#STDRUMS & nakaitoshifumi RICH BUDDIES JAPAN TOUR 2022 at.渋谷CYCLONE 2022.11.22

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ユージ・レルレ・カワグチ氏と中井敏文氏が、北は北海道、南は沖縄、九州四国関西東京東北を股にかけ、本州の真ん中へんをすっ飛ばして敢行されている全国縦断ツアーの18公演目、渋谷CYCLONE 25周年アニバーサリー企画の一角を担う、熱気半端ないライブにお邪魔してきました。

次回がツアーファイナルなので、いわば準ファイナル公演ですね……!

 

GOK SOUNDスタジオツアーに参加したのがフジロック直後の2021年8月29日だったので生レルレさんは約1年ぶり、前回の中井独演業務に参加したのが2021年11月20日なので生中井さんもこれまた1年ぶりでございます。(ZCON…?何のことです…?)

 

唯一の東京開催地なのでそりゃあSOLD OUTも必至でしょう…ということでみっちみちの人口密度のライブハウス、何年ぶりのどれだけぶりでしょう……懐かしい空気感に目頭がじんわり熱くなりました。

 

入場の一時間前に先駆けて行われた先行物販で無事白Tシャツとお箸とステッカーとレルレさんの新譜をゲット。

白Tシャツ、太巻きみたいな状態でお出しされてめちゃくちゃ笑顔になりました。

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コインロッカーはLIMBOナンバーをゲット。

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整理番号は末広がりな番号だったのですが、

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ちょうどスピーカー真横の下手側端に一人分入れるスペースを探知。耳と情緒の死を覚悟して最前列に滑り込んでしまいました。うへへ。

下りていた幕端とステージ端の隙間からステージ上が見えてしまう位置で……開演前にレルレさんがササッとステージに現れたのが不意打ちで見えてギャッとなってしまい、以降開演まで秘密の絶対領域から目を逸らしていました。心臓に悪い位置でした。

 

最初はレルレさんのターン。ステージ中央にドドンと構えられたドラムセット。

横文字曲名を覚えられない病のため曲名と曲が一致しない己を罰したい。

あっEAR INFECTIONだけはその場でわかりましたぞ。あの印象的なセクシーなサックスのフレーズ大好きです。

後から記憶と照合する限りLINKEDAFTERMATH1はやってくださってた。

発売されたばかりのアルバムからの曲が多かったと思うのですが、どうせなら物理円盤を買ってから堪能しようなどと考えており、デジタルの方で予習していなかったのは戦略ミスでした。

でも予習してたところで音圧と照明効果で別の曲に聴こえてたと思う。

スモークの中で音の山津波をぶつけてくるレルレさんは幻想的でした。

ちょっともったいないけれど、目を閉じて耳と体に響く振動に身を任せてヘドバンしていると恍惚的な酩酊感に全身が包まれました。

技巧的なことは「両手両足全部バラバラに動いててすごい!」くらいしかわかりませんが、そんな人体の末端4本ぽっちで分厚い衝撃波を放ってくるからすごい!

一番でっかいシンバルを高速連打(言い方)されていたとき、何か巨大な存在に飲み込まれるような感覚に陥りました。

索敵中のサーチライトの如くぐるぐると動き回る照明芸術も、曲展開に完全マッチしていて凄まじい世界観を彩っていました。

ジャズっぽいテイストの曲調だとよりトランスしますね。ウイスキーのグラスをゆらゆらと掲げて体を揺らしたい気分になります。

 

色香漂う激しい深淵の圧巻から一転、MCは怒涛の告知タイムでしたが、要約すると「物販買え。マストバイ」の圧で笑いました。

ミュージシャンもサラリーマンと同じ職業のひとつ。特別じゃないのが当たり前。ロンドンではそう。もっと気軽にライブハウスに来て欲しい。ドリンク代がライブハウスの収益です。途中でも遠慮なく抜けてお客さん同士仲良く譲り合ってどんどん飲みに行ってね!

