HYBRID PHONON 2566 東京

【SET LIST】

〜ルーレット〜

「叫ばない」

( ˊ̃˒̫ˋ̃ )はい

1.出囃子〜DUSToidよ歩行は快適か?(還弦Ver.)

2.おやすみDOG

3.偉大なる頭脳

〜ルーレット〜

4.BEACON

5.ロケット

6.TIMELINEの終わり

〜ルーレット〜 

7.時間等曲率漏斗館へようこそ

8.1778-1985

9.Zombi

〜炎〜

10.LANDING

〜白会人(青炎→赤炎)〜

11.賢者のプロペラ

〜ルーレット〜

12.HUMAN-LE

13.暗黒πドゥアイ

14.白く巨大で

〜ルーレット〜

15.MONSTER A GO GO

16.Lotus

17.Another Day(還弦Ver.)

( ˊ̃˒̫ˋ̃ )「ありがとう」

〜MC(会人の本名が書かれていた楽屋の話)〜

Encore.パレード

 

 

HYBRID PHONON 2566 大阪 2日目

【SET LIST】

〜ルーレット〜

「叫ぶ」

1.出囃子〜Alarm

2.パラ・ユニフス

3.гипноза

〜ルーレット〜

4.ロケット

5.CODE-COSTARICA

6.TIMELINEの終わり

〜ルーレット〜 

7.ビストロン

8.崇めよ我はTV

〜白会人〜

9.Zombi

〜白会人〜

10.LANDING

11.Wi-SiWi

12.Lotus

〜ルーレット〜

13.白く巨大で

〜白会人〜

14.時間等曲率漏斗館へようこそ

〜ルーレット〜

15.MONSTER A GO GO

16.BEACON

17.Another Day(還弦Ver.)

( ˊ̃˒̫ˋ̃ )「ありがとう」

〜MC(ソ連製キーボードの話)〜

Encore.HUMAN-LE

 

 

HYBRID PHONON 2566 大阪 1日目

【SET LIST】

〜ルーレット〜

「叫ぶ」

1.出囃子〜BIIIG EYE

2.おやすみDOG

3.時間等曲率漏斗館へようこそ

〜ルーレット〜

4.BEACON

5.ロケット

6.CODE-COSTARICA

〜ルーレット〜 ※これテク発生

7.ビストロン

8.崇めよ我はTV

〜白会人〜

9.1778-1985

〜炎〜

10.LANDING

11.FGG

12.賢者のプロペラ

〜ルーレット〜

13.白く巨大で

14.гипноза

〜ルーレット〜

15.MONSTER A GO GO

16.消えるTOPIA

17.Another Day(還弦Ver.)

( ˊ̃˒̫ˋ̃ )「ありがとう」

〜MC(ピンクEVOの話)〜

Encore.TIMELINEの終わり

 

 

入院時に役立つ推しグッズの話

 

今更ではありますが、4月下旬から8日間ほど開腹手術を伴う入院をしておりました。

ライブやイベントが告知されるたびに「臓器売らなきゃ!(資金をこさえなきゃのスラング表現)と叫んでいたら本当に臓器を一部引っこ抜くことになったので、言霊の力は侮れないなぁと思いました。

どうせ摘出するなら売ってライブ資金にしたかった……(ダメです)

 

入院中、いずれブログにまとめようと日記的なメモは綴っていたのですが、読み返すとあまりコンテンツとして面白くないので、入院生活の中で役立ったアイテム・推しグッズを延々と列挙していくにとどめたいと思います。

なんだかんだでライブでの物販アイテムが色々とお役立ちでした。グッズを企画製作販売してくださった公式サイドの皆様、本当にありがとうございます。

 

病室ではこんな感じにマイ快適空間を形成しておりました。

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実際に何を持ち込んでどう活用したか細かく綴っていきます。

 

まずは平沢進さんのライブで販売していたグッズやご本人様や関係者様関連アイテムです。

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【核P-MODEL 回=回 ショルダーウエストポーチ(赤)】

S字フックで後ろのベルト部をベッドサイドのバーに固定して、ペンやスマホやイヤホンなど、ささっと使う機会の多い小物アイテムを収納していました。幅広のスクエアタイプなのでさっと取り出せて便利。

【トートバッグ】

WORLD CELL2015のトートバッグと会然TREK2K20トートバック、これにノートPC収納用のダイヤルロック付きリュックの3つに荷物をまとめました。

f:id:tomozou_69:20230815095548j:imageこんな感じ。

【ナルゲンのボトル】

熱湯OK!お茶もコーヒーもOKの神アイテム。病棟内で自由にもらえるお湯やお茶を入れまくってました。個人的にはこの500mlタイプが量的にも持ち運び的にも最適です。

【Gazio MANDRAKE Tシャツ】

散歩などで病室外に行く時は、上半身はマンドレTとロングカーディガンスタイルが定番でした。売店は外来の方々もいらっしゃるので、パジャマ感覚の病院着よりはオシャレ度数が上がって颯爽と闊歩できました。下半身は病院着ですが……。

ライブTシャツと迷ったのですが、Gazio製Tシャツは肌触りがとても柔らかくて気持ち良いのですよ。

【核P-MODEL 回=回 無頭騎士の伝言手拭い】

机の端が少しポコっと盛り上がっていて、書き物時はちょっと手首が痛くなりがちでした。そんな時に手の下に敷くと保護になり、またマウスパッドにもなって超助かったアイテム。こぼした時に咄嗟に拭けるのも利点ですが、汚したくなかったのでそれはティッシュでまかなっていました。

【会然TREK2K20 チケットホルダー】

限度額認定証や保険証等、「失くしたらいけないけど受付時以外ほぼ使わない」貴重品保管に便利。おっきいので絶対どこかに紛れることがありません。

【Gazio マスキングテープ】

S字フック固定とか、ちょっと袋の口を留めておきたいときとか、細かい場面でめちゃくちゃ活躍。核Pポーチに入れてました。

【Gazio 巾着】

2つ所持しているので、ひとつはスティックコーヒーやティーパック、ふりかけ入れ。ひとつは傷テープやティッシュハンカチ、予備ビニールや予備マスク、余ったS字フック袋等の細かい用品入れにとても良いサイズ。

【タオル】

最初はポケット付きの第9曼荼羅タオルを持って行こうと思ったのですが、直前で画像下段の会然TREK(夏)タオルに変更しました。フードがあるので、被った状態で首元から内側にドライヤーの温風を流し込むと乾燥時間が短くなります。おすすめ。

持ち込んだタオルはこれ一つで、シャワー時の体拭き用のタオルはダイソーの大判厚手ペーパータオルを使用。使い捨てなので帰りの荷物が軽くなります。

【あかちゃんのおしりふき】

ウェットティッシュとして万能です。机も拭けるし体も拭ける。アルコールも入ってないのでなんでも拭ける。食器用洗剤やスポンジを持っていかなかったので、ナルゲンボトルの飲み口や蓋の内側の凸凹部はこれで拭き洗いしていました。

シャワー許可が出る前は看護師さんが清拭用のお湯とタオルを貸してくれますが、デリケートゾーンや足の裏などは流石にそれで拭くのは躊躇われたので、持参おしりふきがあって本当に助かりました。

手術前夜は下剤効果で夜通しトイレ及びウォシュレットと大親友になってしまいます。トイレットペーパーの刺激が辛くなってきた時には、赤ちゃんのお尻にも優しい慈愛の感触に助けられました。

また、手術直後にHCUで身動きができない間はこれで顔を拭いて、いくばくか人の尊厳を回復していました。

【化粧水】

無印の高保湿化粧水。ダイソーの化粧水を浸すタイプのシートパックでも使ってました。ルビイさん使用アイテム。目指せルビイさんの美肌。

【歯磨き粉】

iHerbで購入、Tea Tree Therapyのやつです。なんと歯磨き後のスッキリ感が平沢さんとお揃いになります。

【ヤードム】

タイの嗅ぎ薬です。すっきりペパーミントの香り。手術直後、私の場合麻酔の効き目があまり感じられず、脂汗等で全身がベタベタで気持ち悪かったです。HCUでほぼ身動きが取れない中、鼻からスーッとペパーミントを摂取できるのは唯一ともいうべきほんのりリフレッシュの時間でした。

【スリッパ】

軽い、滑らない、売店等の土足ゾーンと交わるエリアに踏み入れても全然違和感のない最高デザイン。f:id:tomozou_69:20230815104243j:image

ちなみにもちろん入退院時の靴はLOVE靴
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【HYBRID PHONON 扇子】

核Pポーチに入れて、暑い時に仰いだり。握ってるだけでもなんとなく手が落ち着きます。

 

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GOK SOUNDのクラファンアイテムもめちゃくちゃお役立ちでした。

写ってないですがティッシュケースは小物を入れられるファスナー付きのポケットがあり、現金やクレカやテレビカード、貴重品入れのキーなどを入れてサコッシュに入れて持ち歩いてました。お財布より圧倒的にかさばらなくて良いです。

サコッシュは院内徘徊時の相棒でした。売店や自販機に行く時に徘徊するのに便利。上述のティッシュケースとスマホ、ハンカチなどの他に缶ジュース一本やパン一個くらいなら余裕で収容可能。

エコバッグはお風呂用バッグにしてました。着替えタオルソープボトル等、シャワー時必須アイテムが全部楽々入ります。とっても丈夫です。

コインランドリーを使う際、洗濯物in洗濯ネットを入れて移動するにも便利でした。

ポーチは化粧水や椿油(椿油だけでスキンケアもヘアケアもOK)、カミソリ、ネイルオイルや香油などのケア用品関連を入れてました。

椿油以外のヘアケア用品を持ち込まなかったので、香油は必須アイテムです。シャワーできない時期の頭皮臭のストレスも軽減してくれます。

ダイソーのネイルオイルに一滴垂らしておくと爪もふわっと香って良いですよ。f:id:tomozou_69:20230815110002j:image

ドリンクホルダーはあまり使わなかったかな。

 

