会然TREK2K20▲03@Zepp Tokyo 2日目

 

 

 

ホワイトデーですね!(物理)

雨を呼びゲリラ豪雨を呼び台風をも呼ぶ男平沢進ついに雪まで

東京では桜の開花予想日だったというのにね…

 

かじかむ手にコーチジャケットのポッケのヌクモリティがありがたく沁みます…こんな状況を見越してポッケの中をモフモフ仕様にしてくれたのでしょうか…さすがケイオスさん…優しい…

 

待機列で呼び出しを待っている頃には雪は霙に変わっていました。寒いです。

 

 

会然TREK2K20▲03

 

2020年3月14日

Zepp Tokyo

 

OPEN 17:00

START 18:00

 

初日は下手側4列目くらい、この日は少し流れに身を任せたら下手側3列目に行けました。

 

この日松村様は▼02の赤いTシャツをお召しでした。

やったああああ私も今同じTシャツよおおお松村様とペアルックううううう(興奮)

ちなみに昨日はゆーさんとおそろいだったのおおお(STDRUMSのLOTUS ROOT Tシャツ)

ほんとケイオス専属のイケメン販促モデルですね(なお大阪限定品のため購入不能)

 

本日はなんと会人さんのギターもEVOです。EVO3台体制。

平沢さんは安定の抹茶、93317543さんことSSHOさんは抹茶(昨日平沢さんの後ろに鎮座していたサブ機?)、66594428さんことTAZZさんはあずき…と私は思い込んでいたんですが、実はギターではなく新製品のEVOベースだったそうです。

楽器で三つ子コーデとかどんだけ仲良しなんですか…!

 

 

【曲順】

 

1.おやすみDOG

2.遮眼大師

3.上空初期値

4.巡航プシクラオン

5.MOTHER

6.帆船108

7.Parallel Kozak

8.Switched-On Lotus

9.Leak

10.橋大工

11.HUMAN-LE

12.コヨーテ(第6フォルマントVer.)

13.白く巨大で

14.LOOPING OPPOSITION

15.SPEED TUBE

16.Phonon Belt

-Encore-

17.幽霊飛行機

18.Ruktun or Die

19.PLANET-HOME

 

 

平沢さんが壇上に登った曲は初日と一緒でした。

ウサちゃんがコヨーテに食われてしまい、幽霊になって追加されました(クソまとめ)

 

会人さん達は下手から、レルレさんは上手から、そしてボスは本日は上手から登場し、そのままお立ち台横の階段を登り高い位置に颯爽と出現!

すぐさまレーザーハープ後ろの定位置につき、開幕おやすみDOGです。

背後のモニターでは、黒地の中央を鋭いの細線が貫いていて、「惜しい、だったら横になったボンドルド卿なのに」とかぼんやり考えていました。

私は失念していましたが、初日のこの線は緑色だったのですね。

ワォーンの後にお立ち台の平沢さんと会人さんが息を合わせてしゃがみ込んだ姿が本当にスタイリッシュで、そのまま何かの雑誌の表紙とか飾れそう。

 

アッパーなナンバーが続いて遮眼大師。おやすみDOGの時点で少し声が出づらそうな印象でしたが、1発目のマントラがちょい出だし不発気味、しかし2回目でヒラサワ怒りの喉声マントラ炸裂。

デストロイ時には腰を落とし、まるで地を掘る、または突き刺す勢いでギターネックを下方へ向ける珍しい動き。加えてサビのマントラで機関銃のようにギターを横に構えて左から右へ客席を掃討。

下への一点攻撃からの平面攻撃、シン・ゴジラかい、と仰ってた方がおりましたが、まさしく観客総辞職ビームでした。

間違…ゲフン出血大サービスの追いマントラ、私はこの日マントラで撃たれた本望の花(死)状態だったのでなにがなんだか為されるがまま…でマントラが増えていたことすらそういえば…な放心っぷりでした。平沢さんは作者でエライから、現場で変えるよマントラの回数だって。

画面はモノクロの凶々しくガサついたアンチバーコードの絵面で、ちょいホラー感入ってました。貞子の呪いのビデオに一瞬混ぜ込んでも違和感なさそう。

 

上空初期値、サビ直前の「(てーっててーっててーっててーっててーっててーっててーてれれー♪)「見ぃぃぃぃぃぃよぉぉぉぉぉしーろーきぃーしやーをーのぉぉーぼりぃぃー」の部分で、ギターを背負ったSSHOさんが両手を左右にルンルン振って踊っていて、めちゃくちゃ愛らしかったです。こんなダンシングフラワー欲しい。