中井さんのmonogramedは売り切れてて、えーと……(読めないアルバム名)青いやつはあと8枚だそうなんで。

お箸は北海道と沖縄ではあまり売れなかった。箸使わないのかな。

九州から売れ始めた。やっぱり本州は箸使いますよね。あ、四国でも売れなかったかな。

RICH FOREVER TRADITION 2022 渋谷RUBY ROOMのチケットを世界最速……って当たり前なんですけど世界最速販売してます。

仙台のチケットも売ってます。買え。

物販買わないと帰れないんで。入り口で誓約書にサインしましたよね?(笑)

ありがとうございました。人身バイバーイ!

 

等々……ごく一部の抜粋かつ多少の記憶違いもあるかもですが、この買え買え圧が潔すぎて逆に何もいやらしくないMCスキルが半端ないなぁ。

パワフルドラミングに躍動する上腕二頭筋とグレーのTシャツのコントラストが格好良くて、結局終演後にもう一度物販に並んでグレーTシャツと、お箸(保存用)を買ってしまいました。

終演後はレルレさんが元気溌溂と売り子されていました。

体力ゲージどうなっているんだろう……。

遭遇したフォロワーさんの勢いを借りて、CDにサインもいただいてしまいました。ありがとうございました!

買って良かった物理CD。f:id:tomozou_69:20221123194058j:image

 

さてちょっと飛んでしまった時系列をライブ中に戻しまして、レルレさん退場後にいったん幕が下り、転換も素早く中井さんのターン。

1.Oval(with レルレさん)

2.Ranjiku(with レルレさん)

3.Tri-Phase Ⅱ

4.???(たぶん初聴きの曲。たぶん6/8拍子)

5.medium

6.Nana-Iro Hai-Iro

7.seas

8.シャボン(with PEVO1号さん&レルレさん)

9.パイルクーロス(with PEVO1号さん&レルレさん)

10.コンペリタンチップル(with PEVO1号さん&レルレさん)

11.sakasama(with レルレさん)

12.graphite(with レルレさん)

13.count(with レルレさん)

14.???(with レルレさん)(知っている曲のはずなのに失念。不覚)

15.doors(with レルレさん)

 

~楽しいMC(もはやトークショー)~

 

Encore. Offset(with レルレさん)

幕が上がると、上手側にピアニカを手にした中井さん、下手側にレルレさんの配置。

レルレさんがド正面にきたので音圧攻撃がもの凄かったです。中井さんのバックということでソロパートの時よりは若干控えめ気味だったんですが、そうでなければ吹っ飛んでました。

中井さんはいつもの帽子、ハイネックパーカー、ワインレッドの靴下、黒いシューズのいでたちでした。

シンセを挟んで2本のマイクが立っており、上手側がダブルヴォーカルエフェクト仕様、下手側がプレーンボーカル仕様になっていたと思います。

Ovalが始まった瞬間、客席が歓喜の飛び跳ねで波打ち、ルクトゥンオアダイの再来のようでした。

Ranjikuでは本来ワンショットボイスが入る部分で中井さんがマイクから離れ、真ん中寄りに移動してちょっと上体をかがめ、右手を口元に添えて「はい」と生声で囁いておられました。あれ卑怯です。卑怯です。

Tri-Phase Ⅱでは、音源よりもねっとりと湿度高く歌い上げながら、何故かピアニカのみょいんと伸びた吸い口のホースにマイクのコードをぐるぐると巻き付けていました。なぜだかどしてかなんとなく卑猥でした。

ここで知らない曲が来て、6/8拍子のリズムカッコイイデスネ!?

つづいてMediumキターーー!!と昇天。最後の熱唱部分エモいです。

Nana-Iro Hai-Iroで前回の独演では出来なかった手拍子リベンジを果たせました。目に入った範囲で少なくとも客席前方はみんな手拍子してて、とても楽しかったし中井さんもニコニコしていたように見えました。

seasは曲名を現場で失念してしまっていたのですが、「窓に」の歌い出しと中盤の「ラーララ」を脳に刻み込んだので後で特定できました。ありがとう中井さん公式YouTubeチャンネル。

 

で、いったん引っ込んでいたレルレさんが再登場され……続いて待望のゲスト、PEVO1号さんがTalboギターを引っ提げ颯爽と登場。登場即サイン波をまんべんなく放ってくださいました。

PEVO帽にPEVOシャツにPEVO短パンの、懐かしい1号さんの姿がそこにありました(現地でマジで泣いてました)