さて、ちょっと変わり種だと、KENJUキッチンで通販したラーメンのパッキングに使用されているビニール袋。簡易ゴミ袋に使えるので普段から溜め込んでるのですが、これめちゃくちゃ便利でした。

予備マスクの収納、ティーパックやスティックコーヒーをまとめたり、A5サイズの雑誌を折れ防止に包んだり、下着入れやS字フックや洗濯洗剤やシャンプー(試供品)の収納等、ちょっとした小物を一時的にまとめたい時に、布製の袋で小分けにするより全然嵩張りません。

使い終わった袋はピンチ付きのS字フックでベッドサイドにぶら下げてゴミ袋に転用できます。

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とまあ、そんな感じで身の回りのものをなるべく推し関連用品で囲んで、ちょっとした幸せに包まれながら入院ライフを満喫したわけであります。

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さてここからは推し関連は全く関わらない一般的なアイテムです。

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絶対必要だなと思ったのはA4サイズのファイル

書類がどんどこ来るので普通のクリアホルダーでははちきれてしまいます。

ちょっと奮発して(700円くらいだったかな)ポケットが頑丈で6Pあり、A3サイズの用紙も見開きのまま収納可能なものにしたら大正解でした。

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ニトリの置き時計はHCUでの救世主。

ただひたすらゆっくりゆっくり流れる時間との戦いの中で、眼鏡も外され、スマホは持ち込み禁止で、点滴しているので腕時計もはめられない、夜間は電気を消されてしまって壁の時計が全く見えません。

そこでこのピルエの置き時計。90度ずつ傾けると機能が切り替わり、しばらくの間光ってくれる。もう光ってくれるだけでありがたい。機能には時計、タイマー、ストップウォッチ、気温表示があります。これで400円しないんですよ奥様。

そしてマジックハンド、少し動くだけでも傷が痛んで動きたくない時に、ベッドに座ったまま冷蔵庫を開けられる。床に落としてしまった小物を拾える。ちょっと身を捻って手を伸ばさないと届かない読書灯のスイッチにあっさり届く。等々、あるとないとではQOL値が全然違うと思いました。Amazonで3000円くらいでしたが、お値段以上のサポートをしてくれました。

杖ホルダーは全く使わなかったです。マジックハンド置き場として用意したのですが、細すぎて固定できないのと、マジックハンド単体で柵に引っ掛けられたので。

 

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S字フック、たまたまドンキで1個10円の投げ売りに遭遇してラッキーでした。ピンチつきS字フックと両方あった方が良いです。ピンチつきの方は濡れたタオル干しにもお役立ち。

ダイソー吸い飲みシリコンキャップは全く使わなかったのですが、むしろ付属のストローの方がHCUで必須でした。歯磨きの時、コップからストローで水を吸ってうがいして、手元の容器にペッします。


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コップリラックマハンカチ歯ブラシポーチはモルカーと、ゆるキャラの姿にかなり癒されました。

マスキングテープダイソーの白くて切れ目が入っているやつです。これにマジックで名前を書きまくって私物にひたすら貼りまくっていきます。ちょっとした固定にも便利。シャワー浴びに行っていますと看護師さんに伝言メモを机に貼って残しておきたい時とか。でも固定用途ではGazioのマステの方がちょっとテンション上がります。

泡の出るボディソープしか許しませんと病院側から指定があったので、荷物軽減のため洗顔ソープで全身を洗っていました。でも洗浄力は特に問題なしです。

上述しましたが、体を拭くタオルはダイソー不織布タオルが荷物にならなくて最高です。洗顔時用に小さいタイプも持っていきましたが、備え付けのペーパータオルで事足りたので、これはなくても良かったかな。

シャンプーシートもほぼ必要なかったです。洗髪できない期間は赤ちゃんのおしりふきで頭皮をガシガシ拭いて、髪に香油をちょびっと(周りの迷惑にならないよう、自分だけがわかる程度に)つけると充分簡易的にスッキリできます。

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シャンプー&トリートメントは、美容室や通販のおまけなどでもらった試供品を持参。

購入費用は一切かかってないのに入院中にラ・カスタの香りに包まれる謎の贅沢感。

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前述のように、PCなど事務用品入れにダイヤルロック付きリュックを新調しました。遠征にも使えそうだなと。

病院側より、「ダメではないけど盗難リスクの観点からPC持ち込みはお勧めしません、自己責任で自衛をお願いします」と念を押されたので、チャリ用のワイヤーロックも合わせ技で使用。

私のPCはセキュリティスロットが挿せない構造だったので、リュック自体をベッドの柵に固定するダブルロック構造にしていました。困った時の力技です。

 

写真を撮り忘れましたが、手術直後〜翌日午前中ままで収容されいたHCUにはスマホが持ち込めなかったので、TOEICの単語帳(金フレ)を持ち込んでいました。

主治医からは「麻酔でぼんやりして寝てるだけだし読書する気分にはなれないと思うよ?」と言われており、確かにぼんやりどころか硬膜外麻酔が全然効かず、いや本当は効いてるんですがそれでもなお痛み止めの点滴や注射をブスッとやってもらわないと耐えられないくらい痛くて読書を楽しめる気分では全然ありませんでした。「うおおお今なら切腹した武士の気持ちがめちゃくちゃ分かるぅぅー!」というレベルの痛みから逃げるには眠る一択しかなく。

読む睡眠導入剤としてめちゃくちゃ助かりました。

 

 

 

約1週間の入院でお役立ちアイテム第一位は、やっぱりなんといっても【あかちゃんのおしりふき】でした。

これがあるとないとでは人間としての尊厳度が全然違います。

 

 

入院前に読み漁った同じ状況の方々の闘病記ブログで、心構えや入院時の便利グッズ情報をたくさん学びました。

コロナ対策中で諸制限がある時代でもありましたが、ノー差し入れ・ノー面会でも入院ライフを不自由なく快適に過ごすことができました。

知恵と知見をネットの海に記してくださった先人と、QOL値向上に寄与してくださった推し及び関係者様各位には、家族の負担を減らしてくれた分も含めて感謝の念しかありません。

本当にありがとうございました。

 

私の場合は趣味に走りきった少々特殊な様相ですが、たまたま検索単語がヒットしたご縁でここを開くことになった、これから入院予定で不安を抱えている誰かの一助になれば良いな。と思います。

入院時は、推しの存在が何よりの薬です。

可能な限り快適で幸せな空間を作り上げましょう。

 

皆様、平素より何卒お身体ご自愛くださいませ。

 

 

 

そういえば夜間、暗い無人の外来病棟を徘徊するのがすっごく楽しかったです。

リアルBackroom気分でした。

真っ暗な廊下に常夜灯がとっても良い雰囲気。

これは入院ならではの醍醐味ですねぇ。

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nakaitoshifumi live at eggman 2022.12.8

 

 

忘年会の余興感覚でオールスター大感謝祭の伝説を作るでないよ(突然の総括)

 

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中井さんの本年20本目のライブにして、RICH BUDDIES TOUR JAPAN全国ツアーの追加公演?ツアーファイナルの位置付け?になるのかな?……な、スペシャルなライブでした。

もはやスペシャルという言葉さえ生ぬるいレベルでした。

 

 

GUEST:鷹を肩に乗せた男ほか

 

いやはや、ライブ告知内容に刻まれていたこの文字列が第三次馬骨チケット大戦の火種でしたね。色々と罪な男ですね本当に。

現在の規模的に、できれば2~3千人前後収容できる箱でやって欲しい……でも駆け出しの頃にお世話になった思い入れのある、原点たる会場に、時を経て様々な軌跡を辿り、今を支えてくれる大好きな人たちと一緒に凱旋したい……わかる……尊い……尊すぎる……別の会場だとそもそもの意義が違ってきてしまう……全員が満足できる道がない……そうです悪いのは激戦になってしまうくらい増えに増えたファンの方なんですごめんなさい……もう全てを解決するには客が豆粒サイズに縮むしかない(悶々)

沢山の人が口惜しさに血の涙を流した分だけ、きっと公式側にも表に出せない苦しさというものがあったはずと思います。

 

チケット競争率の分母がとても気になれど、想像するだに恐ろしいです…一体倍率はどれくらいだったんでしょうね……:(´ºωº`):

公式の着席時キャパ180人の表記を想定して来てみれば、入場時の整番で呼ばれたのは90番までという世にも恐ろしい話も耳にしました。私は65番だったのですが、たしかに待機列も結構後の方だったんですよね。

しかし意外にも会場内はかなりみっちみちでした。これ以上椅子を並べたら、客の幅を50%に変倍かける客を二層に重ねるでもしないと出入りやドリンク、トイレの導線確保が厳しい状態。

なので主催判断で客数を調整したのではなく、そもそも物理的な会場キャパとして90人がMAXだったんでしょうね。

公称表記180人の時はどうやって入れたんだろう…?やっぱり客を縦に縮めて……?

