【追記】平沢進 INTERACTIVE LIVE SHOW 2022「ZCON」

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突然ですがZCONの追記感想です。

tomozou-69.hatenablog.com

 

の続きといいますか、大元の感想ではついつい脱線してしまって語りきれなかったところ、語り忘れたところ、アーカイブ配信映像を見ていたら叫びたくなったところ、小難しいことは抜きにして、見たまま聞いたままを「キャー!かっこいいー!」程度のライトなノリでちょいちょいと補足で叫んでいきたいと思います。

全体的に平素のTwitter的な頭の悪さが際立つ文になっております。ご了承ください。

とりあえず概ね1公演目の流れをベースに、日替わり曲はその後に記しています。

時数節約のため

 

①=1回目公演の話

②=2回目公演の話

③=3回目公演の話

 

の略となっております。

 

【ZCON簡易あらすじ】

滅びた旧支配者アヨカヨの負の遺産ZCONITEは、思考を制御され非支配者層として飼育されていたアンバニの脳内にいまだ残留しており、本来の自分自身たる姿への回帰を阻んでいる。アンバ二代表・ルビイとシトリンの姉妹は、悪天候が引き起こす情緒的不安が齎す様々な幻影や困難を乗り越え、アヨカヨ滅亡後も機能していた保護者という善意を装う隷属システムを打ち倒し、かつてアンバニがアンバニと定められる前の時代に人々を導いていたデュンクの旋律と呼応するアン、そして真のBEACONを再び呼び戻し、アンバニ飼育用に作られたタイムラインのループを阻止することに成功。ZCONITEの制御装置ZCONは破壊された。姉妹はついに本来の自分を取り戻す。彼女らは本当はおっさんであった。おっさんは別のタイムラインのおっさんの存在を確定させるべく、おっさんの元へと向かった。

 

 

冒頭語り

ナレ沢さん詳しくありがとうやで。

大枠さんのCGクオリティにまず度肝抜かれた。

ZCON起動時のくるくる回る機構がWORLD CELLみある~。

ルビイさんの三つ編みおさげビジュアルが実に愛くるしい。演技もかわいい。静止画を細かく繋げて動きを出すモーションすごく良いです。

シトリン様の幻影に火をつけるよ。

nGiap「慌てるなぁ」「まあ落ち着いて」←無茶言うな

「あんた誰」で済ませてくれたルビイさん優しいよ。私だったら「おまわりさーん!亀裂から変なおじさんがー!」って110番するよ。

天候技師さん説明お疲れさまやで。

SSHO「おわかり頂けたかな?」がポーズ含めて好きです。

そういえば『会人』はよく考えたらインタラ初出演なんですね~。

これほどの完成度のせっかくのインタラ、CALLでCALLしたかったねぇ。

 

COLD SONG

「私の声が聞こえるか」の字幕と共に登場してくる演出、及び墜落する飛行機映像をバックに荘厳に歌い出す情景は完全に世界を滅ぼす側の魔王なんですよ……。

ギターをドラゴンころしのように背負って登場してくるこの威圧感……もとい強キャラとしての威厳がある。

ル「怖いよおねえちゃん」←かわいい

①デストロイギターに突入する瞬間の表情と片膝つくアクションがDVD収録されなかったらケイオスユニオンに抗議せねばならぬ……「ここちょっと官能的な表情」どころじゃないです、R現世です。

②③ではデストロイが終わるまで見やすいように後ろの高いお立ち台にいてくれたのが優しい。でもバルコニー席からの眺望では鉄棒ハープの横棒に両日とも一部遮られてしまい、個人的にはぐぬぬでしたw

①では比較的ピカピカだったICE-9(いやくびれのところはデストロイ終了後の時点でもう掌紋ついてるな)が、②の時には全体的には指紋や掌紋でベッタベタになっていたのがまた良いですよね……。