 

続いて巡航プシクラオン。この曲の後半あたりから発声が喉から腹にきっちり移行して安定したように思いました。

フジロック夢みる機械で観客を操っていた時の紫の照明に赤を織り混ぜたような、幻想的で美しい照明でした…

 

昨日と同じく5曲目にMOTHER。昨日はこの曲が来たというだけで号泣してしまい細かいところを見れていなかったので、今日はとても冷静に、勇壮な行進曲リズムを叩くレルレさんに注目できます。マーチが…マーチが聴こえる…!レルレさんからMOTHERの…!胸に憩いと祈りをTAZZ冴えて…!(号泣)

会人さんがサイレントチェロとバイオリンを力強く奏で、平沢さんの声は深く強くとても絶好調です…おおマザー…あああ…(号泣)

 

帆船108。お立ち台の後ろにミラーボールが床置きされているのが見え、大輪の花のように舞台にあまねく咲いた白い光はミラーボールさんのお仕事だったと理解。

2番以降だったの思うのですが、平沢さんが手ぶら状態でレーザーハープの横に立ち…両手をまっすぐ太ももの上に置かれた姿勢のまま歌われて、育ちの良いおぼっちゃまかな?と思いました。眉毛がハの字なので不安そうな表情に見えてしまって…さっきまであれほど圧倒的存在感だったのに、いきなり庇護欲煽ってくるのは…卑怯也…

昨日は巻き舌の後の低音部が歌いづらそうで、両耳を押さえ肘をキュッと締めてかわい子ちゃんポーズになっておられましたが、本日は歌いやすそうに反り気味に胸を張って威風堂々とされておりました。

レルレさんのドラムのおかずがめたくそ格好良かった。

 

お立ち台に颯爽と登ってParallel Kozak。全体的にそうなんですが、舞台装置の転換がない分、大阪の時のような長めのブリッジがなくて、演者が急いで移動します。

平沢さん、何故かお立ち台に直立したまま、床に白いピックをぽいっと投げ捨て…え?何の躊躇もなく足元にぽろんとピックを落としました。

 

漢の手弾きタイムだああああああああ!

 

最後に弦楽器隊3人がスチャッと膝立ちにしゃがむ際、平沢さんとSSHOさんは曲げた膝が綺麗に90度になっていたのですが、TAZZさんは105度くらいだったのが印象的でした。たぶん太ももあたりでズボンがムチッとパツッと…わかりますわかります…布地に余裕がなくて深く曲げきれないあの状態…

平沢さんが会人さんの方を向くように、正面向きでなくわずかに斜めに身体を向けているのが、こう、とても、実に良いです。

 

ラージバッグにも描かれている四角形デザインのロータスが左右対象でメトロノームのように横軸に行ったり来たりする映像が流れ、昨日見逃した「いつもより多く衝突しておりまーす」連続衝撃波映像もやっと見れました。こんなに念入りに玉突き事故してたのか…

お陰であやうくEVOを床置きする瞬間を見逃しかけましたが、松村様のGodinと椅子と足台の設置作業が昨日より2倍速で手際が良くて驚嘆しました。

 

昨日と同様にお立ち台に座り、左足を台に乗せたデューンスタイルで奏でられるSwitched-On Lotus

くるくる回っていたシャワーのような白い照明が平沢さんにびしっと一点集中する瞬間は、誇張なく宗教画のような荘厳さで、ステージ上は完全に神殿の様相でした。

今日は曲によって、特に高音域以降の際など時折上擦ったりする場面が散見されましたが、この曲は完璧に声と演奏が融合していました。荘厳系の曲は総じて声が安定していましたね。

 

Godinを床置きし、畏れ多くも松村様に手渡さず拾わせるという暴挙。右手にGodinを、左手に大小の台を一気に回収した松村様と、床置きEVOを構え直した平沢さんが、同時にその場をシュバッと対極の方向に立ち去る動きは完全に忍びの者でした。

 

レーザーハープ前に帰ってきてのLeak。昨日はサビ部はグーパン奏法&客席あちこち見渡しタイムでしたが、今日は手刀でじっとレーザーを遮り、目線も概ね手元周りに固定でした。

イントロのレーザーハープ捌き、一歩間違えば阿波踊りになりかねないのですが、紙一重でめちゃくちゃカッコいいのがズルイです。

 