 

 

会場を目指す際、メイン通りから一本奥の路地に迷い込みつつ向かうと裏口の方に出てしまい、そこには黒いマウンテンハットを被った小西さん激似のイケシブ紳士がスマホを操作しながら佇んでおりました。

おお……中井さんを見にいらしたのかなぁ、それともそっくりさんかなぁ、とドキドキしながら黙ってそっと横を通り過ぎました。

 

受付のチケットもぎり場の横には、中井さんのステッカーと1号さんのピンクのピックが「ご自由にお取りください」と、ちょんとテーブルに積んでありました。

売りなさいよ。

 

3列目上手側、端から2番目の席に着座。

下りている幕には声出し禁止等の注意事項が投射されています。

会場の中央柱には集音マイクを頂点に掲げた定点撮影カメラが設置されていました。

客席最後列には平沢さんのライブの映像撮影において安心と信頼の永田氏の姿が。

 

客入れBGMが何かのアジアンな部族の謎儀式の読経のような感じで

 

ディィィィンホォォォォォミィィヤッ
ディィィィンホォォォォォミィィヤッ
ディィィィンホォォォォォミィィヤッ
ディィィィンホォォォォォミィィヤッ

 

と低音で延々繰り返していて、これから何らかの生贄にされるような心持ちになりました。色々な意味で。

 

19:58、「今日はヤボ用で遠隔地に来ているため、無し。徹頭徹尾無し。」という平沢進さんのツイートが投下され、ここまできてまだ可能性に賭けていた、全く未知の人物が鷹を肩に乗せて出てくる面白シチュエーションの一縷の望みを絶たれ、一気に緊張の脂汗がダバァしました。

今日はお天気がとても良かったので、あの雨神様は来てないんじゃないか……と……信じていた……んですけどね……

 

 

幕が上がると、中井さんのライブではお馴染み、もこもこ風防有りのスタンドマイクが概ね中央に。すぐ隣には中井さん印のノートパソコン。

中央前方ではInsta360カメラとおぼしき機材が。

下手側には何やら黒布をかぶせられた細長いオブジェ。ははぁ、この中に鷹を肩に乗せた男がスタンバイしてるってことですね?(違います)

背後には黒布を被った箱のようなものがあり。中央奥にはドラムセットがででんと鎮座しています。

せっかくならレルレさんもゲストに出てくれないかなぁ。

 

上手側にはセカンドマイクのスタンドが置いてあるので、席がとてもギエーな位置なんですよ。

マイクは私の左隣の人の直線上に位置しており、よっしゃギリギリ人1人分直撃は免れた。流れ弾程度の致命傷で済みそうだ。

 

※以下、ここまでの青字部分がライブでフラグ回収された時の私の心情をお察しください。

 

 

【セットリスト】(敬称略)

①rayoff

②offset 

③seas

④medium 

⑤pragmamme with 謎のフェイスシールドマン

⑥area with 謎のフェイスシールドマン

⑦sync with 折茂昌美

⑧新曲?(初めて聴いた曲)

⑨sakasama with ユージ・レルレ・カワグチ&小西健司

⑩oval with ユージ・レルレ・カワグチ

⑪Transpose In with 平沢進&ユージ・レルレ・カワグチ

⑫Ranjiku with 平沢進&ユージ・レルレ・カワグチ

⑬Inside with 平沢進&ユージ・レルレ・カワグチ

⑭count with ユージ・レルレ・カワグチ

⑮doors with ユージ・レルレ・カワグチ

Encore. Orand with 秋葉隆

 

以下記憶違いが頻発していると思います……!

ライブの配信が投下されたら答え合わせして適宜修正しますね。

※12/21~12/25の期間限定配信で、定点カメラによるライブ映像が中井さんのYouTubeチャンネルで公開されました。

8曲目のタイトルは「Unit 09」、謎のフェイスシールドマンの正体は会人SSHOさんと判明。

ovalのエフェクトがとても格好良かったです……!

 

アコギと見せかけてMIDIギターを弾く中井さんが登場。ギャンギャン弾いてくださいます。

offsetとseasが新しいライブアレンジ形態だったので、私は2曲目でもう嗚咽していました。

 

顔部分がテカテカと反射する黒尽くめの謎会人…もとい謎のフェイスシールドマン……一体誰号さんなんだ……

下手側の置物の黒いベールを剥ぐとそこにはどうも見慣れたサイレントチェロが。

手慣れた手つきで弾く謎会人(会人ではない)

青と赤の妖しい照明効果と相まって、pragmammeがやたらダークサイド感を醸していました。

続いてのチェロを伴ったarea、こちらもかなりアレンジが強く、ギターを置いてハンドマイクで熱唱する中井さんが「えーーーーーりあーーーーー」と歌うまで不覚にも何の曲かピンときていませんでした。

 

謎マンが上手側袖に退場され、入れ替わりにプラチナホワイトブランドが麗しい折茂さんが登場。もう纏う空気からして凛として美しい。

上手側のマイクの前に立ち、なんとsyncをのっけから歌い出します。歌!シトリン様の!!お歌!!

中井さんはサビと、最後のバックのラララララー担当。実に実に贅沢な疾走感でした。

この後のどこかのタイミングでスタッフさんがマイクの角度を調整されていた情景に、妙にしみじみと、じわじわと見入ってしまいました。

 

折茂さんが袖に捌けると、スタッフの方々が舞台上でちょこちょこ動かれていました。

今上手側の足元のエフェクターの様子を見てサイレントチェロを抱き抱えていった方、松村様に似ているなぁエッグマンのスタッフさんなのかなぁと思っていたら、

 

中井さん(口元に手を添えて)「(今のは)マツ…ゲフンさん。言ったら怒られちゃうんだけど…(コソッ)」

 

ガチの松村様ァァァァアアアアアアアアアアアァァ( °∀°)ァァアアア!?!???!??!?

 

待て待て待って、心の準備が、想定外の松村様を直視する心の準備がぁ……

個人的な動揺をよそに始まるのは新曲?かな?「その影〜いつかの〜」な歌い出しだったと思う。初めて聴くアッパーで楽しげな曲でした。

レルレさんがRICH BUDDIES JAPAN TOURの白Tシャツを纏って登場。この曲から本編最後までずっとリッチフォーエバーにドラムを叩いてくださいました。

 

sakasamaにテンションを上げていると、曲途中から舞台に登場したのは……小西さん!?

先程お見かけしたのはやはりご本人だったんですね!?!?

後方の箱のようなものにかかっていた黒布を取ると、そこには元気にシールドがびよんびよんと複雑怪奇に錯綜するモジュラーシンセの姿が!!

そのまま3人でセッションタイムに突入。小西さんが音頭をとるsakasamaのイントロのフレーズのサンプリングが耳心地良く。レルレさんの叩く抑えめの16ビート。中井さんは鼻笛で呼応。照明は赤暗く、異様にダークサイドな雰囲気に。ライブ前の謎部族詠唱儀式の続きでも始まったのかな?というくらい一種異様にして神秘的な空間になっていました。

再び通常のsakasamaの曲中にバックし、優しげな笑顔で手を振りながら小西さんは袖に消えて行きました。

よく考えたら私、生小西さんを拝見したの初めてかもしれない……!

 

中井さん「それじゃ、後半です」

 

レルレさんの力強いドラムを従えて爽やかなoval。

この辺りで私は中井さんの靴下を青!スカイブルー!pragmamme色!と認識したとメモにはあります(何書いてるんだ)

 

後半一発目が終わると松村様が再び登場(ギャアアアアアアア)し……て……

「大将やってる?(暖簾くぐり)」くらいのラフなスマートさで、襟をピンと立てた黒いスタンドカラーコート姿、ポケットの斜めのチャック部分がシルバーに輝き、ズボンの裾の足首まわりが珍しくストレートでもスキニーでもなく古のマンバのルーズソックスみたいにだぼだぼっとゆるゆるされた、短めのストラップにゴールドトップのレスポール(人前で弾くのはマンドレイク以来と後日お聞きしまして時差で腰抜かしました)を下げ、白い髪の、メガネの、鷹を肩に乗せ……てない男こと平沢進が袖のカーテンをめくって登場!ほ、ほほほほほんとに出てきた(愕然)

待って!前髪のカット感がいつもとちょっと違う!ちょっと長めで!毛先がちょっとばつっとぱっつん気味な感じ!ライブ後にフォロワーさんと「あれはもう姫カットでは???」と記憶が誇張されていたほどに!

ちなみに襟足の絶対領域からは黒い何がしかがチラ見えしておりました。ゲストの時はヘッドセットマイクは装着されてないので、あれはガチの襟足ウフフゾーンです。

 

Transpose In、Ranjiku、Insideと、ご自身がアルバムにゲスト参加された3曲を、アルバムでは弾いてない部分のバッキングまで楽しげ(無表情)にいっぱい弾いてくださいました。

本格的なデストロイではないですが、2カ所くらいシャキッと軽く膝を曲げて上体をカッコ良く下げるモーションがありました。

身のこなしが全くもって少年なんですよ……シャキッとキビキビされている……指もめっちゃびゅいんびゅいん動く……。

 

Ranjikuだったかな?中井さんとギターバトル……まではいかない感じで仲良くギター弾きっこしてる場面があった気がします。Ranjikuではかなり音圧が強く音がカオスになっていて、平沢さんはリズムを取るのに少し苦労されているようにも見えました。

タイミングを確認するため?中井さんをじーっと見たり、レルレさんをじーっと見たり、一番年上なのに何故か兄たちを頼る弟っぽさ全開の空気感を醸しつつ、客も今か今かと待ち構えて、ついに、やってきた、この瞬間、

 

「はい」

 

喉から!!!!CD音源でした!!!!!!!!ヤボ用達成!!!!!!!!!!(何)

 

Insideのギターソロはほぼほぼ原曲に忠実だった気がします。最高でした。

左目で中井さん、右目で平沢さん、交差法でレルレさんを見なければならないので目が忙しい忙しい。

平沢さんは基本的に手元か中井さんのことをじーっと見ておられるので、安心して舞台を眺めていたのですが、Insideの時思いっきり客席をガン見……見渡しておられました。

前述したように私の左隣の方がセカンドマイクの直線上の位置なのですが、平沢さんはマイクより一歩上手側の位置で客席チェックをされていたので、ド正面から初手ガン見をくらいました。

キャッ目が合っちゃった♡というより、ギャアアアアア目からマントラビームくらった(霧散)という感じでした。

 

平沢さんが退場され、袖に引っ込むときに踵がほんの少しぴょん気味に上に跳ねたのを私は見ました。

私は見ました。あのヒール。

 