外部PAからは(おそらく演出上)元の音源の出力をかなり強くしていて生歌部分が確認しづらいですが(なので体が揺れていても声が揺れない)、「呼ぶは」でぐわっとのけぞったり、肩で息をしている姿に胸が締め付けられます。すごい大きく息を吸ったり吐いたり、胸筋や腹筋がべこべこ稼働しているのが見られて最高です。楽器はさっぱりなんですが、一応しょっぱいVo.やってたことがあったので、声が絞り出される筋肉の動きを見ちゃう。

 

TRAVELATOR

ここで核Pかよおおおおおおおおおおお(発声OKだったら現地で絶叫してました)

もうイントロで自動的に「HAPRA次元数を設定せよ」が聞こえてくる体にされてしまった。

イントロのフレーズのギターリフの最後に「ジャン」って弦弾く所作がツボです。

ギターソロ終わってエフェクターのペダル踏む所作の色気よ……エフェクターそこ代わって……。

長と天候技師2人でギターをクイッと縦に上げる息の合い方、稀にちょっとずれるのもご愛敬で良いですよね……角度合わせるのに結構練習されたのかな……①最後ちょっと間違えて上げようとして一瞬ピクッとなってるTAZZさんSUKI。

③のフライングギターリフ&歌い出しからのたっぴんダーリン(現地ではすっぴんダーリンって聞こえてた)、からの見事な軌道修正、40年以上分の場数を踏んできたプロの機転を目の当たりにして唸らされたので円盤にはそのまま収録して欲しいですが、修正されちゃうんだろうなぁ……(涙)

 

LANDING 

誰よこのデスゲーム主催者感あふれるウサギ(n回目)

右手上げてるとき「ハイ」って平沢さんの声が聞こえる(幻聴)

①Aメロの歌い出しがちょっとマイク拾ってないの、ライブって感じでとても良い。

①②③通じて手持ち無沙汰な右手がEVOの上で軽くグーしてるのとても良い。

 

Hot Point1の選択タイムでお水飲みながら後ろのモニターをじーっと見ていた平沢さんの後ろ姿好きです。客席の方は絶対見ない(たぶん)のが実に良い。

①Ho!さんなんでそんなとこでヒッチハイクしてるのw(ヒッチハイクではない)

「死ぬのよ」と確信するシトリン様、シトリン様は心配性、って感じで、グッドエンドルートには不要な場面ではあるのですが、ここ結構キャラ立て補強要素としては欠かせない部分ですね。

 

消えるTOPIA

半透明ナレ沢……貴様さては過去向く士だな???

「彼の脳内に残るZCONITE」って伏線だったんだねぇ。nGiap本人は「覚醒の旅の途中で~……」て覚書の中で言ってたけど、実はまだ分裂状態であったという示唆。

レーザーハープがスーッと扇状に起動するのむちゃくちゃ格好良い。

フジロック映像の転用ありがとうございますほんとうにありがとうございます。

フジロックの時はコーラスと山びこ状態だった部分、綺麗にスッキリして真の消えるTOPIAとして覚醒した。

①の時点で声は絶好調でしたが③でさらに確変したから漏らした。①②③全部において巻き舌も絶好調だったから漏らした。

①最初にこの時点でナレ沢さんが道化師とΣ‐12について言及されたときはΣ‐12の部分にだけ反応してたけど、まさか道化師があんなに伝説級のトリックスターとしてこの後君臨するなんて誰が想像したよ。

サビあたりで双眼鏡で平沢さんを見ようとするたび、毎回照明に目を攻撃されてグアアアアアアアアアアアとなる。くるくる回る真っ白な光のシャワー綺麗でしたね~。

最後まで見届けてから振り返ると、ナレ沢さんの「私が今ここに存在するためには彼がこの仕事(亀裂を通ってここにやってくること)を成功させなければならない。私を生存させるのは彼の最終的な仕事なのです」的な言葉の直後に、長が「過去はたった今、今はたった今、明日はたった今、キミに還る」の歌で応答してるのがエモすぎて心が尊さに満たされて泣きじゃくってしまった。白沢さんと黒沢さんも本来あるべき一つの完全なる存在へ還ったのだとしたら……なおかつ第9曼荼羅モカを踏まえると感無量の暴風雨で、無理です、もう(嗚咽慟哭号泣)

 

ところで①トゥジャリットいくらなんでも丈夫過ぎない?

