

 

とある場所にゼロ磁場とも言われる井戸があるのですが、久々に訪れたらピラミッドがお供えされていてほっこりしました。

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2020年も皆様にとって素晴らしい一年となりますようご祈念申し上げます。

 

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2019年を振り返って

 

 

あっという間に2019年もクライマックスです。

本年も大変お世話になりました!

仲良くしてくださった皆様、たくさんの楽しい時間を共有していただいて本当にありがとうございます。

 

 

2019年もお陰様で無事に平沢進氏関連のライブやイベントあれこれに参加が叶いました。

 

1月は回=回 豊洲追加公演

「追加」と「花」(ちょっぴり「ついはじ」の「つい」)をかけた「追花企画」として、楽屋花とスタンド花を贈呈する企画を立ち上げました。

こそっとTwiPlaで呼びかけたら、あっという間に40名強の方々が協賛してくださり、本当に本当に嬉しかったです。

なにしろこういった複数人参加の企画を主導するのは初めてのことで、右も左も分からない状態からのスタートでした。

何度か参加させていただいた祝花企画の主催者様に親身に相談に乗っていただいたり、参加者の皆様にはDMで話し合ったりお願いしまくったりとお力添えをいただきました。

さらに有志の方々に楽屋花用の飾り等をご協力いただいたりと、本当にたくさんの人達に助けてもらいながら、それはまさしく文化祭の準備のようで素晴らしく充実した時間でした。

主催名とした「追花後援の回」も参加メンバーで話し合って決めました。

「みんなで作り上げた企画」の楽しさを味わうことができ、ライブそのものに加えて一生忘れられない思い出になりました。

企画参加者の皆様、要望以上の素敵なお花を作り上げてくださったフラワーショップ笑華様、贈呈を受け入れてくださったケイオスユニオン様、設営してくださった現地のスタッフ様、当日現地で目にしてくださった方々、本当にありがとうございました!

 

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ピンク&黄色は原点であるIN A MODEL ROOM

青はビストロン(とアンチ・ビストロンメカノヴァージョン)

赤はBig Brother 可逆的分離態様

白と緑は回=回

中央の白黒はギプノーザ(あと会人さんカラー)

 

と核P-MODELカラーをイメージして盛り込みました。

40周年の幕開けへ、ささやかながら応援となれば良いなぁと。

 

 

そして2月は、役立つ電子からはしごして秋山勝彦氏のライブに行ってきました。

何気にどちらも初参加です~

か、かっこいい…!

生秋山さんかっこいい…!

地下ライブハウスの香りが懐かしく、すごーくすごーくあったかい空間でした。

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バレンタイン前日には平沢進 × 斎藤環 ゲンロンカフェ@VOLVO STUDIO AOYAMA#16平沢進・徹底解剖!」なるトークショーが開催されましたね。

80席の枠に対して応募が千以上あったそうで…

福引等では参加賞のポケットティッシュを総ナメにするのが私という奴なのですが、な、なんということでしょう…まさかの当選を果たしてしまいました…

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当選発表前に上京する機会があったので、神社仏閣に賽銭投げるなら、どうせならお店に直接ぶち込んだれ!と飲食したコーヒーとセムラ、めちゃくちゃ美味しかったです。

このスイーツが美味い2019ぶっちぎりの優勝です。

マジです。マジうまです。

おかわりしちゃいました。

さらに展示ボルボにも乗せてもらいました。

ゆえにイベント当日、受付で店員さんに「あの人当選したみたいだよ!ってみんなで話してたんですよ〜」と覚えててもらってて恐縮でした。おかわりしたからな…


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トークショー自体は今もいつでもVimeoで見ることができるのでありがたやです…!

質問コーナーで思いきって挙手したら斎藤先生が当ててくださり、その際の不遜な質問とわけのわからない平沢さんとの出会いエピソードがコンテンツに収録されてしまったことが、土下座してお詫び案件です。

 

「平沢さんの、Twitterに関して質問なんですけれども」

「はい」

 

は今年いちばんの思い出です。

平沢さん、あのような不躾な質問にも半笑いで優しくお答えくださり、本当にありがとうございました。

 

そして7月はフジロックフェスティバル

5月から体力作りとしてジョギングを始めたのですが、速攻捻挫し…

どーせ大したことないと思って数日間安静にしてなかったのが響いて、未だにちょっと影響が残っています。ばかですねー。

皆さん、捻挫したらすぐ冷やしましょう

 