レルレさんのドラムでパワーアップしたドーピングPEVOです。男性的ストロングPEVOです。

何の前置きも注釈もなく(MCの時すら特に何も触れず)PEVO4号さんのパートを完璧なパフォーマンスとともに完璧に歌いこなす中井さんが凄すぎて、「いいの???え???いいの????????」と丸見えの口元に驚愕していました。

大盛り上がりのトラッツトラッツシェルバン、もうほんとすいません、感無量です。

客にサイン波を浴びせたりトラッツトラッツシェルバンを主導したりギターソロを繰り出すときはグイグイ前に乗り出してくれるのに、ジェネリック4号さんが歌い出すとスッと後ろに下がる我らがスポットマイスタッフェンが相変わらずの紳士で素敵でした。

あれはまごうことなきカーヴォでした。たぶんレルレさんはもう宇宙人に拉致され済みだったんだと思います。次のカーヴォではきっと黒い帽子被ってグラサンかけて黒いポロシャツ着て当たり前のように舞台にいるんだと思います。ダメージジーンズから膝小僧が丸見えだったので、短パンもたぶん大丈夫だと思います(暴走する欲望)

 

1号さんが去り、特に解説もなく中井さんのソロタイムにするっと戻ります。

PEVO曲に引き続きレルレさんは最後まで叩いてくれました。

 

セットリストをちょこちょこっと手の甲にメモしていたのですが、さかさま、と書き殴って顔を上げた瞬間、「ボクニクレヨヲオオオオオーーーーおおおおう」のとこで中井さんが下手側のこちらをガン見されていてがっつり目が合いまして……眼鏡の向こう側のぱっちりした曇りなき瞳がめっちゃがっつりこちらに向けられてまして……「よそ見してしまってすいませんでしたァ!!!」と背筋がシュビッと伸びて死にました。

graphiteは前回の独演でも演奏されていましたが、また聴けると思わなくて死にました。

countもまさかドラムを従えて疾走感マシマシで聴けると思わなくて死にました。

で、この次の曲……!絶対既知の曲、つまり直近アルバム2作か公式チャンネルに上がっている曲だったはずなんですが、三連続で魂が刈り取られた直後だったので記憶がないんです……既知の曲だったからこそ気を張っていなくて、あとで手の甲のメモ、もとい怪文書を見返したら自分で解読できなくて絶望しました。

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うーん……dustlineかfar的なミドルテンポな曲だったような気もしないでもないんですが自信がない……。覚えている有識者のお方、おりましたら連絡ください……。気になってしょうがない。

続いてしっとりとdoors。気持ち良い余韻を残し、本編終了。

いったん幕が下り、拍手喝采の中再び幕が上がっておふたり登場。

 

中井さん「いいですねなんか、この幕」

 

レルレさんと中井さんの掛け合い漫才のようなMCが面白かったです。

「ツアー秘話とか5時間トークするぞ。嘘です」とか仰ってましたが、マジでトークして欲しかったです。

酒飲み過ぎて(だったっけ?)喉潰してましたよね、のレルレさんのフリから出た中井さんのお話で、徳島のデビッド・カッパーフィールドと呼んでいるKさん(MCでは実名出てました)がとても愉快で、仕事用とプラべ用で携帯電話2台持ちだったが一緒に飲んでるうちに仕事用をなくしてしまい、仕事の連絡があってもわからない……どうしよう……探すかぁ……飲むかぁ……と朝の3時頃まで飲んで、そしたらその間になんともう1台もなくしてしまった。その後4時ごろまで飲んで、帰り際にありがとうございました!とKさんが頭を下げたらコロコロっと携帯が転がり出てきた。商店街の福引のガラガラのように。それを見たKさんが「あっ」っと言って。その「あっ」がむちゃくちゃツボに入って笑い転げ過ぎたときが一番喉潰しました

 

レルレさん「すげぇ笑ってましたよね」

 

のお話が好きすぎました。

 