中井さん「平沢進さんでしたー」

 

ちなみにこの時もこの後のMCでも、何故名前を「鷹を肩に乗せた男」にしたのか、何故鷹が肩に乗っていないのか、等の説明は一切ありませんでした(翌日に平沢さんご本人がTwitterでネタにしておられましたね)

 

「残りは2曲」と中井さん。

ここでcountです。ちょっと!どうせだったらcountのギターパート弾いていってくださいよ平沢さん!いいレスポール携えてるんだから!

countの中で、マイクに手が当たって、ブームの部分がぽーんと横滑りしていったのに慌ててメンゴメンゴされる中井さんが愛らしかったです。前半のどこかの曲でもシールドだか何かがぶっこ抜けて、合掌してメンゴメンゴされていて愛らしかったです(愛らしかったです)

 

最後を締めくくるのはしっとりとdoorsでした。

レルレさんと共に退場。

比較的早めにアンコールの拍手に応えて出てきてくださって、客の手が痛くならないようにしてくれた中井さんお優しい。

 

30年前にやってたmonogrammeというバンドで、このeggmanと横浜のライブハウス(名前失念)……誰も知らないと思うw……でライブをしまして、この近辺はよく散歩とかもしてたので、思い入れのある場所です。

ツアー19ヶ所を経て20個目、豪華ゲストの皆様に出てみませんか?と打診してみたら、「いいよ」「いいわよ」と快く引き受けてくださって、私、もう何も思い残すことはないです。と中井さん。

 

すごいライブになってしまいました!

すごいライブになってしまいました!

すごいライブになってしまいました!

 

と大事なことなので3回叫ぶ中井さん。

 

(ゲストの方々を)呼びましょうか?(客の拍手)いや呼びませんよ、みたいな可愛らしい応答があった記憶があります。

ゲストの皆様たちへ感謝を述べ、続いて客席奥を指す中井さん。そこにはナカムラルビイさんが!あなうつくし!!

えっ私位置的に平沢さんとルビイさんの中間点に座っていたわけですが、オセロ効果で美肌ゲットですかねこれ(錯乱)

 

色々微笑ましいお話と共に、「もう二度とツアーはやりませんw」と中井さんは笑っておられました。

ライブ中からずっと本当に楽しそうで、関係者の皆様たちも中井さんの方が本当に大好きなんだなぁという思いがこれでもかと表情から伝わってきた時間でした。

 

アンコールにはmonogrammeで一緒にご活躍されたドラマー・秋葉隆さんがにこにこと登場。

これは古くからのファンの方には垂涎が枯れてミイラになりかねないレベルの大変な事態だったのではないでしょうか……!

楽しそうな、本当に感慨深げな、本当に楽しそうな、万感の思いが奏でられていることが俄な私にもこれでもかと伝わってくるOrand。

これがmonogramme。向かい合って音を絡ませるおふたりがとても素敵でした。

私、Twitterではライブについて簡易感想で「ゲストの暴力」と簡潔に述べたのですが、そんな暴風雨の雨上がりのような優しいクライマックスでした。

そんなお二人の姿を永田さんがたくさんカメラで撮っていらっしゃったので、いつかどこかに公開されないかなぁと願っております。

 

あまりにもとてつもない時間を浴びてしまい、これは走馬灯かな……とライブ中ずっと割と本気で考えていました。

私、生きてる……何故。

 

 

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵

 

やはりライブの後のハイネケンは格別であります。

ふと見るとルビイさんがお一人のタイミングに……!ということでフォロワーさんと意を決して突撃してみました。


「あの、以前ツイキャス配信の時に化粧水は何使ってますかと質問して答えていただいた者です…!(謎自己紹介)」

「あー……ああ!あのピンクのクマのアイコンの……」

「ヘアッ(あれ戦法STSの後くらいだから3年近く前では……!?よく覚えておられ……えっ!?)」

「よく見かけますんで」

「オアッ(死)」

「今はもうアレは使ってなくて、M印敏感肌用高保湿タイプを使ってます☺️」

「M印敏感肌用高保湿タイプ!M印敏感肌用高保湿タイプ!(謎の復唱)」


ということで図々しくもサインをお願いしたら「えっ、ええー!///」と戸惑われつつ、快く名前&日付(1日未来に進まれているのもまた素敵)&「中井さんのライブって書いときますね♡」と。

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神ファンサの化身かな?(喜びの吐血)

書いてもらってる間、ブツを中空に押さえていたのですが(机使いなよ)、腕が……腕が当たっ……畏れ多くて失神するかと……。

突然不躾に突撃したのに神対応を本当にありがとうございました……(号泣)

レトルノセの時のイケメンっぷりがすごい格好良くて、そのままなんとなくアネゴなイメージが刻まれていたのですが、実際のルビイさんは話し方や表情がとても淑女で天使で柔らかでふわっとされて、チャーミングですっごく優しかったです。

え……本当に人類……?妖精の一種じゃないんですか……?ルビイさんの仏像欲しい(錯乱)

持参マッキーでサイン書いてもらったのでルビイさんの指紋はゲットしました。やったぜ。

 

本当はルビイさんも先刻までの舞台に立つべき立場のお方だと思いますが、色々と配慮された上でここにいらっしゃったのだと歯痒く思います。

優しい笑顔の裏でたくさんのことに耐えておられると思います。演者の表現の選択肢を奪うようなことはあってはならない。ルビイさんの敵は私の敵です。

 


お話を終えて、振り返ると舞台では黙々とてきぱきと片付け作業をされてる松村様が!

前門のルビイさん!後門の松村様!追い詰められて柱に縋りついて崩れる私!だいたい慣れてて笑ってるフォロワーさん!いつもすみません!!

 

 

その後フォロワーさんたちと深夜まで新宿で楽しく飲み、夜行バスからそのまま出勤。実質新宿から出勤するような感覚を楽しみました(血涙)

超弾丸スケジュールでしたが、本当にこの身に余るほどのありがたい体験をさせていただいてしまいました。

最近は職場・家・人間関係から色々と同時総攻撃されていた状態で胃がキリキリと痛み白髪が一気に勢力を拡大し……ウアアア……。このライブの当落発表日にも、ちょいとかなり人生規模での大きな存在の喪失を生贄にチケットを召喚!な状態で。

振り幅のデカさにより一時的にシャンクスが来た直後のウタ状態になっていました。

でも先月の渋谷CYCLON前に訪れたお稲荷様への神頼みが、ある部分で少し好転しつつあるかもなので、この機会にお礼参りが叶いました。ありがたい。

たくさんの人の親切に恵まれていながら沈んでなんていたら怒られてしまいます。

よし、頑張ろう。

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もうひとつ神様中井様に願わくば……

 

次はもっと大きな会場でオールスター新年会をやってください。

 

 

 

中井さん、この度は本当にありがとうございました。

新譜も楽しみに待ち侘びております。

製作頑張ってください。

レコ発ライブも今からとても期待しております。

何よりも日本列島を縦断する長い旅路、本当にお疲れさまでした!

 

 

おまけ(時刻訂正前、告知看板の昼の姿)

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#STDRUMS & nakaitoshifumi RICH BUDDIES JAPAN TOUR 2022 at.渋谷CYCLONE 2022.11.22

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ユージ・レルレ・カワグチ氏と中井敏文氏が、北は北海道、南は沖縄、九州四国関西東京東北を股にかけ、本州の真ん中へんをすっ飛ばして敢行されている全国縦断ツアーの18公演目、渋谷CYCLONE 25周年アニバーサリー企画の一角を担う、熱気半端ないライブにお邪魔してきました。

次回がツアーファイナルなので、いわば準ファイナル公演ですね……!

 

GOK SOUNDスタジオツアーに参加したのがフジロック直後の2021年8月29日だったので生レルレさんは約1年ぶり、前回の中井独演業務に参加したのが2021年11月20日なので生中井さんもこれまた1年ぶりでございます。(ZCON…?何のことです…?)

 

唯一の東京開催地なのでそりゃあSOLD OUTも必至でしょう…ということでみっちみちの人口密度のライブハウス、何年ぶりのどれだけぶりでしょう……懐かしい空気感に目頭がじんわり熱くなりました。

 

入場の一時間前に先駆けて行われた先行物販で無事白Tシャツとお箸とステッカーとレルレさんの新譜をゲット。

白Tシャツ、太巻きみたいな状態でお出しされてめちゃくちゃ笑顔になりました。

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コインロッカーはLIMBOナンバーをゲット。

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整理番号は末広がりな番号だったのですが、

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ちょうどスピーカー真横の下手側端に一人分入れるスペースを探知。耳と情緒の死を覚悟して最前列に滑り込んでしまいました。うへへ。

下りていた幕端とステージ端の隙間からステージ上が見えてしまう位置で……開演前にレルレさんがササッとステージに現れたのが不意打ちで見えてギャッとなってしまい、以降開演まで秘密の絶対領域から目を逸らしていました。心臓に悪い位置でした。

 

最初はレルレさんのターン。ステージ中央にドドンと構えられたドラムセット。

横文字曲名を覚えられない病のため曲名と曲が一致しない己を罰したい。

あっEAR INFECTIONだけはその場でわかりましたぞ。あの印象的なセクシーなサックスのフレーズ大好きです。

後から記憶と照合する限りLINKEDAFTERMATH1はやってくださってた。

発売されたばかりのアルバムからの曲が多かったと思うのですが、どうせなら物理円盤を買ってから堪能しようなどと考えており、デジタルの方で予習していなかったのは戦略ミスでした。

でも予習してたところで音圧と照明効果で別の曲に聴こえてたと思う。

スモークの中で音の山津波をぶつけてくるレルレさんは幻想的でした。

ちょっともったいないけれど、目を閉じて耳と体に響く振動に身を任せてヘドバンしていると恍惚的な酩酊感に全身が包まれました。

技巧的なことは「両手両足全部バラバラに動いててすごい!」くらいしかわかりませんが、そんな人体の末端4本ぽっちで分厚い衝撃波を放ってくるからすごい!