涙腺決壊タイムはまだまだ続いて橋大工

始まる前の暗転時にクイッとお水を煽り、お水台に置かれていたハンカチでサッとお上品に口元を拭ったのをこの目で見ました(卒倒)

Aメロの声がとんでもなく女性的な艶やかさでドキッとします…Bメロからは男性力が強まるんですが…完全に両性の声を演じ分けたような、歌声版らんま1/2でした。何より脳を包み込むような声の深みたるや…

魔人探偵脳噛ネウロという漫画に、観客の脳を歌声で文字通り揺さぶって次々と失神させる能力を持つ世界的歌姫が登場するのですが、紛れもなく平沢さんは3次元版アヤ・エイジアですよ…(失神)

 

なかなか陶酔の世界から帰してくれない、HUMAN-LEです。

SSHOさんの。リズムに合わせて頭を左右に振る横揺れが一段とアクティブ可愛かった気がします。

「枷を打ち」のCメロ部で、客席の機能制限版HUMAN-LE達に降り注ぐ、天使の梯子のような慈愛の白い照明。

(時々忘れそうになるので自分用メモ:LEはLimited Editionの略)

 

まるでセラピーのような時間が過ぎ…こ、この軽快なイントロリフと遠吠えは…

 

コヨーテええええええええええええ!!??!?!?!!!???

 

寝た犬が起きてコヨーテに2歩と半分進化したの!?(錯乱)

しかも「日照りの仕組みも分かる頃」の第6フォルマント版(冒頭の朗読はなし)です。

3番のクリスマス感も健在です。

台詞部分の最初はがっつりカンペを読んでいた姿も目撃しましたが、

 

(わかってるな?オマエタチちゃんとわかっているな?と少し前屈みになり確認するようにほんのり口角を上げつつ上目遣いの視線で客席を眺め回しながら)「もっとかしこく、逃げていただく」

 

\は゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛い゛!!!!!!!!!!!!!!!!/

(良い子のおへんじ)(轟音)

 

この瞬間観客全員IQ2の保育園児になってましたよね。

お返事パートなしですぐさまサビに突入する第6フォルマント版の原曲より、客の返事用におそらく4拍分長く間を開けてくれたの、本当に平沢さん…ねぇ…もお…元気な返事すぎて演者に飛沫飛んだらどうするんですか…客が皆ちゃんとマスク着用してくるって信頼しきってるでしょ…(号泣)

 

『日照り』で餓え、世界の合意にそぐわなかったばかりに追われ八つ裂きにされてしまうコヨーテ。この時期にあえてこの曲をねじ込んでくる平沢さん、完全に確信犯じゃないですか…(号泣)

 

そうですね、なんとしてももっとかしこく、逃げ切ってやりましょうね。

 

クールダウンのように白く巨大で。でも会人さんたちは全然クールダウンしません。完全に2人の世界のイチャイチャタイムです。お互いに何か語りかけるように顔を向けては交互にちちくり合っています(パッドを)

 

LOOPING OPPOSITIONで再び熱狂タイムへ。

原曲では若き反逆児のカリスマってイメージ(個人の見解)ですが、目の前に屹立する壇上の御仁はもはや魔王の貫禄です。

昨日よりも一文字一文字はっきりくっきり放たれる

 

「悪 の メ ソ ッ ド !!!!!!!」

 

のシャウトと同時に背後からカッと照射される白き閃光を背負う魔王、ハイ今支配されたよ!今大魔王に全世界が掌握されたよ!!!!

 

なんで原曲の30代ボイスより今の方がパワーもりもりなんでしょう。当時の平沢さん100人が束になってかかったとしても、今の魔王様なら指先ひとつでダウンさせられますよたぶん。 

ギターネックを右手で掴んで剣のように直角に構えておられたので、なんだか出陣の儀のようにも見えましたね。戦が始まる。

そんな魔王様ですが、サビ以外は右足でずっとリズムとってたのはほっこりポイントでした。

 

ところで両日お立ち台でのデストロイ時とか激しく動く際、時折下をチラッと確認する所作に高所恐怖症の片鱗を感じました。本当に僅か~に及び腰になるモーションがあって…

高いところ苦手なはずなのに、お客さんに見えやすいように頑張ってくださって感謝の極みです。

 