仲間……友達と一緒にツアーすることができて良かった」という言葉が出た時、仰いで尊死していました。

「よわい57……(齢じゃなくて)弱(じゃく)の方の弱い57パワーワードでした。

来月の追加ライブの宣伝をレルレさんに促されると、「ああ……まぁまぁいいじゃないですかそういうのは」とさらっと流しやがりまして、いや良くないよ!?と皆心中総ツッコミだったんじゃないかと思います。もっと商売っ気出してください。レルレさんの爪の垢を煎じて飲んでください。

 

「今年はライブ20本こなすわけですよ。20本て月刊より多いですよ。(客に向けて)どれだけ大変かやってみれば良いんですよ。なかなかないですよこんな仕事」

「ああ……まぁそうですね(20本どころじゃないライブの本数をこなす人の顔)じゃあ来年またやりましょう!」

「弱い57なのに!」

 

みたいなショートコントが良かったです(ショートコントではない)

こっちは一応声出し禁止なので拷問です。いやライブ中はたまらずワンピースのゲダツ様のように「んーんん!!!」って閉じた口の中で叫んでしまいましたけど……サイン波浴びせられてるのに無言を貫くのは無理でしょう……

ちょっとずつ漏れた皆の小さめの歓喜の声がうねりになって控えめな歓声に昇華されてたの、個人的に良い感じの折衷感だった気がします。

 

来年またやってください……そして今年すっ飛ばされた中部地方に来てください……。

長野のライブハウスはCLUB JUNK BOXおすすめです……スタッフさん皆いい人です……より駅近に移転してからまだ足を踏み入れたことがないので行ってみたいです……(勝手に行きなさい)

限界集落長野はまぁともかくとして、せめて今度は東海地方にもお恵みを……。

 

あと、レルレさんが中井さんの曲を叩くとき、「最初はまだ控えめだったんだけどどんどん激しくなっていった」だそうで。そういうツアーを通じての親密度の高まりから遠慮がなくなっていくというか音楽に投影される積まれた経験が齎す変化……とても良いですよね……(ニチャア笑い)

 

等々、まだまだ沢山面白いトークがてんこ盛りのMCでした。後になってボコボコ思い出しそう。

内容が濃すぎて、細かいとこがいろいろ記憶違いとか省略とか失念とかしてしまっていると思います。「」内で表現した言葉もあらすじ程度で汲んでください。記憶力ポンコツ野郎ですみません……!

 

MCタイムにおいて、1号さんが壇上に出てくることもなく、1号さんゲスト招致の経緯や何故突如中井さんの声帯が4号さんに乗っ取られたのか等の説明も全然なかったの、宇宙人降臨の特異っぷりというか、ちくわ大明神感が甚だしくて最高でした。

 

それでは最後に1曲聴いてください、とOffset。

オギャーーーーーーーー!!!!(歓喜の悲鳴)

一昨年の独演の時もそうでしたが、2015年版のイントロが好きすぎて2015年版のイントロが聴こえてしまう病のため2015年版だ!!と現地で思い込んでしまったんですが、Monogrammed版でしたよね?ただの私の幻聴ですよね?

検証のため映像……無理なら音源だけでも、期間限定の有料で良いからどこかで公開して欲しゅうございます……MCもノーカットで……

本当に本当に楽しいツアーだったんだなぁ、というのがMCからも表情からも演奏中の空気感からもビンビンに伝わってきて、聞いているこちらも幸せな気持ちになりました。

 

ありがとうございました、と最後に捌けるとき、ステージ端でお先にどうぞいやいやそちらがお先にどうぞ、とお互いに手を差し示して譲り合っている姿がほほえましかったです。

 

レルレさん、中井さん、1号さん、楽しい音楽体験とと心のデトックスをありがとうございました!

カツカレー大盛りビーフシチュー付きにカツ丼大盛りドチキン付きがお出しされたようなド満腹の時間でした。

 

先行物販待機列でも、客席フロアでも、バス乗り場までの帰路でもフォロワーさんらとご一緒出来まして、いつもながらの特に誰とも申し合わせていないぼっち参戦にして、全然ぼっちじゃなく楽しい時間を過ごさせていただきました。お会いできた皆様、ありがとうございました!

