戦法STS@恵比寿 ザ・ガーデンホール
Battlesライブ&戦法STS初日、逝ってきました!
恵比寿The Garden Hall
OPEN 17:00
START 18:00
会場はなかなかセレブリティなロケーションで、ほぼフジロックルック+上着程度で踏み入れてしまった田舎者の自分は半笑いでウロウロするしかありませんでした。
入場列は16時くらいにはもう待機場所の仕切りも案内板も準備万端だったのですが、1-200番列と201-800番列は16時半を回ってもあまり人が並ぶ様子もなく…801番以降の待機列だけがじわじわと伸びていく…こ、これは…
とはいえ早番ゾーンも会場15分前くらいから人口がどばっと増えてきました。
そうか1時間以上前からエンカウントした人と適当に会場前でダベってるのは…あまり普遍的な文化ではないのだな…(悟)
Battlesさんの前座やるわよ!とのケイオスユニオン様からの衝撃のTwitter告知後10分内くらいにはチケット取ったのですが、整理番号は1414番でした。そうだぜ!いよいよだぜ!()
そうめんの喉越しのようなスムーズな入場後、物販に「後で来るからね…!」と後ろ髪を引かれつつ脇目も振らずに突入したら、真ん中からほんのちょっと上手寄り10列目くらいの視界良ポジをゲットできました。
あれ、まだ1/3も埋まってないぞ…皆さんロビーでゆっくりされてるのかしら…
会場に入った瞬間目に飛び込んできたのは、威風堂々とステージ中央に鎮座するレーザーハープ様!!!
謙虚って!!謙虚ってなんだっけ!!!
謎楽器インパクトで初見勢のうちの何割かを己が沼に叩き込む気満々ですね!!フジロックの時のように!!フジロックの時のように!!あと蝕2017の時のように!!
前座ってなんだっけ!!!
ギターギュィィィィンな短時間勝負に賭けると予想していたんです。
でもあのすすむおじさんがそんなに手ぬるい省エネ仕様で済ませるはずはなかった。
そうですよね大好きなバンドのライブの露払いという大役ですもんね…!推しにはカッコいいところ見せたいですよね…!
18:05くらいかな?より戦法STS開幕。
ビジュアルはもはやお馴染みの白+眼鏡+回=回&フジロックの衣装でした。
せっかくのオーダーメイドですもんね…!
同じステージ衣装を約1年に渡って着続けておられるのって、平沢進史においても珍しいのでは…?
そして脇を固める安心の白会人。
もはやフジロック追加サービス公演の様相。
テスラコイルの代わりにドラムセットが中央後方にドドンと異彩を放っております。
サポートのユージ・レルレ・カワグチ様、距離が遠い&スモークでシルエットくらいしかよく見えず残念…(꒦ິ⌑꒦ີ)
【セットリスト】
①出囃子〜死のない男
②ジャングルベッド1.5
③アディオス
④仕事場はタブー
⑤フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ
・出囃子
いつもの、得体の知れないゾクゾク感を煽るような胡散臭い曲調(褒め言葉)ではなく、初期P-MODELの雰囲気で解凍P-MODELを演奏したような…どこか無邪気な印象を受けました。
普段の出囃子が背脂ニンニクマシマシ豚骨ラーメンだとしたら、今回の出囃子はパンケーキです。でもニュートリショナルイーストやターメリックが入ってるよ、みたいな(前日のtwhzネタより)
からのー
・死のない男
なぁ兄弟…客にはね死があるんだよ(即死)
SSHOさんはGodinのギター、TAZZさんはバイオリンを弾いておられました。
Godinー!!!第9曼荼羅以来だねぇぇぇ!!!
SSHOさんはGodin弾いてる間は平沢さんがよくするようにエレキを背に回してて、お腰から伸びるネックのシルエットがまさにサムライみたいだったでござる。
とにかく音響が素晴らしくてお声が美しく響き渡っておりました…ありがとうガーデンホール…!
確かこの曲(だったかちょっとうろ覚え)で突如くるっと後ろ向いたかと思いきや、つくば拳法・鶴の舞!(not TAZZ)って感じのカクッとした手つきで会人2人を同時に操り出しました。あれですねフジロックアヴァター・アローンのカクカク版ですね。お子様も安心して見れるモーションです。
もはや操ることに味を占めてますね。
会人さんもカクカク操られていてかわいらしかったです。
あとレーザーハープ捌きがまたスタイリッシュになってました。両手でくるっと…こねて広げたピザ生地をスパァンとひっくり返すような…(伝わらない)
・ジャングルベッド1.5(生ドラムドコドコバージョン)
はいキターーーーーーーー(°∀°)ーーーーーーーー!!!!!!待ってたーーーーーーーー(°∀°)ーーーーーーーー!!!!!!
ドラムソロ風味のおかずが間隙を縫ってズダダダダダダダと入ってて!!!ぐはあ!!!カッコいい!!!骨太!!!ドラムのおかげで音が厚い!!!ガリマッチョがゴリマッチョに進化って感じですよ!!!ウホ!!!!
だから言ったでしょパンケーキでギャンカワ方面に振った反動で、ライブでは男性的ストロング方面ににギャップ萌えしてくるって!!!