 

クオリア

ギター違いが3バージョンも公開されたほどのVIP曲でありながらワーセル以来のお久しぶりであるクオリア塔。

ピックでピロピロ弾いてるとこ好き

「岩」「わー」の裏返りボイス好き

サビのとこちょっと歪んだ表情好き

 

もうタフィラス構文のせいでHot Point2の部分が微笑みなしでは見れない……当日、特に③はミスは許されないとあんなに緊張感で胃をキリキリさせていたというのに……。

ところで①の会場を一望するアングルに私映っとるな。

①シトリンおねえちゃんの「楽して生きるなんで不道徳よ。人でなしだわ」善良な道徳的な価値観、すごくよくわかる。わかるがゆえに美徳に囚われることをいつしか絶対的な価値観のように刷り込まれていた違和感をここにきて改めて感じる

 

燃える花の隊列

レーザーハープで奏でられるピアノの和音がうっとりします……。

「張り裂くような」「はーーーーーーー」等の、のけぞって声を伸ばす部分の伸びやかな力強さが回を追うごとにパワーアップしてすごかった。魂を削るような歌声。①②ではささやかにハンドクラップしてたんですが、③ではまるで物理的に心臓をグッと掴まれるような圧倒的な没入感でそんなことさえ忘れていました。4Fバルコニーだったのに、その圧巻の存在感は距離を全く感じさせなかった。

サビのとこのギターフレーズの、SSHOさんの完コピっぷりがすごい……いや常にすごいんですけどあのひと。

 

転倒する男

ナレ沢「転倒してみるがいい」←PATYF!!!!!!!(条件反射)

天上のラッパ(フレンチホルン)と青いライトが降り注いでいる光景の神々しさがとんでもないんですよ……①は「おねえちゃん、わたしたちどうなるの」「死ぬのよ」(そして沈む)だったけど、②③では炎まみれとはいえロープ下ろしてもらえて良かった……。

「わっはー」の透明感な……このシリアスな世界観においてわっはーが浮かないのすごい。あととりわけこの曲のミドルボイスというか低めのチェストボイス、すごいがっちりしてて力強く雄々しかったです。

「貴方が途轍もない存在であることを思い出すべきだ」←生きてるだけで褒めてくれるナレ沢さんbotだよ……すき……。

 

ピエロ氏、すごい重要なことぎっちぎちに詰め込んで語ってくれてるのに、ハイテンションススムな口調の方に気を取られてしまうのが悔しい。あとなんで②の時だけモノクロだったんだろ。

ズンドコしたリズムのBGMの中、ゾンビが出てくる演出が無性に好き。あの上半身裸にジーパンのゾンビは絶対生前ロックフェスとかでハッスルしてたタイプのパンクロッカーだと思う。

座席の背に手をちょこんと置いて女の子口調で抗議してくる67歳のおじさんをキモがることなく相手してくれたピエロはいい奴だよな……。

そういや現地で、「愛なき世界」うみねこの「愛がなければ視えない」をちょっと彷彿としてました。

 

幽霊列車

保護者を燃やせ!!TIMELINEを越えろ!!の伏線だったのかな。ZCON滅の刃 無限列車編(違います)

朽ちて落ちた橋桁に、なんとなくジャパリパークの廃墟感を彷彿としてました。

「ざんがーい」で必ず上を仰いで声を張り上げるお姿がとても良き。②で手を額にかざして上を仰いでくれた方向にちょうど私の席があったもんで、双眼鏡越しにめっちゃ目が合ってギャー!となりましたよ一瞬。

「全ての」「虚像の」あ、そこも歌うんだ。

 

Σ‐12さんの言葉と、ピエロの「しかしオマエタチを見てるとイライラするんだよォ」の部分は絶対平沢さんの素部分が色濃く投影されてるだろなー。いやほんといつもすいません。