立て続けにSPEED TUBE。さすが魔王様、全く客に休む隙を与えてくれません。

ハァイスピッ↑チュゥゥゥの音が跳ね上がるところで小首を傾げる仕草は昔から変わりませんね。

最後の超ロングトーンに至る際のレルレさんのドコドコ追い上げが凄まじかった。

逆再生の部分、直立不動な平沢さんがまっすぐ顔を上げて上方真正面を見つめていたのが印象的でした。

たしかこの曲の画面は平沢さんのお顔パーツ堪能タイムだったと思うんですが、最初からずーーーーーーーーっと左側にぴょろんと一本突出してまっすぐぶら下がっていたぴょろ毛が、途中から毛先に向かってくねくねっとなっていたことが確認できてしんどかったです。

セーラームーンCrystalにおける、うさぎちゃんの耳元の後れ毛のぴょろりん感に近かったです。

私この日は冒頭からずっとぴょろ毛が気になりまくりで…あとヘッドセットマイクの、後頭部の支え部直下のうなじの、特に左側に勢いがついていた後れ毛の跳ねっぷりも。

 

あと何故かご開帳度がUPしていたトゥルットゥルの首筋………な………(吐血)

 

Phonon BeltのAメロで、PCを覗き込みながらじっくり歌い込んでいて、あやうくディレイラマを鳴らし忘れそうになり「あぶねっ!!」とばかりに超俊敏にレーザーハープを下から上へシュバッ!と弾いておられました。ギリセーフ!

ああ、本編が終わってしまう…と寂しい気持ちがじんわり込み上げます。

 

「ありがとう」と軽く頭を下げて会人さんと共に下手側に退場。

 

アンコール待ちは昨日よりやや長かった印象…裏側をぐるっと回ったのか上手から登場し、お立ち台の横階段から登っての登場です。

壇上から客席を一瞥し、レーザーハープの前へ。

 

「さっき気づいたんですが、大阪とは一曲もかぶってないんですね。道理で忙しいわけです」

 

「メンバー紹介をしましょう、演者の皆さんどうぞこちらにお登りください。サポートドラマー、ユージ…カワグt……ユージ・レルレ・カワグチ!」

 

やっぱり2日連続でレルレさんのミドルネームが言えない平沢さん。

覆面姿のレルレさんは両手でピースしながら勢い良く階段を駆け登り、雄々しく拳を握り真っ直ぐ上に掲げた右手の手首を左手で掴むポーズを決め、私は大爆笑でした。

まさかヘヴィメタル嫌いを公言する平沢さんのライブでマノウォーサインをお目にかかる日が来ようとはwwwwwwwwwwwww

 

※マノウォーサイン参考画像

f:id:tomozou_69:20200317112143j:image

(画像はこちらのコミュサイトより)

https://forums.stevehoffman.tv/threads/is-manowar-a-serious-band.336564/

 

 

フリーダムなレルレさんを「…満足ですか?」と呆れ気味で見つめる平沢さんに、ドーゾドーゾ!マイクお返ししまーす!という感じに肘を直角に曲げたジェスチャーを返しながら正面階段を降りてくるレルレさん。

 

「こういう奴です」

 

と添える平沢さんは、完全にわんぱく息子に手を焼くお父さんモードになってました。

 

「それでは会人の、(ここでカンペガン見)933…1…7543と書いて、SSHO!」

 

あっ昨日は噛まずにちゃんと言えたのに…w

 

EVOをひっ提げてSSHOさんも壇上に。

見せびらかすようにギターの正面をバッチリアピールして決めポーズ。

 

(この後「新製品の…」とうにゃうにゃ呟かれていたんですがよく聞き取れず)

 

「えー、そして(カンペガン見)6659…4428と書いて、TAZZ!」

 

やっぱり噛む!でも大阪の時もそうでしたが、TAZZさんの方がSSHOさんより比較的にスムーズに言えますね…!何故…!

手ぶらで壇上に登場したTAZZさん、礼儀正しく深々とお辞儀。

 

「新製品です」

 

と平沢さんが続けられて、ちょい細かく聞き取れなくて「新製品?バーコード会人さんのこと?」とか現地では頓珍漢な理解をしていましたが、EVOベースのことだったんですね。

共演者と新製品の紹介のみを済ませてアンコール突入です。

 

アンコール1曲目は幽霊飛行機!ここでまさかの新顔

MC明けゆえにちょっと声が出づらそうな平沢さん。でも後半調子が戻る。

回=回の時のようにギター・ベース隊がリフで膝立ちでしゃがむも、同方向ではなく会人さん2人はやや中央向きに、平沢さんは会人さんの方を向いてサッと座ります。仲良しかよー!