フジロックでは平沢さんがギターを立てて見せびらかすようにドヤァしてた箇所、今回はフロント3人でギター立ててドヤドヤドヤァしてました…!仲良しか…!!
・アディオス
ここを苗場とする!!!(こみ上げる)
私の立ち位置は四方がバトルスファン、バトルスファン、ひとつ飛ばしてバトルスファンって感じだったのですが、ファルセット部で「おお…?」って反応してくれたお兄さんが居ました。
「空 空 高潔のぉ…ハアアアアアアーーーーーーーーーーー!!!!」
の伸びやかさ、かっこよかったです…!
レーザーハープの罵詈喝采捌きはワーセル2015の時のスネア音連動のやつとは違うパターンでしたね。今回はドラムがいるから…!(胸熱)
ドラムがズバン!とアクセント効いてましたが、かなり原曲に忠実な叩きっぷりだったように思います。職人…!!!
・仕事場はタブー
ウワアアア黄金の10年周期が攻めてくる!!!純ちゃんが!!純ちゃんが見えるよ!!(光学現実)
ギターのシールド?ストラップ?か何かにトラブルがあったらしく、颯爽と現れる松村様!しゃがんで対処する松村様をじっと見つめる平沢さん!おろそかになる歌!愛しい!
「仕事場はタブーダッダッ」の部分はくるっと後ろを向いて会人カクカク操りタイムです。
2番のAメロ時も足元に何らかのトラブルがあったようで、再び颯爽と現れる松村神!対処し終わるや否やサッと背を向けて会人を操り始める姿はまさにフジロックでTAZZさんの絡まったコードを直しながら、エントロピーが始まった瞬間にサッと切り替えたあのプロフェッショナルの様相!そこまでのこだわりパフォーマンス!
…が最後の仕事場はタブーダッダッは振り向き忘れて正面直立のままとなり、会人さんが勝手にカクカクしてました。あっ、ついにノールックノーモーションで操れるようになったということかな!(汗)
レイヨロ部分はコーラスの重ねもなく、ヒラサワボイスオンステージで新鮮でした。
シャウト部分もドス効いててカッコ良かったです。ハフン
最後のサビのとこ、ちょっともつれてた…?
・フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ(生ドラムドコドコバージョン)
はい完全に馬骨炙り出し曲でしたありがとうございました。
前の方、それまで手を上げてる方がパラパラとしか見受けられなくて、やはり前方はメイン客ゾーン…!と思いきや手拍子勢がわらわらと!こんなに!さすがステルスの申し子、ライブ中までステルスしてたなんて!
ジャグベ1.5の「Ho!」以降、客のノリどころがなくて、まったり?あるいは退屈?な雰囲気を醸してた周りの皆さんが楽しそうにリズム刻んでくれて、なんだかとっても嬉しかったです。
意外と一番初見勢に優しい曲だったかも知れません。
生ドラムでストロング仕様のフルヘです…!すんごいロックな感じでカッコ良かった…!
フルヘの進化は止まらない…!
…でMC等一切なく颯爽と去りゆくオープニングアクト。
あれ?「ありがとう」とかはありました…?私聞こえた記憶ないよ…?
きついスケジュールの中サポートしてくださったユージ氏の紹介くらいは…その…あの…ねえ…!!
前述のように音響がとんでもなく良いハコで感動しました。
フジロックがVo.がかき消されるレベルで重低音バリバリだったので、余計に「おお…なんとまろやかなPA…!バランス…!鎮西技師の匠の技…!美しきお声がこんなにクリアに…!」と打ち震えるレベルでした。
平沢さんも、ヘッドセットマイクの位置をちょこっといじいじはしておりましたが、卓調整はほぼしてなかったんじゃないかな?(見逃してたらすみません)
で30分くらいの転換タイムを経て、その間に物販で平野さんの美しさを浴びながら戦法STSパーカーとTシャツを買い、後方から入り直していよいよBattlesです!
19:03くらいに始まったかな。
のっけからJuice B Crypts(でしたよね?)で、恥ずかしながらちゃんと曲が曲名と一致するほどに聴き込めてなかったんですが、音源よりド迫力で…!
何よりドラムの圧です。バスドラの圧!すごかった!かなり後方にいたのにズバァァァンと腹が震えました!
Atlasでは跳ねずにはいられないという感じで。
そしてとにかく照明芸術が凄まじくて。客席をまっすぐ貫くビーム光、駆け巡る七色の光のシャワー、音とリンクした赤と白の強烈なフラッシュの乱舞。演者は遠くてあまりよく見えなかったんですが、照明技巧を堪能できたという意味では後方はベストプレイスでした。
さすが推しの推しバンド…!圧巻でした…!
客電がついても鳴り止まないアンコールを求める拍手…が無情にも響きわたる「本日の公演は全て終了しました」アナウンス…
アンコールなし!!この潔さ!!
当初はレーザーハープと謙虚は果たして共存できるのか、的な脳内論文が綴られかけましたが、Battles後は、ああ良かった、ちゃんと謙虚だった、と思えました。
そう、照明が謙虚でした。照明が。
終わって振り返ってみれば平沢さんのお顔、全然影になることもなく安定してよく見えてたなぁと(嬉)
さぁ、次なるは大阪公演です!