①ピエロ「どうだい!痛くも痒くもなかっただろう!」「なかった」の部分の軽快な口調好き。特にリアクションなくクールに去ってくΣ‐12さんも好き。

②のHot Point3でデュンク1+2が鳴ったときに一瞬ドヤ顔で出てきたピエロはなんだったんだろうw

③ではウサギがヤッホーと言わんばかりに一瞬出てくるし……何?ゲストキャラのご挨拶タイム?この時ウサ公はLANDINGの時と逆の手を上げてますね。

 

論理的同人の認知的別世界 

①音と映像がほんのちょっと止まったのは本公演唯一のこれテクな場面だったかもしれない。暗黒無音の中でちっちゃく「ジャーン…」って鳴ってたギター好き。

3人でEVO構えてる構図はやっぱり視覚的にも楽しいなぁ。

「ええ、前夜ですから」や「もう大丈夫ですよ」の口調が、回を追うごとにドヤァ度「えーえ」「もぉーう」ねっとり度が増していったの最高でした。

この曲のみ歌声は②の時の方が圧倒的でした。でも「もう大丈夫ですよ。安寧の人」の( ー`дー´)キリッ顔は③が一番良かったですw

フジロックより歌声がド安定してて、スタンディングだったら奪取奪取大奪取で拳振り上げたかったです。

姉妹の口喧嘩シーンでこの曲に対する折茂さんの感想「わいわいガヤガヤああ言えばこう言う、屁理屈やパラドックス、ロジックの地獄」をほんのり思い出しましたよね~。

フジロックでブチかまし「何人吊るす?」で人差し指で首をつーと横切らせるパフォーマンスがなかったのだけちょっぴり残念。

崖を登ってるアヴァター、WORLD CELL 2015で思慮の羽を獲得した我々おなじみのアヴァターじゃなくて、Σ‐12の「だがお前はバラバラのままだ。お前はバラバラのままBEACONを探すだろう」の台詞的に、もしかしたら人格統合前の不完全なnGiapさんなのかもしれない幽霊列車の窓から見えたアヴァターも同様に。

アヴァターってそもそも『抜け殻』という意味て過去向く士さんがつけた名前で、アヴァター本人が名乗ったわけじゃないからなー。

 

BEACON(Intro) 

BEACONが始まると思った?残念!キャンセルでしたー!

③で分岐全部成功したのに警告音がビービー鳴ったのは「えっ…???」と本気でハラハラして泣きそうになりましたよね……。ZCONITE全部消して成功ルートへ進めたら、ここで中断されずにストレートBEACONできるって思うじゃん……。

「Timelineが終了しようとしている」のナレ沢さん、服が背景と同化してるしはしっこにいるからゆっくり霊夢感ある。

「得られなければ」がちょっと舌っ足らず様になってるの好き。

「解決済みであるTIMELINEへと移動するだけなのだ」、そう、チケット等が抽選になったときは、当選済みのTIMELINEへと移動するだけなのだ

 

TIMELINEの終わり

①投げキッスありがとうございます!!(してません)

振付を覚えようとしても毎回手の動きが違うんですが、その場で即興で舞っておられるのだろうか。

ピンと伸びた腕や指先の美しさ、ブレない流麗な動きと体幹がすごいです……回=回のZebra体操の時も思いましたがほんとこの人五十肩とは無縁だな……。

③のギターソロが、いつもより多めにギュイーンしております!って感じで嬉しいです。

BEACONと合わせてこの曲は本当に安定度抜群すぎてほんまもんの喉からCD音源でとんでもねぇです……何カ所か歌詞抜けがあって、「うわあああああ生歌だあああああ」って改めて認識して腰抜けました。

 

保護者がドアドンドンするとき、輪っかのノブがわずかに揺れてるくらい細かく作りこんでるのに引き戸なのホント好き。開け方がスパーン!とすげぇ勢いあるのも好き。

②③のΣ‐12さん、ノモイミュに引き続きめんどくせーおつかいをいつもお疲れ様ですありがとうございますという気持ちになる。

ゆるふわ三つ編みおさげによる妹属性なルビイさんから、ストレートヘアを振り乱すイケメンルビイさんのギャップ萌えな……惚れ直しますて……ゲストに呼んでくださってほんとありがとうやでステルス……。

 

ASHURA CLOCK(還弦Ver.)