この、「現地での偶然の遭遇、なりゆきの流れ」が私のライブにおける醍醐味であり、楽しみのひとつであります。

あ、あとライブ後に一気に呷るビール!これが最たる至福の時です。

 

 

 

さてライブとは全然関係ない、日記的余談です。

渋谷着後に時間があったので、最近ちょっとしんどいこと続きだったこともあり軽く厄払いしたくて、Googleマップのナビで徒歩圏内の適当な神社を目指しブラブラ歩いておりました。

細い坂道をなんの気なしに曲がってみたら、あっここラブホ街だ。

ナビに従うならもうちょっと奥まで潜入する必要があるようで、うん、ライブ前にラブホ街探索は趣がありすぎる、やめとこう。

ネオン瞬く直前の時間帯に表層のストリートを突っ切って、閑静な住宅地のお稲荷様に進路を変えたのでした。

そこからライブハウスに向かっててくてく歩いていると、前を歩いていたおじさんが突然ぐるっと振り返り、おそらくシラフなのに完全に出来上がっている彼岸島系作画の笑顔で「お姉さんきれいだねぇいやぁ本当にきれいだぁ」とネチョッと誉めてくださったので、おうおうこちとらFILTERで当たったKORGのTシャツに#STDRUMSパーカーとGUの500円パーカーを重ね着し、お腰に福間さんのthis is our musicポーチをつけた戦闘民族やぞありがとうございます、を「ども」の二文字に乗せて会釈し、学生時代マーチングで鍛えた華麗なるスピンで曲がり角をターンし渋谷センター街を目指したのでした。(ちなみに彼岸島は未読なので完全にイメージですすいません)

渋谷センター街を闊歩していたら覚醒剤に手を出すのはやめましょう」の街頭アナウンスが陽が傾きつつある空に響いていて、なんだか一連の時間がサイバー系ディストピア体験みたいで楽しかったです。

しぶやはこわいまちだなぁ(うきうき)

 

 

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RICH FOREVER!!🤘🤘🤘

 

【追記】平沢進 INTERACTIVE LIVE SHOW 2022「ZCON」

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突然ですがZCONの追記感想です。

tomozou-69.hatenablog.com

 

の続きといいますか、大元の感想ではついつい脱線してしまって語りきれなかったところ、語り忘れたところ、アーカイブ配信映像を見ていたら叫びたくなったところ、小難しいことは抜きにして、見たまま聞いたままを「キャー!かっこいいー!」程度のライトなノリでちょいちょいと補足で叫んでいきたいと思います。

全体的に平素のTwitter的な頭の悪さが際立つ文になっております。ご了承ください。

とりあえず概ね1公演目の流れをベースに、日替わり曲はその後に記しています。

時数節約のため

 

①=1回目公演の話

②=2回目公演の話

③=3回目公演の話

 

の略となっております。

 

【ZCON簡易あらすじ】

滅びた旧支配者アヨカヨの負の遺産ZCONITEは、思考を制御され非支配者層として飼育されていたアンバニの脳内にいまだ残留しており、本来の自分自身たる姿への回帰を阻んでいる。アンバ二代表・ルビイとシトリンの姉妹は、悪天候が引き起こす情緒的不安が齎す様々な幻影や困難を乗り越え、アヨカヨ滅亡後も機能していた保護者という善意を装う隷属システムを打ち倒し、かつてアンバニがアンバニと定められる前の時代に人々を導いていたデュンクの旋律と呼応するアン、そして真のBEACONを再び呼び戻し、アンバニ飼育用に作られたタイムラインのループを阻止することに成功。ZCONITEの制御装置ZCONは破壊された。姉妹はついに本来の自分を取り戻す。彼女らは本当はおっさんであった。おっさんは別のタイムラインのおっさんの存在を確定させるべく、おっさんの元へと向かった。

 

 

冒頭語り

ナレ沢さん詳しくありがとうやで。

大枠さんのCGクオリティにまず度肝抜かれた。

ZCON起動時のくるくる回る機構がWORLD CELLみある~。

ルビイさんの三つ編みおさげビジュアルが実に愛くるしい。演技もかわいい。静止画を細かく繋げて動きを出すモーションすごく良いです。

シトリン様の幻影に火をつけるよ。

nGiap「慌てるなぁ」「まあ落ち着いて」←無茶言うな

「あんた誰」で済ませてくれたルビイさん優しいよ。私だったら「おまわりさーん!亀裂から変なおじさんがー!」って110番するよ。

天候技師さん説明お疲れさまやで。

SSHO「おわかり頂けたかな?」がポーズ含めて好きです。

そういえば『会人』はよく考えたらインタラ初出演なんですね~。

これほどの完成度のせっかくのインタラ、CALLでCALLしたかったねぇ。

 