これまで遠征は常に高速バスユーザーでしたが、初めて平沢さんのライブに自家用車で馳せ参じたもので、到着時の達成感が半端なかったです。

朝3時半に家を出て。途中迷ったし。

石野卓球氏のライブも最後まで、夜が明けるまで楽しんで、寝ずに帰ったので30時間ぶっ続けで起きていました。

意外ととっても元気でした。

まだまだいけるな我が身体。

 

山の中をあっちこっち彷徨って他のアーティストで踊り狂ったり、屋台巡りしたり、延々と飲みまくったりして、大自然謳歌しました。

私は初ライブがサマソニでして、10数年ぶりのフェスの空気をこれでもかと満喫していました。

あのフェスならではの自由さと解放感、本当に最高ですよね。

 

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そんなお祭りの中で体験する平沢さんのライブは、もう舞台芸術の暴力というか、異界の祭典というか、予想以上の全力のエンターテイメントで圧倒されましたね。

TAZZさんの正面3列目あたりにいたもので、「デラワーカメラでスナップショットを1枚」をど真ん前でくらってしまい、無事に苗場の大地の堆肥となりました。

ほんとうに、人生最高の夏だったなぁ。

新曲やら準備中の歓声の面白さやら、たくさんたくさん語りたいことはあるのですが、字数がとんでもないことになるのでここまでで…

 

元日にフジテレビNEXTで完全版の再放送がありますね。みんんさ、共に泣こう。 

 

 

8月は池袋で今敏監督のメモリアルイベントがありました。

パーフェクトブルー上映会、そして今京子さんと丸山プロデューサーのトークショーに参加してきました。

笑ってはいけないパーフェクトブルー上映会状態でしたが、大勢で大画面でパーフェクトブルーが見られたのは感慨深かったです。

 

 

そして11月は戦法STS

ほぼ直前の10月末に発表がなされたため、まさに試される馬骨(の行動力)という感じでしたね…

なんとかチケットを得られ、東京大阪名古屋と参加できて良かったです。

詳しくは下記ブログ記事にて。

 

 

 

イラストとして思い出を残せる技巧もなく、文章でまとめてもTwitterだと流れてしまい検索にもひと苦労してしまう…こういった思い出をなるべく残しておきたいとの思いから本年はブログを立ち上げました。

2020年も色々と記していけたらと思います。

 

引き続きご愛顧いただけましたら幸いです。

2019年、本当に本当にありがとうございました。

来年も当然ながら平沢進さんを全力で応援し続けますよー!

 

DELE B1 受験

 

先日、スペイン語の試験にチャレンジしてきまして。

日本では西検ことスペイン語技能検定DELE、あと合否式でなくTOEICのようなスコア式のSIELEなどが受けられます。

今回私は世界共通試験であるDELEのB1(ベ ウノと読む)を受験しました。

 

 

B1です

 

 

DELEはレベルが

 

A1(初級)

A2

B1

B2

C1

C2(上級)

 

と設定されています。

 

 

去年A1落ちてるのにいきなりB1とかばかじゃないの私

 

 

申し込んだのが2ヶ月以上前なので、

 

「まぁ最終的にはB1を取るつもりだしA2の問題集のCDの音飛んでるしどうせなら最初っから目標は高く設定しておいた方が頑張り甲斐があるしっていうかいずれ合格を狙うつもりなら段階踏むよりハナっから試験を実地で体験しておいた方が後々良いだろうし2ヶ月みっちり頑張れば合格は無理としてもなんとか善戦できるくらいまでにはきっとなんとか(オタク特有の早口)(申し込み)(母の緊急入院)(台風19号)(推しのライブツアー)(ライブ最高すぎてしんどい)

 

と、何一つなんとかならないまま当日を迎えてしまった次第にございます。

 

ここからは次回リベンジを果たす私の私による私のための備忘録としての記載です。

 

 

 


 

 

 

11/23(土)、横降りの雨の中向かうは東京国際フランス学園。

スペイン語なのにフランス学園。

 

まあEUですしね

 

集合時間は8:30。

15分前には着いててねと受験票にあるので8:10頃に余裕の到着…

のはずが長蛇の列

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え?何?ライブの物販列かな?