一番でっかいシンバルを高速連打(言い方)されていたとき、何か巨大な存在に飲み込まれるような感覚に陥りました。

索敵中のサーチライトの如くぐるぐると動き回る照明芸術も、曲展開に完全マッチしていて凄まじい世界観を彩っていました。

ジャズっぽいテイストの曲調だとよりトランスしますね。ウイスキーのグラスをゆらゆらと掲げて体を揺らしたい気分になります。

 

色香漂う激しい深淵の圧巻から一転、MCは怒涛の告知タイムでしたが、要約すると「物販買え。マストバイ」の圧で笑いました。

ミュージシャンもサラリーマンと同じ職業のひとつ。特別じゃないのが当たり前。ロンドンではそう。もっと気軽にライブハウスに来て欲しい。ドリンク代がライブハウスの収益です。途中でも遠慮なく抜けてお客さん同士仲良く譲り合ってどんどん飲みに行ってね!

中井さんのmonogramedは売り切れてて、えーと……(読めないアルバム名)青いやつはあと8枚だそうなんで。

お箸は北海道と沖縄ではあまり売れなかった。箸使わないのかな。

九州から売れ始めた。やっぱり本州は箸使いますよね。あ、四国でも売れなかったかな。

RICH FOREVER TRADITION 2022 渋谷RUBY ROOMのチケットを世界最速……って当たり前なんですけど世界最速販売してます。

仙台のチケットも売ってます。買え。

物販買わないと帰れないんで。入り口で誓約書にサインしましたよね?(笑)

ありがとうございました。人身バイバーイ!

 

等々……ごく一部の抜粋かつ多少の記憶違いもあるかもですが、この買え買え圧が潔すぎて逆に何もいやらしくないMCスキルが半端ないなぁ。

パワフルドラミングに躍動する上腕二頭筋とグレーのTシャツのコントラストが格好良くて、結局終演後にもう一度物販に並んでグレーTシャツと、お箸(保存用)を買ってしまいました。

終演後はレルレさんが元気溌溂と売り子されていました。

体力ゲージどうなっているんだろう……。

遭遇したフォロワーさんの勢いを借りて、CDにサインもいただいてしまいました。ありがとうございました!

買って良かった物理CD。f:id:tomozou_69:20221123194058j:image

 

さてちょっと飛んでしまった時系列をライブ中に戻しまして、レルレさん退場後にいったん幕が下り、転換も素早く中井さんのターン。

1.Oval(with レルレさん)

2.Ranjiku(with レルレさん)

3.Tri-Phase Ⅱ

4.???(たぶん初聴きの曲。たぶん6/8拍子)

5.medium

6.Nana-Iro Hai-Iro

7.seas

8.シャボン(with PEVO1号さん&レルレさん)

9.パイルクーロス(with PEVO1号さん&レルレさん)

10.コンペリタンチップル(with PEVO1号さん&レルレさん)

11.sakasama(with レルレさん)

12.graphite(with レルレさん)

13.count(with レルレさん)

14.???(with レルレさん)(知っている曲のはずなのに失念。不覚)

15.doors(with レルレさん)

 

~楽しいMC(もはやトークショー)~

 

Encore. Offset(with レルレさん)

幕が上がると、上手側にピアニカを手にした中井さん、下手側にレルレさんの配置。

レルレさんがド正面にきたので音圧攻撃がもの凄かったです。中井さんのバックということでソロパートの時よりは若干控えめ気味だったんですが、そうでなければ吹っ飛んでました。

中井さんはいつもの帽子、ハイネックパーカー、ワインレッドの靴下、黒いシューズのいでたちでした。

シンセを挟んで2本のマイクが立っており、上手側がダブルヴォーカルエフェクト仕様、下手側がプレーンボーカル仕様になっていたと思います。

Ovalが始まった瞬間、客席が歓喜の飛び跳ねで波打ち、ルクトゥンオアダイの再来のようでした。

Ranjikuでは本来ワンショットボイスが入る部分で中井さんがマイクから離れ、真ん中寄りに移動してちょっと上体をかがめ、右手を口元に添えて「はい」と生声で囁いておられました。あれ卑怯です。卑怯です。

Tri-Phase Ⅱでは、音源よりもねっとりと湿度高く歌い上げながら、何故かピアニカのみょいんと伸びた吸い口のホースにマイクのコードをぐるぐると巻き付けていました。なぜだかどしてかなんとなく卑猥でした。

ここで知らない曲が来て、6/8拍子のリズムカッコイイデスネ!?

つづいてMediumキターーー!!と昇天。最後の熱唱部分エモいです。

Nana-Iro Hai-Iroで前回の独演では出来なかった手拍子リベンジを果たせました。目に入った範囲で少なくとも客席前方はみんな手拍子してて、とても楽しかったし中井さんもニコニコしていたように見えました。

seasは曲名を現場で失念してしまっていたのですが、「窓に」の歌い出しと中盤の「ラーララ」を脳に刻み込んだので後で特定できました。ありがとう中井さん公式YouTubeチャンネル。

 

で、いったん引っ込んでいたレルレさんが再登場され……続いて待望のゲスト、PEVO1号さんがTalboギターを引っ提げ颯爽と登場。登場即サイン波をまんべんなく放ってくださいました。

PEVO帽にPEVOシャツにPEVO短パンの、懐かしい1号さんの姿がそこにありました(現地でマジで泣いてました)

レルレさんのドラムでパワーアップしたドーピングPEVOです。男性的ストロングPEVOです。

何の前置きも注釈もなく(MCの時すら特に何も触れず)PEVO4号さんのパートを完璧なパフォーマンスとともに完璧に歌いこなす中井さんが凄すぎて、「いいの???え???いいの????????」と丸見えの口元に驚愕していました。

大盛り上がりのトラッツトラッツシェルバン、もうほんとすいません、感無量です。

客にサイン波を浴びせたりトラッツトラッツシェルバンを主導したりギターソロを繰り出すときはグイグイ前に乗り出してくれるのに、ジェネリック4号さんが歌い出すとスッと後ろに下がる我らがスポットマイスタッフェンが相変わらずの紳士で素敵でした。

あれはまごうことなきカーヴォでした。たぶんレルレさんはもう宇宙人に拉致され済みだったんだと思います。次のカーヴォではきっと黒い帽子被ってグラサンかけて黒いポロシャツ着て当たり前のように舞台にいるんだと思います。ダメージジーンズから膝小僧が丸見えだったので、短パンもたぶん大丈夫だと思います(暴走する欲望)

 

1号さんが去り、特に解説もなく中井さんのソロタイムにするっと戻ります。

PEVO曲に引き続きレルレさんは最後まで叩いてくれました。

 

セットリストをちょこちょこっと手の甲にメモしていたのですが、さかさま、と書き殴って顔を上げた瞬間、「ボクニクレヨヲオオオオオーーーーおおおおう」のとこで中井さんが下手側のこちらをガン見されていてがっつり目が合いまして……眼鏡の向こう側のぱっちりした曇りなき瞳がめっちゃがっつりこちらに向けられてまして……「よそ見してしまってすいませんでしたァ!!!」と背筋がシュビッと伸びて死にました。

graphiteは前回の独演でも演奏されていましたが、また聴けると思わなくて死にました。

countもまさかドラムを従えて疾走感マシマシで聴けると思わなくて死にました。

で、この次の曲……!絶対既知の曲、つまり直近アルバム2作か公式チャンネルに上がっている曲だったはずなんですが、三連続で魂が刈り取られた直後だったので記憶がないんです……既知の曲だったからこそ気を張っていなくて、あとで手の甲のメモ、もとい怪文書を見返したら自分で解読できなくて絶望しました。

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うーん……dustlineかfar的なミドルテンポな曲だったような気もしないでもないんですが自信がない……。覚えている有識者のお方、おりましたら連絡ください……。気になってしょうがない。

続いてしっとりとdoors。気持ち良い余韻を残し、本編終了。

いったん幕が下り、拍手喝采の中再び幕が上がっておふたり登場。

 

中井さん「いいですねなんか、この幕」

 

レルレさんと中井さんの掛け合い漫才のようなMCが面白かったです。

「ツアー秘話とか5時間トークするぞ。嘘です」とか仰ってましたが、マジでトークして欲しかったです。

酒飲み過ぎて(だったっけ?)喉潰してましたよね、のレルレさんのフリから出た中井さんのお話で、徳島のデビッド・カッパーフィールドと呼んでいるKさん(MCでは実名出てました)がとても愉快で、仕事用とプラべ用で携帯電話2台持ちだったが一緒に飲んでるうちに仕事用をなくしてしまい、仕事の連絡があってもわからない……どうしよう……探すかぁ……飲むかぁ……と朝の3時頃まで飲んで、そしたらその間になんともう1台もなくしてしまった。その後4時ごろまで飲んで、帰り際にありがとうございました!とKさんが頭を下げたらコロコロっと携帯が転がり出てきた。商店街の福引のガラガラのように。それを見たKさんが「あっ」っと言って。その「あっ」がむちゃくちゃツボに入って笑い転げ過ぎたときが一番喉潰しました

 

レルレさん「すげぇ笑ってましたよね」

 

のお話が好きすぎました。

 

仲間……友達と一緒にツアーすることができて良かった」という言葉が出た時、仰いで尊死していました。

「よわい57……(齢じゃなくて)弱(じゃく)の方の弱い57パワーワードでした。

来月の追加ライブの宣伝をレルレさんに促されると、「ああ……まぁまぁいいじゃないですかそういうのは」とさらっと流しやがりまして、いや良くないよ!?と皆心中総ツッコミだったんじゃないかと思います。もっと商売っ気出してください。レルレさんの爪の垢を煎じて飲んでください。