 

2曲目はRuktun or Die。踊れや歌えでもはや自粛とは何だったのか。

TAZZさんが台から下りてステージ前方でノリノリになっています。完全に東京異次弦空洞のRangさんが憑依してました

会人さんのEVO達は、固定電話の受話器のコードのような白いくるくるしたシールドで有線で繋いでいるのですが、定位置に戻る際や戻った後にちょっと足元に引っ掛けたか踏んだかして、少しよろめきかけたTAZZさんを、お立ち台の上から平沢さんがちょっと心配そうなお母さんの眼差しで見守っておられました。

この日は昨日に比べてわりと頻繁に、平沢さんはお立ち台の上から会人さんを見つめる場面が多かったと思います。動きのタイミングを合わせようとされていたり、あるいは普通に会人さんたちのコミカルな動きを楽しまれてるなコレ、って感じがしたり。

 

何の曲の時か失念しましたが、TAZZさんが何故か銃撃するようにEVOのネックの先を平沢さんに向けていたり、突然電源OFFしたペッパーくんみたいに動作停止していたり、カメラをじーっと見ていたり、面白いアクション満載でした。

 

曲後半のサビで平沢さんは何故か突然前のめりになり、ルクトゥンオアダイ!!と大合唱が響く客席を、一緒に歌いつつじーーーーーーーーっと、ぐるーーーーーーーーっと見回し始めます。さながら薙ぎ払え!してる巨神兵状態です。薙ぎ払われました。

 

床が揺れるほど跳ねて最高潮のまま大団円……では終わらせない、まさかのアンコール3曲目PLANET-HOME

「さぁ、お気をつけて、帰りなさい」と優しく促されているようで…やだー!帰らないー!Zeppさんちの子になるー!(駄々っ子)

 

全てを終えて「ありがとう」と踵を返す平沢さん。

私の記憶違いでなければ…

 

「ありがとう」クルッ

 

ではなく

 

「ありがとう」(正面を向いたまま2歩ほど下がってから)クルッ

 

だったように思います。

会然TREK▲03では平素より客席をじっと見つめる時間が長かったような印象で…

とにかく今公演は逆境に次ぐ逆境を乗り越えての開催でした。こみ上げるものがあったのか…客を含めて会場内が自分以外全員覆面という状況に何か思うところがあったりしたのか…胸の内が気になるところです。

 

客電が点いた後も、散発的に「平沢さんありがとう!」のコールが長く続いていました。

会場外で会うフォロワーさん会うフォロワーさんほぼ全員挨拶か合い言葉のように「こよーてええええええええええええ!!!!!(涙声)」が第一声だったのが、なんだかこうとっても心はひとつという感じでした。

 

 

今世はまさに核P-MODELという情勢の中開催された▲03の公演、一体どれほど鬱屈をぶっ飛ばすが如く凄まじいことになるのだろうと想像していたのですが、意外にも事前の予想とは全く正反対に、攻撃的な曲はほぼなく(遮眼大師と「悪のメソッド」の部分くらいですかね)、あたたかな、優しい、そしてこのような時期だからこそひとりひとりがどう考え前向きに生きていくべきかのひとつの指針となるような力強いライブでした。

ヴァーチュアル・ラビット2やコヨーテなどに特に顕著でしたが、平沢さんはMC等での純朴な言葉ではなくただひたすら音楽で雄弁に伝えようとされていると。

 

以前にimagoという雑誌の寄稿で語られている通り、「音楽が果たすべき役割」を常に一貫して体現されているのだな、と。

(下にimagoのリンクを貼りましたが、アフィではないので気兼ねなくクリックしてみて下さいね)てかマケプレ価格たっか…

 

音楽の持つ力を、プラスの方向に最も効果的に放つために、本番一週間前のギリッギリまで曲順をずっと考え続けておられたのかなと思いました。

 

周りがどうであろうとも、引きずられるな、俯くな、顔を上げて今できる最前を尽くせ、と激励されているようで。

すべてよし、それでよし。

 

会場入口の両脇を固めていた白いテント、サーモグラフィーや医師の手配、ロビーに大量に並べられた消毒液を見れば、この開催が実現するまでに一体どれほどの人たちが奔走し、採算度外視で尽力してくれたのだろうと、 深く深く頭が下がる思いです。

 

平沢さん、かけがえのない2日間を本当にありがとうございました!