福間さあああああああああああああんんんん(涙腺が焼き尽くされる)

このときよく現地勢は悲鳴を我慢できたなと……。

マスクの上から両手で顔覆ってに滲む視界をなんとかしようとしつつアワアワ震えてしておりましたが、多くの方もそうだったことでしょう。

それはそうとnGiapさんのうそつきー!ひどいわ騙したのねー!

とりあえずnGiapさんに抑圧された怒りをグーパン一発分くらいは向けてもバチは当たらないと思う。

①ルビイさん攻撃のターンでルビイさんをじーっと見ている長、シトリン様の歌声のターンでシトリン様をじーっと見る長、インコのような、カードがくるっとひっくり返るような素早さで最後にルビイさんをもう一度振り返る長の首の動きがとても良かったです。

スポットライト当たってないときの平沢さんの挙動は大好物です。水飲むたびにいちいち煩悩のままに双眼鏡スチャとかしててほんとすみません。

ルビイさんの髪の赤メッシュとシトリン様の髪のイエローメッシュが役の色を表していてとても素敵でした。

nGiap「さあ、ルビイ、やるんだ!」ポケモントレーナー感よ。

③のルビイ怒りのサックスの勢いほんとかっこいい……。デュンク・アンが無事に成立したときの安堵の拍手は本当に印象深いです。

 

BEACON

24曼荼羅フジロックと演奏歴が突出しているのもあり、TIMELINEの終わりと共に歌唱の安定度が抜群で没入度と曲への引き込み度がとんでもない。

この曲はクレーンカメラの疾走感も引き立つなぁ。

①のプレーンなイントロ、②のシトリン様の歌声が前面に出たイントロ、③のルビイさんのサックスとシトリン様の声が濃密に絡み合ったイントロ、どれも良かったですね。

nGiapさんがまだ喋ってるのに「聞け、聞け」って歌が被ってくるのがちょっと面白かったですw 長ー!nGiapさんの言葉最後まで聞いてあげてー!w

ZCONITEのタイ語の文字、何て意味だったんだろう。

 

ピエロ「おい!オマエタチィ!」「あのnGiap(ンニアップ)という男は何者なんだぁ?ルビイだとお?シトリンだとお?笑わせるじゃねぇかぁぁ。泣かせるじゃねえぁぁぁぁ」←ほんとここのセリフのノリノリ感大大大好き。

……からのダイナマイトぶん投げENDのガクブル感……。

Ho!さーん!今爆殺したのが実質あなたの雇い主ですよおおお!!

そんで①での亀裂からやってくる保護者の図が軽くホラーなんですよ。高熱に魘されたら絶対夢に出てくる。

……で姉妹統合でプハーッ!!おかえりnGiap様!!は、発声禁止とかいやごめん無理ですって!頑張って声殺しましたが、ここだけは、ここだけは会場がドッ!と湧いていましたw

ダイナマイトをヘイパス!どりゃあ!(ぶん投げ)……って結局爆破オチかーい!(いや最後は無事ちゃんとZCONのみが爆破されたわけですが)

「もーう大丈夫ですよ。安寧の人」の声音の優しさと大団円の安堵で泣いちゃいました。

 

記憶のBEACON

現地だと、モニター以外真っ暗になっていた会場が、ノーカウントで曲が始まった瞬間いきなりビカ!!!と光量全開になって「うおっ!!まぶしっ!!」となりましたね。

「前途が」「が」の部分が音源ではよく聴こえないんですが、「が」の口の形をしっかり確認できましたわ!

①ではギターソロがなく、当初は「ん?トラブル?」と思いましたが、あえて弾いていないことがすぐわかったので、そうか、これはあっさりバッドエンドに行きやがったオマエタチへのペナルティか……(※デュンクの取れ高がなくてBEACONが鳴らなかったという演出です)

②でソロのチューニングが合ってなかったのも、デュンク・アンの不成立を示唆する意図的な演出なのかな?