 

「今年はライブ20本こなすわけですよ。20本て月刊より多いですよ。(客に向けて)どれだけ大変かやってみれば良いんですよ。なかなかないですよこんな仕事」

「ああ……まぁそうですね(20本どころじゃないライブの本数をこなす人の顔)じゃあ来年またやりましょう!」

「弱い57なのに!」

 

みたいなショートコントが良かったです(ショートコントではない)

こっちは一応声出し禁止なので拷問です。いやライブ中はたまらずワンピースのゲダツ様のように「んーんん!!!」って閉じた口の中で叫んでしまいましたけど……サイン波浴びせられてるのに無言を貫くのは無理でしょう……

ちょっとずつ漏れた皆の小さめの歓喜の声がうねりになって控えめな歓声に昇華されてたの、個人的に良い感じの折衷感だった気がします。

 

来年またやってください……そして今年すっ飛ばされた中部地方に来てください……。

長野のライブハウスはCLUB JUNK BOXおすすめです……スタッフさん皆いい人です……より駅近に移転してからまだ足を踏み入れたことがないので行ってみたいです……(勝手に行きなさい)

限界集落長野はまぁともかくとして、せめて今度は東海地方にもお恵みを……。

 

あと、レルレさんが中井さんの曲を叩くとき、「最初はまだ控えめだったんだけどどんどん激しくなっていった」だそうで。そういうツアーを通じての親密度の高まりから遠慮がなくなっていくというか音楽に投影される積まれた経験が齎す変化……とても良いですよね……(ニチャア笑い)

 

等々、まだまだ沢山面白いトークがてんこ盛りのMCでした。後になってボコボコ思い出しそう。

内容が濃すぎて、細かいとこがいろいろ記憶違いとか省略とか失念とかしてしまっていると思います。「」内で表現した言葉もあらすじ程度で汲んでください。記憶力ポンコツ野郎ですみません……!

 

MCタイムにおいて、1号さんが壇上に出てくることもなく、1号さんゲスト招致の経緯や何故突如中井さんの声帯が4号さんに乗っ取られたのか等の説明も全然なかったの、宇宙人降臨の特異っぷりというか、ちくわ大明神感が甚だしくて最高でした。

 

それでは最後に1曲聴いてください、とOffset。

オギャーーーーーーーー!!!!(歓喜の悲鳴)

一昨年の独演の時もそうでしたが、2015年版のイントロが好きすぎて2015年版のイントロが聴こえてしまう病のため2015年版だ!!と現地で思い込んでしまったんですが、Monogrammed版でしたよね?ただの私の幻聴ですよね?

検証のため映像……無理なら音源だけでも、期間限定の有料で良いからどこかで公開して欲しゅうございます……MCもノーカットで……

本当に本当に楽しいツアーだったんだなぁ、というのがMCからも表情からも演奏中の空気感からもビンビンに伝わってきて、聞いているこちらも幸せな気持ちになりました。

 

ありがとうございました、と最後に捌けるとき、ステージ端でお先にどうぞいやいやそちらがお先にどうぞ、とお互いに手を差し示して譲り合っている姿がほほえましかったです。

 

レルレさん、中井さん、1号さん、楽しい音楽体験とと心のデトックスをありがとうございました!

カツカレー大盛りビーフシチュー付きにカツ丼大盛りドチキン付きがお出しされたようなド満腹の時間でした。

 

先行物販待機列でも、客席フロアでも、バス乗り場までの帰路でもフォロワーさんらとご一緒出来まして、いつもながらの特に誰とも申し合わせていないぼっち参戦にして、全然ぼっちじゃなく楽しい時間を過ごさせていただきました。お会いできた皆様、ありがとうございました!

この、「現地での偶然の遭遇、なりゆきの流れ」が私のライブにおける醍醐味であり、楽しみのひとつであります。

あ、あとライブ後に一気に呷るビール!これが最たる至福の時です。

 

 

 

さてライブとは全然関係ない、日記的余談です。

渋谷着後に時間があったので、最近ちょっとしんどいこと続きだったこともあり軽く厄払いしたくて、Googleマップのナビで徒歩圏内の適当な神社を目指しブラブラ歩いておりました。

細い坂道をなんの気なしに曲がってみたら、あっここラブホ街だ。

ナビに従うならもうちょっと奥まで潜入する必要があるようで、うん、ライブ前にラブホ街探索は趣がありすぎる、やめとこう。

ネオン瞬く直前の時間帯に表層のストリートを突っ切って、閑静な住宅地のお稲荷様に進路を変えたのでした。

そこからライブハウスに向かっててくてく歩いていると、前を歩いていたおじさんが突然ぐるっと振り返り、おそらくシラフなのに完全に出来上がっている彼岸島系作画の笑顔で「お姉さんきれいだねぇいやぁ本当にきれいだぁ」とネチョッと誉めてくださったので、おうおうこちとらFILTERで当たったKORGのTシャツに#STDRUMSパーカーとGUの500円パーカーを重ね着し、お腰に福間さんのthis is our musicポーチをつけた戦闘民族やぞありがとうございます、を「ども」の二文字に乗せて会釈し、学生時代マーチングで鍛えた華麗なるスピンで曲がり角をターンし渋谷センター街を目指したのでした。(ちなみに彼岸島は未読なので完全にイメージですすいません)

渋谷センター街を闊歩していたら覚醒剤に手を出すのはやめましょう」の街頭アナウンスが陽が傾きつつある空に響いていて、なんだか一連の時間がサイバー系ディストピア体験みたいで楽しかったです。

しぶやはこわいまちだなぁ(うきうき)

 

 

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RICH FOREVER!!🤘🤘🤘

 

【追記】平沢進 INTERACTIVE LIVE SHOW 2022「ZCON」

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突然ですがZCONの追記感想です。

tomozou-69.hatenablog.com

 

の続きといいますか、大元の感想ではついつい脱線してしまって語りきれなかったところ、語り忘れたところ、アーカイブ配信映像を見ていたら叫びたくなったところ、小難しいことは抜きにして、見たまま聞いたままを「キャー!かっこいいー!」程度のライトなノリでちょいちょいと補足で叫んでいきたいと思います。

全体的に平素のTwitter的な頭の悪さが際立つ文になっております。ご了承ください。

とりあえず概ね1公演目の流れをベースに、日替わり曲はその後に記しています。

時数節約のため

 

①=1回目公演の話

②=2回目公演の話

③=3回目公演の話

 

の略となっております。

 

【ZCON簡易あらすじ】

滅びた旧支配者アヨカヨの負の遺産ZCONITEは、思考を制御され非支配者層として飼育されていたアンバニの脳内にいまだ残留しており、本来の自分自身たる姿への回帰を阻んでいる。アンバ二代表・ルビイとシトリンの姉妹は、悪天候が引き起こす情緒的不安が齎す様々な幻影や困難を乗り越え、アヨカヨ滅亡後も機能していた保護者という善意を装う隷属システムを打ち倒し、かつてアンバニがアンバニと定められる前の時代に人々を導いていたデュンクの旋律と呼応するアン、そして真のBEACONを再び呼び戻し、アンバニ飼育用に作られたタイムラインのループを阻止することに成功。ZCONITEの制御装置ZCONは破壊された。姉妹はついに本来の自分を取り戻す。彼女らは本当はおっさんであった。おっさんは別のタイムラインのおっさんの存在を確定させるべく、おっさんの元へと向かった。

 

 

冒頭語り

ナレ沢さん詳しくありがとうやで。

大枠さんのCGクオリティにまず度肝抜かれた。

ZCON起動時のくるくる回る機構がWORLD CELLみある~。

ルビイさんの三つ編みおさげビジュアルが実に愛くるしい。演技もかわいい。静止画を細かく繋げて動きを出すモーションすごく良いです。

シトリン様の幻影に火をつけるよ。

nGiap「慌てるなぁ」「まあ落ち着いて」←無茶言うな

「あんた誰」で済ませてくれたルビイさん優しいよ。私だったら「おまわりさーん!亀裂から変なおじさんがー!」って110番するよ。

天候技師さん説明お疲れさまやで。

SSHO「おわかり頂けたかな?」がポーズ含めて好きです。

そういえば『会人』はよく考えたらインタラ初出演なんですね~。

これほどの完成度のせっかくのインタラ、CALLでCALLしたかったねぇ。

 

COLD SONG

「私の声が聞こえるか」の字幕と共に登場してくる演出、及び墜落する飛行機映像をバックに荘厳に歌い出す情景は完全に世界を滅ぼす側の魔王なんですよ……。

ギターをドラゴンころしのように背負って登場してくるこの威圧感……もとい強キャラとしての威厳がある。

ル「怖いよおねえちゃん」←かわいい

①デストロイギターに突入する瞬間の表情と片膝つくアクションがDVD収録されなかったらケイオスユニオンに抗議せねばならぬ……「ここちょっと官能的な表情」どころじゃないです、R現世です。

②③ではデストロイが終わるまで見やすいように後ろの高いお立ち台にいてくれたのが優しい。でもバルコニー席からの眺望では鉄棒ハープの横棒に両日とも一部遮られてしまい、個人的にはぐぬぬでしたw

①では比較的ピカピカだったICE-9(いやくびれのところはデストロイ終了後の時点でもう掌紋ついてるな)が、②の時には全体的には指紋や掌紋でベッタベタになっていたのがまた良いですよね……。

外部PAからは(おそらく演出上)元の音源の出力をかなり強くしていて生歌部分が確認しづらいですが(なので体が揺れていても声が揺れない)、「呼ぶは」でぐわっとのけぞったり、肩で息をしている姿に胸が締め付けられます。すごい大きく息を吸ったり吐いたり、胸筋や腹筋がべこべこ稼働しているのが見られて最高です。楽器はさっぱりなんですが、一応しょっぱいVo.やってたことがあったので、声が絞り出される筋肉の動きを見ちゃう。