COLD SONG

「私の声が聞こえるか」の字幕と共に登場してくる演出、及び墜落する飛行機映像をバックに荘厳に歌い出す情景は完全に世界を滅ぼす側の魔王なんですよ……。

ギターをドラゴンころしのように背負って登場してくるこの威圧感……もとい強キャラとしての威厳がある。

ル「怖いよおねえちゃん」←かわいい

①デストロイギターに突入する瞬間の表情と片膝つくアクションがDVD収録されなかったらケイオスユニオンに抗議せねばならぬ……「ここちょっと官能的な表情」どころじゃないです、R現世です。

②③ではデストロイが終わるまで見やすいように後ろの高いお立ち台にいてくれたのが優しい。でもバルコニー席からの眺望では鉄棒ハープの横棒に両日とも一部遮られてしまい、個人的にはぐぬぬでしたw

①では比較的ピカピカだったICE-9(いやくびれのところはデストロイ終了後の時点でもう掌紋ついてるな)が、②の時には全体的には指紋や掌紋でベッタベタになっていたのがまた良いですよね……。

外部PAからは(おそらく演出上)元の音源の出力をかなり強くしていて生歌部分が確認しづらいですが(なので体が揺れていても声が揺れない)、「呼ぶは」でぐわっとのけぞったり、肩で息をしている姿に胸が締め付けられます。すごい大きく息を吸ったり吐いたり、胸筋や腹筋がべこべこ稼働しているのが見られて最高です。楽器はさっぱりなんですが、一応しょっぱいVo.やってたことがあったので、声が絞り出される筋肉の動きを見ちゃう。

 

TRAVELATOR

ここで核Pかよおおおおおおおおおおお(発声OKだったら現地で絶叫してました)

もうイントロで自動的に「HAPRA次元数を設定せよ」が聞こえてくる体にされてしまった。

イントロのフレーズのギターリフの最後に「ジャン」って弦弾く所作がツボです。

ギターソロ終わってエフェクターのペダル踏む所作の色気よ……エフェクターそこ代わって……。

長と天候技師2人でギターをクイッと縦に上げる息の合い方、稀にちょっとずれるのもご愛敬で良いですよね……角度合わせるのに結構練習されたのかな……①最後ちょっと間違えて上げようとして一瞬ピクッとなってるTAZZさんSUKI。

③のフライングギターリフ&歌い出しからのたっぴんダーリン(現地ではすっぴんダーリンって聞こえてた)、からの見事な軌道修正、40年以上分の場数を踏んできたプロの機転を目の当たりにして唸らされたので円盤にはそのまま収録して欲しいですが、修正されちゃうんだろうなぁ……(涙)

 

LANDING 

誰よこのデスゲーム主催者感あふれるウサギ(n回目)

右手上げてるとき「ハイ」って平沢さんの声が聞こえる(幻聴)

①Aメロの歌い出しがちょっとマイク拾ってないの、ライブって感じでとても良い。

①②③通じて手持ち無沙汰な右手がEVOの上で軽くグーしてるのとても良い。

 

Hot Point1の選択タイムでお水飲みながら後ろのモニターをじーっと見ていた平沢さんの後ろ姿好きです。客席の方は絶対見ない(たぶん)のが実に良い。

①Ho!さんなんでそんなとこでヒッチハイクしてるのw(ヒッチハイクではない)

「死ぬのよ」と確信するシトリン様、シトリン様は心配性、って感じで、グッドエンドルートには不要な場面ではあるのですが、ここ結構キャラ立て補強要素としては欠かせない部分ですね。

 

消えるTOPIA

半透明ナレ沢……貴様さては過去向く士だな???