 

どうやら会場がまだ開場はおろか解錠すらしていないらしい(わざと言ってますよ)

ようやく中に入れたのは8:40頃で、つまり30分くらい外で濡れて凍えてました試験前に。

かつて雨に試された第9曼荼羅東京公演とか思い出して心だけほんわかさせてました。

 

 

受験番号ごとに割り振られた教室に入り、席へ…

 

って席の番号表記かわいいね!?(付箋に手書き)

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ホワイトボードに「携帯の電源は切ってね」とか「ボールペンか鉛筆を使ってね」とか色々説明が書かれてます。全てスペイン語で。

そういえばA1の時もそうでしたが…ちょっと文字量が多いので普通にカンペになり得るんですけど良いのか。良いのかこれは。

 

試験官もスペイン語圏ネイティブのお姉さんで、「解答用紙の名前に間違いはないか確認してね」「身分証明書確認します」くらいの案内や確認や配布作業の後、しばらくして

 

「Vamos」

 

といきなり仰った。

突然始まった感半端なかった。

 

 

読解(70分)

 

マークシート方式ですが選択肢数が3だったり10だったり問題によって異なります。

 

「海沿いが良い」「窓から見える田舎の緑の風景が好きなんだ」「文化財がたくさんある地域が良いな」「都市近希望」等々、ホテルを探す6人の男女の希望に沿う宿泊施設を選択する問題。

 

まぁ単語力がA1で止まっている私クラスともなればこれしきロト6も同然ですよ

 

あとバイク欲しさにアメリカやヨーロッパのモーターショーに行く青年の話と…

なんだっけ、ロト10状態の問題とかありました。

内容忘れてる時点でお察しください。

 

 

聴解(40分)

 

 

しゃべくり速度はっや!!!

 

Netflixで大人気のスペインドラマ「ペーパーハウス」の2倍くらい速い。

ニュース音声とかなんでキャスター口回ってんの?ってレベルで速い。

こ、これがB1の洗礼…!!:(;゙゚'ω゚'):

なんとかわずかながら聞き取れた単語を頼りにひーこらマークしていたら、

 

「ごめんね!いくらなんでも速すぎよね!💦」

 

と試験官のおねーさんが音声を止め、何人か呼んできてPCをいじり始める。

 

あ、まじで速かったんだ…

 

ゆっくり再生で仕切り直し。

おお!10分くらい速い音声で耳慣らしされたため、今度はとてもゆっくりはっきり聞こえる!これちょっとチート状態でむしろラッキーじゃないですか我々!

 

まぁはっきり聞こえたところで単語の意味はよくわかんないんですけどね

 

メキシコのニュースヘッドラインとか、苦手な水泳を克服する子のお話とか、なんかそんな内容があった気がします。

内容忘れてる時点でお察しください。

 

 

作文(60分)

 

作文は2つ書かないといけません。

ひとつは「やぁ、旅行はどうだった?ところで僕可愛い子と知り合ったんだけど、どどどどどどうすればいい?何かアドバイスない???」的な友達のメールへの返信。

100-120単語制限は完璧クリアしましたが、さて文法とスペルが…さてさて…

 

もうひとつは2種類から選ぶ形で、私は女性におすすめな休暇旅行プランのプレゼンよろ、な感じの問いを選びました。

近くに温泉のある田舎の小さな家においでよ、でっかいハルディン(庭)があるからスポーツもバーベキューもできるよ、ビールうめぇよ、的なことを書きました。

バーベキューの単語スペル思いっきり間違えました。

1問目のアミーゴにデートにおすすめなお洒落なレストランを結構真剣にお勧めしてしまったのが祟って時間が足りず…20単語くらい不足の状態でゲームオーバーです。

 

 

 

ひ↓る↑(昼食騎士)

 

ここで筆記試験は終了となり、各自指定日・時刻に指定場所に移動して口頭(面接)試験となります。

私は16:00から同建物でなので、のんびりお昼タイムを過ごせました。

A1を受けたときは、筆記が渋谷で面接は四ッ谷でという形でした。

電車移動がなくてラッキーです。

駅前の喫茶店で時間までのんびり…してようと思ったんですが、カウンター席に通され、ちょっと長居しづらい雰囲気だったので、サイゼリアにはしごしました。

茶店で食べたオムライスおいしかったです。

味噌汁付き。

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この待機時間の間にいろいろ復習や準備をしておこうと思っていたのですが、ちょうど本日販売開始の推しのライブの一般チケットが、開始3分(実質1分)で完売したとの報を受けてそれどころじゃなくなりました。

 

 

口頭試験(15分+15分)

 

まず待合室で呼ばれるまで待機、一緒に呼ばれた2人と別室にてこてこ移動。

教室前で、口頭試験の流れを説明するカードを渡されるので読む(読めない)

教室内に通されると、複数の席の上に2枚のカードが置いてあります。

早い者勝ち状態で適当に座り、カードに記されたテーマをどちらか選び、机の上に置いてある白紙に鉛筆で15分間の準備時間で話したいことをまとめます。

私は「Mi ciudad〜」的なテーマが書かれた右のカードを選びました。

A1でも同じ地元紹介のテーマを選んだので、半分流用させてもらうぜ…!