 

TRAVELATOR

ここで核Pかよおおおおおおおおおおお(発声OKだったら現地で絶叫してました)

もうイントロで自動的に「HAPRA次元数を設定せよ」が聞こえてくる体にされてしまった。

イントロのフレーズのギターリフの最後に「ジャン」って弦弾く所作がツボです。

ギターソロ終わってエフェクターのペダル踏む所作の色気よ……エフェクターそこ代わって……。

長と天候技師2人でギターをクイッと縦に上げる息の合い方、稀にちょっとずれるのもご愛敬で良いですよね……角度合わせるのに結構練習されたのかな……①最後ちょっと間違えて上げようとして一瞬ピクッとなってるTAZZさんSUKI。

③のフライングギターリフ&歌い出しからのたっぴんダーリン(現地ではすっぴんダーリンって聞こえてた)、からの見事な軌道修正、40年以上分の場数を踏んできたプロの機転を目の当たりにして唸らされたので円盤にはそのまま収録して欲しいですが、修正されちゃうんだろうなぁ……(涙)

 

LANDING 

誰よこのデスゲーム主催者感あふれるウサギ(n回目)

右手上げてるとき「ハイ」って平沢さんの声が聞こえる(幻聴)

①Aメロの歌い出しがちょっとマイク拾ってないの、ライブって感じでとても良い。

①②③通じて手持ち無沙汰な右手がEVOの上で軽くグーしてるのとても良い。

 

Hot Point1の選択タイムでお水飲みながら後ろのモニターをじーっと見ていた平沢さんの後ろ姿好きです。客席の方は絶対見ない(たぶん)のが実に良い。

①Ho!さんなんでそんなとこでヒッチハイクしてるのw(ヒッチハイクではない)

「死ぬのよ」と確信するシトリン様、シトリン様は心配性、って感じで、グッドエンドルートには不要な場面ではあるのですが、ここ結構キャラ立て補強要素としては欠かせない部分ですね。

 

消えるTOPIA

半透明ナレ沢……貴様さては過去向く士だな???

「彼の脳内に残るZCONITE」って伏線だったんだねぇ。nGiap本人は「覚醒の旅の途中で~……」て覚書の中で言ってたけど、実はまだ分裂状態であったという示唆。

レーザーハープがスーッと扇状に起動するのむちゃくちゃ格好良い。

フジロック映像の転用ありがとうございますほんとうにありがとうございます。

フジロックの時はコーラスと山びこ状態だった部分、綺麗にスッキリして真の消えるTOPIAとして覚醒した。

①の時点で声は絶好調でしたが③でさらに確変したから漏らした。①②③全部において巻き舌も絶好調だったから漏らした。

①最初にこの時点でナレ沢さんが道化師とΣ‐12について言及されたときはΣ‐12の部分にだけ反応してたけど、まさか道化師があんなに伝説級のトリックスターとしてこの後君臨するなんて誰が想像したよ。

サビあたりで双眼鏡で平沢さんを見ようとするたび、毎回照明に目を攻撃されてグアアアアアアアアアアアとなる。くるくる回る真っ白な光のシャワー綺麗でしたね~。

最後まで見届けてから振り返ると、ナレ沢さんの「私が今ここに存在するためには彼がこの仕事(亀裂を通ってここにやってくること)を成功させなければならない。私を生存させるのは彼の最終的な仕事なのです」的な言葉の直後に、長が「過去はたった今、今はたった今、明日はたった今、キミに還る」の歌で応答してるのがエモすぎて心が尊さに満たされて泣きじゃくってしまった。白沢さんと黒沢さんも本来あるべき一つの完全なる存在へ還ったのだとしたら……なおかつ第9曼荼羅モカを踏まえると感無量の暴風雨で、無理です、もう(嗚咽慟哭号泣)

 

ところで①トゥジャリットいくらなんでも丈夫過ぎない?

 

クオリア

ギター違いが3バージョンも公開されたほどのVIP曲でありながらワーセル以来のお久しぶりであるクオリア塔。

ピックでピロピロ弾いてるとこ好き

「岩」「わー」の裏返りボイス好き

サビのとこちょっと歪んだ表情好き

 

もうタフィラス構文のせいでHot Point2の部分が微笑みなしでは見れない……当日、特に③はミスは許されないとあんなに緊張感で胃をキリキリさせていたというのに……。

ところで①の会場を一望するアングルに私映っとるな。

①シトリンおねえちゃんの「楽して生きるなんで不道徳よ。人でなしだわ」善良な道徳的な価値観、すごくよくわかる。わかるがゆえに美徳に囚われることをいつしか絶対的な価値観のように刷り込まれていた違和感をここにきて改めて感じる

 

燃える花の隊列

レーザーハープで奏でられるピアノの和音がうっとりします……。

「張り裂くような」「はーーーーーーー」等の、のけぞって声を伸ばす部分の伸びやかな力強さが回を追うごとにパワーアップしてすごかった。魂を削るような歌声。①②ではささやかにハンドクラップしてたんですが、③ではまるで物理的に心臓をグッと掴まれるような圧倒的な没入感でそんなことさえ忘れていました。4Fバルコニーだったのに、その圧巻の存在感は距離を全く感じさせなかった。

サビのとこのギターフレーズの、SSHOさんの完コピっぷりがすごい……いや常にすごいんですけどあのひと。

 

転倒する男

ナレ沢「転倒してみるがいい」←PATYF!!!!!!!(条件反射)

天上のラッパ(フレンチホルン)と青いライトが降り注いでいる光景の神々しさがとんでもないんですよ……①は「おねえちゃん、わたしたちどうなるの」「死ぬのよ」(そして沈む)だったけど、②③では炎まみれとはいえロープ下ろしてもらえて良かった……。

「わっはー」の透明感な……このシリアスな世界観においてわっはーが浮かないのすごい。あととりわけこの曲のミドルボイスというか低めのチェストボイス、すごいがっちりしてて力強く雄々しかったです。

「貴方が途轍もない存在であることを思い出すべきだ」←生きてるだけで褒めてくれるナレ沢さんbotだよ……すき……。

 

ピエロ氏、すごい重要なことぎっちぎちに詰め込んで語ってくれてるのに、ハイテンションススムな口調の方に気を取られてしまうのが悔しい。あとなんで②の時だけモノクロだったんだろ。

ズンドコしたリズムのBGMの中、ゾンビが出てくる演出が無性に好き。あの上半身裸にジーパンのゾンビは絶対生前ロックフェスとかでハッスルしてたタイプのパンクロッカーだと思う。

座席の背に手をちょこんと置いて女の子口調で抗議してくる67歳のおじさんをキモがることなく相手してくれたピエロはいい奴だよな……。

そういや現地で、「愛なき世界」うみねこの「愛がなければ視えない」をちょっと彷彿としてました。

 

幽霊列車

保護者を燃やせ!!TIMELINEを越えろ!!の伏線だったのかな。ZCON滅の刃 無限列車編(違います)

朽ちて落ちた橋桁に、なんとなくジャパリパークの廃墟感を彷彿としてました。

「ざんがーい」で必ず上を仰いで声を張り上げるお姿がとても良き。②で手を額にかざして上を仰いでくれた方向にちょうど私の席があったもんで、双眼鏡越しにめっちゃ目が合ってギャー!となりましたよ一瞬。

「全ての」「虚像の」あ、そこも歌うんだ。

 

Σ‐12さんの言葉と、ピエロの「しかしオマエタチを見てるとイライラするんだよォ」の部分は絶対平沢さんの素部分が色濃く投影されてるだろなー。いやほんといつもすいません。

①ピエロ「どうだい!痛くも痒くもなかっただろう!」「なかった」の部分の軽快な口調好き。特にリアクションなくクールに去ってくΣ‐12さんも好き。

②のHot Point3でデュンク1+2が鳴ったときに一瞬ドヤ顔で出てきたピエロはなんだったんだろうw

③ではウサギがヤッホーと言わんばかりに一瞬出てくるし……何?ゲストキャラのご挨拶タイム?この時ウサ公はLANDINGの時と逆の手を上げてますね。

 

論理的同人の認知的別世界 

①音と映像がほんのちょっと止まったのは本公演唯一のこれテクな場面だったかもしれない。暗黒無音の中でちっちゃく「ジャーン…」って鳴ってたギター好き。

3人でEVO構えてる構図はやっぱり視覚的にも楽しいなぁ。

「ええ、前夜ですから」や「もう大丈夫ですよ」の口調が、回を追うごとにドヤァ度「えーえ」「もぉーう」ねっとり度が増していったの最高でした。

この曲のみ歌声は②の時の方が圧倒的でした。でも「もう大丈夫ですよ。安寧の人」の( ー`дー´)キリッ顔は③が一番良かったですw

フジロックより歌声がド安定してて、スタンディングだったら奪取奪取大奪取で拳振り上げたかったです。

姉妹の口喧嘩シーンでこの曲に対する折茂さんの感想「わいわいガヤガヤああ言えばこう言う、屁理屈やパラドックス、ロジックの地獄」をほんのり思い出しましたよね~。

フジロックでブチかまし「何人吊るす?」で人差し指で首をつーと横切らせるパフォーマンスがなかったのだけちょっぴり残念。

崖を登ってるアヴァター、WORLD CELL 2015で思慮の羽を獲得した我々おなじみのアヴァターじゃなくて、Σ‐12の「だがお前はバラバラのままだ。お前はバラバラのままBEACONを探すだろう」の台詞的に、もしかしたら人格統合前の不完全なnGiapさんなのかもしれない幽霊列車の窓から見えたアヴァターも同様に。

アヴァターってそもそも『抜け殻』という意味て過去向く士さんがつけた名前で、アヴァター本人が名乗ったわけじゃないからなー。

 

BEACON(Intro) 

BEACONが始まると思った?残念!キャンセルでしたー!