③のハッピーエンド後に浴びる記憶のBEACONの清々しさは格別ですね……WORLD CELL2015ではついぞ味わえなかった心からの晴れやかさでした(その節はほんとすいません平沢さん)

 

ごめんね……最後Ho!さん骨折させてしまってごめんね……Ho!さんが骨折しないTIMELINEを目指してみせるからね……!って決意して頑張っていたのに、全ルートで骨折させた平沢進を許してはならない。 

 

アート・ブラインド(還弦Ver.)

ナレ沢さんがよりによってこの歌詞の曲でめっちゃ怖いこと言ってるし、照明も赤と青で織り成されていて泣いちゃった。

COLD SONGに匹敵する魔王曲ですよね。

ドカンドカンと倒れ続ける本棚の威圧感と、24曼荼羅の高貴な城のごとく力強く佇む平沢さんによって、この曲が個人的インパクト大賞です。あっでもASHURA CLOCKが総合優勝です。

 

LEAK(還弦Ver.)

くるくる回るΣ‐12さんの映像が、音楽との相乗効果で脳に刻み付けられるなぁ。

①②の「世界はお前の『お漏らし』で出来ている」の伏線が回収された!!と現地でテンションブチ上がってました。「世界はお前のお漏らしであると知るまで」に字幕変わってましたね。

会然TREK2K20▲03でもLEAKを浴びているのですが、やはり映像やストーリーの補完もあって感動度が段違いでしたね……!

 

MC

「情報過多」いやほんとですよ。インタラ史上最大の文字数とセリフ量で、海外馬骨の皆さんは特に話についていくのが大変だったでしょう……。

準備大変だったんですね……ですよね……。シナリオがスタッフに提出されたのが今年1/4とTwitterにあったので、本格始動してから3ヶ月もなかったわけですよね……?(震)

おにぎりポーズのデュンクにおにぎりポーズのアンで答える会人さん2人が愛おしすぎです……。私平沢さんのおにぎりポーズを9割方見逃してるんですよ……視界の端っこで一瞬だけ捉えて、「え!?」って焦点合わせた時には手下ろしてたんですよ……一生の不覚……(涙)

①で「最も失敗ルートを辿ってくれた皆さん、ご苦労様でした」が微妙に機嫌よさそうなのがにくいです。

「ありがとうございました」と手ふりふりしてくれるの嬉しいですよね。

②で上半身のあっちこっちを払いながらご登場されて、いやもうこの期待を裏切らない感が最高ですよね。アーカイブで確認したら想像以上に広範囲が水浸しで笑いました。

③では登場時点で手をひらひら振ってくれた平沢さんがかわ(自粛)「び…ZCON」「ZCON(ビーコン)はこれにて終了です」が好きです。

 

全般的に最終日の気迫が凄かったです。とはいえ①②の完成度も凄かった。あの広い会場が狭かった。

平沢さんが、かつて言葉で表現できないことを音楽として表現している、という趣旨のことを語られていましたが、まさしくそれを全身で痛感しました。

あれだけハードなタイムテーブルでの進行、昼夜2公演という体力的にもとんでもない負荷がかかっていたであろう中、疲労微塵も見せず、むしろ歌唱がどんどんお元気になって、息ひとつ乱さず汗ひとつ見せず、集中を全く切らすことなく、唯一無二の平沢進としてあの空間の中心に屹然と立ち続ける姿が本当に本当に格好良かったです。

ああ、この人を好きになって、この人の生き様を追ってきて良かったなぁって、毎回ライブの度に思ってるんですがw またしても平沢進という稀有な存在の前にひれ伏すしかなかったですね。

 

平沢さん、私たちの魂が生まれ直すその日、それはこのライブかもしれない、他のきっかけかもしれない、でもきっとその時は平沢さんの音楽が寄り添ってくれている、そんな日にBEACONを灯してくれて、本当にありがとうございました!