と、スピーチで述べるべき点を箇条書きにされている流れで書き始めたら…

 

「Le gustaría hacer actividad……れ、Le gustaじゃない…ッ!?「あなたの好きな〜」ではなく「あなたがやりたいこと」を問うている…ッ!つまり!ここで語るべきは!おいでよ長野ではなく!いつか住みたい地へのドリー夢!!!し、しかし今さら直すには時間が足りない…ッ!こうなったら仕方がない!「私の家は空気が美味しくて良い所なんですが山奥なのでもっと町の中心部に住みた〜い♡」よしこれで押し通す!!!!!!」

 

面接会場では質疑応答担当の、なんか刑事ドラマだったら警部っぽい貫禄のおじさまと、後方で採点を担当される、BattlesのIanさんを半分くらいにしたような感じのイケおじがにこやかに出迎えてくれました。スーツなのがポイント高いです。

ちなみにA1のときの面接官は真っ赤なサマーワンピのイケイケお姉さんでした。

 

ここから15分が口頭試験となります。

本当は先程準備した下書きはど忘れした時の必殺チラ見使われる程度のものなのですが、私はチラチラチラチラチラチラチラチラチラ見くらいしてしまいました。

見たっていうかもはや読んでた。

基本的に話の内容が本来のテーマから逸脱してしまっていたのですが、面接官さんが優しくて、スピーチの後の質疑タイムに「あなたはどんな国に行きたい?」と軌道修正してくださいました。

 

「コロンビアに行きたいです!先生が住んでるので!」

「女の先生?」

「女です!美人です!」

¡Muy bien!👍

 

他の質疑はドント・ブリーズの映画だったら勝ちゲーってレベルに黙してしまいましたが、上記の質問だけは即答できました。

やっぱ普段からことあるごとに口に出していたフレーズは強いな…

 

もういっこのテーマは「あなたはインターネットで何を買う?」だったんですが、推しのWebサイトからCDとDVDとグッズとチケットと…で羅列して質問を推し語り方面に誘導した方が絶対もうちょっと点数とれた…!(後悔)

 

この2-3分のスピーチが課題1、スピーチに関した質疑応答が課題2です。

 

課題3は、写真描写。またも2つのカードが渡され、舞台が図書館である右のカードを選びました。とりあえずBibliotecaって単語はパッと出たので。もういっこの方よくわかんなったので。

「ひとがごにんいてぇ…このひとはほんをよんでてぇ…このひとはぱそこんつかっててぇ…ほんがいっぱい…あー…うー…(以下キャスカ状態)」

 

最後の課題4はロールプレイング。面接官と私は図書館に勤める同僚。図書館を盛り上げるために何かアイディアを出してください。という設定。

 

「Sí, tengo una idea(はい私にはアイデアがあります)(ねぇよ)…あー…うぅー…(再びキャスカ降臨中)」

「¿Qué…?(それは…?)」

Esa es……………………………………la fiestaアアアアア!!!(それは……祭りじゃあああああ!!!)」

¡¡¡¡La fiestaー!!!!(祭りじゃあああ!!!!)(何とか話が続いてホッとした顔)」

 

 

情けないくらいボロッボロでしたが、この日の私は、キャスカ物真似選手権だったら優勝争いに加われたレベルだったと確信しています。

 

 


 

 

 

…ねぇ私、World Cell 2015で学んだわよね??

選択肢オールRはバッドエンドだって。

 

そんな、WC2015最終日の気持ちを思い出しつつ、私は会場を後にしたのでした。

 

 

ていうかこの日はBSPの日だったのでマジで心が試験どころじゃなかったです

試験が終わってTwitterに戻ってきたらなんかテスト放送の誤公開(with鉄面み)によってファンが殺戮されてるしさ…(*´∀`*)

 

 

来年、またチャレンジ頑張ります。

今度はいい勝負してみせますよ!