③で分岐全部成功したのに警告音がビービー鳴ったのは「えっ…???」と本気でハラハラして泣きそうになりましたよね……。ZCONITE全部消して成功ルートへ進めたら、ここで中断されずにストレートBEACONできるって思うじゃん……。

「Timelineが終了しようとしている」のナレ沢さん、服が背景と同化してるしはしっこにいるからゆっくり霊夢感ある。

「得られなければ」がちょっと舌っ足らず様になってるの好き。

「解決済みであるTIMELINEへと移動するだけなのだ」、そう、チケット等が抽選になったときは、当選済みのTIMELINEへと移動するだけなのだ

 

TIMELINEの終わり

①投げキッスありがとうございます!!(してません)

振付を覚えようとしても毎回手の動きが違うんですが、その場で即興で舞っておられるのだろうか。

ピンと伸びた腕や指先の美しさ、ブレない流麗な動きと体幹がすごいです……回=回のZebra体操の時も思いましたがほんとこの人五十肩とは無縁だな……。

③のギターソロが、いつもより多めにギュイーンしております!って感じで嬉しいです。

BEACONと合わせてこの曲は本当に安定度抜群すぎてほんまもんの喉からCD音源でとんでもねぇです……何カ所か歌詞抜けがあって、「うわあああああ生歌だあああああ」って改めて認識して腰抜けました。

 

保護者がドアドンドンするとき、輪っかのノブがわずかに揺れてるくらい細かく作りこんでるのに引き戸なのホント好き。開け方がスパーン!とすげぇ勢いあるのも好き。

②③のΣ‐12さん、ノモイミュに引き続きめんどくせーおつかいをいつもお疲れ様ですありがとうございますという気持ちになる。

ゆるふわ三つ編みおさげによる妹属性なルビイさんから、ストレートヘアを振り乱すイケメンルビイさんのギャップ萌えな……惚れ直しますて……ゲストに呼んでくださってほんとありがとうやでステルス……。

 

ASHURA CLOCK(還弦Ver.)

福間さあああああああああああああんんんん(涙腺が焼き尽くされる)

このときよく現地勢は悲鳴を我慢できたなと……。

マスクの上から両手で顔覆ってに滲む視界をなんとかしようとしつつアワアワ震えてしておりましたが、多くの方もそうだったことでしょう。

それはそうとnGiapさんのうそつきー!ひどいわ騙したのねー!

とりあえずnGiapさんに抑圧された怒りをグーパン一発分くらいは向けてもバチは当たらないと思う。

①ルビイさん攻撃のターンでルビイさんをじーっと見ている長、シトリン様の歌声のターンでシトリン様をじーっと見る長、インコのような、カードがくるっとひっくり返るような素早さで最後にルビイさんをもう一度振り返る長の首の動きがとても良かったです。

スポットライト当たってないときの平沢さんの挙動は大好物です。水飲むたびにいちいち煩悩のままに双眼鏡スチャとかしててほんとすみません。

ルビイさんの髪の赤メッシュとシトリン様の髪のイエローメッシュが役の色を表していてとても素敵でした。

nGiap「さあ、ルビイ、やるんだ!」ポケモントレーナー感よ。

③のルビイ怒りのサックスの勢いほんとかっこいい……。デュンク・アンが無事に成立したときの安堵の拍手は本当に印象深いです。

 

BEACON

24曼荼羅フジロックと演奏歴が突出しているのもあり、TIMELINEの終わりと共に歌唱の安定度が抜群で没入度と曲への引き込み度がとんでもない。

この曲はクレーンカメラの疾走感も引き立つなぁ。

①のプレーンなイントロ、②のシトリン様の歌声が前面に出たイントロ、③のルビイさんのサックスとシトリン様の声が濃密に絡み合ったイントロ、どれも良かったですね。

nGiapさんがまだ喋ってるのに「聞け、聞け」って歌が被ってくるのがちょっと面白かったですw 長ー!nGiapさんの言葉最後まで聞いてあげてー!w

ZCONITEのタイ語の文字、何て意味だったんだろう。

 

ピエロ「おい!オマエタチィ!」「あのnGiap(ンニアップ)という男は何者なんだぁ?ルビイだとお?シトリンだとお?笑わせるじゃねぇかぁぁ。泣かせるじゃねえぁぁぁぁ」←ほんとここのセリフのノリノリ感大大大好き。

……からのダイナマイトぶん投げENDのガクブル感……。

Ho!さーん!今爆殺したのが実質あなたの雇い主ですよおおお!!

そんで①での亀裂からやってくる保護者の図が軽くホラーなんですよ。高熱に魘されたら絶対夢に出てくる。

……で姉妹統合でプハーッ!!おかえりnGiap様!!は、発声禁止とかいやごめん無理ですって!頑張って声殺しましたが、ここだけは、ここだけは会場がドッ!と湧いていましたw

ダイナマイトをヘイパス!どりゃあ!(ぶん投げ)……って結局爆破オチかーい!(いや最後は無事ちゃんとZCONのみが爆破されたわけですが)

「もーう大丈夫ですよ。安寧の人」の声音の優しさと大団円の安堵で泣いちゃいました。

 

記憶のBEACON

現地だと、モニター以外真っ暗になっていた会場が、ノーカウントで曲が始まった瞬間いきなりビカ!!!と光量全開になって「うおっ!!まぶしっ!!」となりましたね。

「前途が」「が」の部分が音源ではよく聴こえないんですが、「が」の口の形をしっかり確認できましたわ!

①ではギターソロがなく、当初は「ん?トラブル?」と思いましたが、あえて弾いていないことがすぐわかったので、そうか、これはあっさりバッドエンドに行きやがったオマエタチへのペナルティか……(※デュンクの取れ高がなくてBEACONが鳴らなかったという演出です)

②でソロのチューニングが合ってなかったのも、デュンク・アンの不成立を示唆する意図的な演出なのかな?

③のハッピーエンド後に浴びる記憶のBEACONの清々しさは格別ですね……WORLD CELL2015ではついぞ味わえなかった心からの晴れやかさでした(その節はほんとすいません平沢さん)

 

ごめんね……最後Ho!さん骨折させてしまってごめんね……Ho!さんが骨折しないTIMELINEを目指してみせるからね……!って決意して頑張っていたのに、全ルートで骨折させた平沢進を許してはならない。 

 

アート・ブラインド(還弦Ver.)

ナレ沢さんがよりによってこの歌詞の曲でめっちゃ怖いこと言ってるし、照明も赤と青で織り成されていて泣いちゃった。

COLD SONGに匹敵する魔王曲ですよね。

ドカンドカンと倒れ続ける本棚の威圧感と、24曼荼羅の高貴な城のごとく力強く佇む平沢さんによって、この曲が個人的インパクト大賞です。あっでもASHURA CLOCKが総合優勝です。

 

LEAK(還弦Ver.)

くるくる回るΣ‐12さんの映像が、音楽との相乗効果で脳に刻み付けられるなぁ。

①②の「世界はお前の『お漏らし』で出来ている」の伏線が回収された!!と現地でテンションブチ上がってました。「世界はお前のお漏らしであると知るまで」に字幕変わってましたね。

会然TREK2K20▲03でもLEAKを浴びているのですが、やはり映像やストーリーの補完もあって感動度が段違いでしたね……!

 

MC

「情報過多」いやほんとですよ。インタラ史上最大の文字数とセリフ量で、海外馬骨の皆さんは特に話についていくのが大変だったでしょう……。

準備大変だったんですね……ですよね……。シナリオがスタッフに提出されたのが今年1/4とTwitterにあったので、本格始動してから3ヶ月もなかったわけですよね……?(震)

おにぎりポーズのデュンクにおにぎりポーズのアンで答える会人さん2人が愛おしすぎです……。私平沢さんのおにぎりポーズを9割方見逃してるんですよ……視界の端っこで一瞬だけ捉えて、「え!?」って焦点合わせた時には手下ろしてたんですよ……一生の不覚……(涙)

①で「最も失敗ルートを辿ってくれた皆さん、ご苦労様でした」が微妙に機嫌よさそうなのがにくいです。

「ありがとうございました」と手ふりふりしてくれるの嬉しいですよね。

②で上半身のあっちこっちを払いながらご登場されて、いやもうこの期待を裏切らない感が最高ですよね。アーカイブで確認したら想像以上に広範囲が水浸しで笑いました。

③では登場時点で手をひらひら振ってくれた平沢さんがかわ(自粛)「び…ZCON」「ZCON(ビーコン)はこれにて終了です」が好きです。

 

全般的に最終日の気迫が凄かったです。とはいえ①②の完成度も凄かった。あの広い会場が狭かった。

平沢さんが、かつて言葉で表現できないことを音楽として表現している、という趣旨のことを語られていましたが、まさしくそれを全身で痛感しました。

あれだけハードなタイムテーブルでの進行、昼夜2公演という体力的にもとんでもない負荷がかかっていたであろう中、疲労微塵も見せず、むしろ歌唱がどんどんお元気になって、息ひとつ乱さず汗ひとつ見せず、集中を全く切らすことなく、唯一無二の平沢進としてあの空間の中心に屹然と立ち続ける姿が本当に本当に格好良かったです。

ああ、この人を好きになって、この人の生き様を追ってきて良かったなぁって、毎回ライブの度に思ってるんですがw またしても平沢進という稀有な存在の前にひれ伏すしかなかったですね。

 

平沢さん、私たちの魂が生まれ直すその日、それはこのライブかもしれない、他のきっかけかもしれない、でもきっとその時は平沢さんの音楽が寄り添ってくれている、そんな日にBEACONを灯してくれて、本当にありがとうございました!