「彼の脳内に残るZCONITE」って伏線だったんだねぇ。nGiap本人は「覚醒の旅の途中で~……」て覚書の中で言ってたけど、実はまだ分裂状態であったという示唆。

レーザーハープがスーッと扇状に起動するのむちゃくちゃ格好良い。

フジロック映像の転用ありがとうございますほんとうにありがとうございます。

フジロックの時はコーラスと山びこ状態だった部分、綺麗にスッキリして真の消えるTOPIAとして覚醒した。

①の時点で声は絶好調でしたが③でさらに確変したから漏らした。①②③全部において巻き舌も絶好調だったから漏らした。

①最初にこの時点でナレ沢さんが道化師とΣ‐12について言及されたときはΣ‐12の部分にだけ反応してたけど、まさか道化師があんなに伝説級のトリックスターとしてこの後君臨するなんて誰が想像したよ。

サビあたりで双眼鏡で平沢さんを見ようとするたび、毎回照明に目を攻撃されてグアアアアアアアアアアアとなる。くるくる回る真っ白な光のシャワー綺麗でしたね~。

最後まで見届けてから振り返ると、ナレ沢さんの「私が今ここに存在するためには彼がこの仕事(亀裂を通ってここにやってくること)を成功させなければならない。私を生存させるのは彼の最終的な仕事なのです」的な言葉の直後に、長が「過去はたった今、今はたった今、明日はたった今、キミに還る」の歌で応答してるのがエモすぎて心が尊さに満たされて泣きじゃくってしまった。白沢さんと黒沢さんも本来あるべき一つの完全なる存在へ還ったのだとしたら……なおかつ第9曼荼羅モカを踏まえると感無量の暴風雨で、無理です、もう(嗚咽慟哭号泣)

 

ところで①トゥジャリットいくらなんでも丈夫過ぎない?

 

クオリア

ギター違いが3バージョンも公開されたほどのVIP曲でありながらワーセル以来のお久しぶりであるクオリア塔。

ピックでピロピロ弾いてるとこ好き

「岩」「わー」の裏返りボイス好き

サビのとこちょっと歪んだ表情好き

 

もうタフィラス構文のせいでHot Point2の部分が微笑みなしでは見れない……当日、特に③はミスは許されないとあんなに緊張感で胃をキリキリさせていたというのに……。

ところで①の会場を一望するアングルに私映っとるな。

①シトリンおねえちゃんの「楽して生きるなんで不道徳よ。人でなしだわ」善良な道徳的な価値観、すごくよくわかる。わかるがゆえに美徳に囚われることをいつしか絶対的な価値観のように刷り込まれていた違和感をここにきて改めて感じる

 

燃える花の隊列

レーザーハープで奏でられるピアノの和音がうっとりします……。

「張り裂くような」「はーーーーーーー」等の、のけぞって声を伸ばす部分の伸びやかな力強さが回を追うごとにパワーアップしてすごかった。魂を削るような歌声。①②ではささやかにハンドクラップしてたんですが、③ではまるで物理的に心臓をグッと掴まれるような圧倒的な没入感でそんなことさえ忘れていました。4Fバルコニーだったのに、その圧巻の存在感は距離を全く感じさせなかった。

サビのとこのギターフレーズの、SSHOさんの完コピっぷりがすごい……いや常にすごいんですけどあのひと。

 

転倒する男

ナレ沢「転倒してみるがいい」←PATYF!!!!!!!(条件反射)

天上のラッパ(フレンチホルン)と青いライトが降り注いでいる光景の神々しさがとんでもないんですよ……①は「おねえちゃん、わたしたちどうなるの」「死ぬのよ」(そして沈む)だったけど、②③では炎まみれとはいえロープ下ろしてもらえて良かった……。

「わっはー」の透明感な……このシリアスな世界観においてわっはーが浮かないのすごい。あととりわけこの曲のミドルボイスというか低めのチェストボイス、すごいがっちりしてて力強く雄々しかったです。

「貴方が途轍もない存在であることを思い出すべきだ」←生きてるだけで褒めてくれるナレ沢さんbotだよ……すき……。

 

ピエロ氏、すごい重要なことぎっちぎちに詰め込んで語ってくれてるのに、ハイテンションススムな口調の方に気を取られてしまうのが悔しい。あとなんで②の時だけモノクロだったんだろ。

ズンドコしたリズムのBGMの中、ゾンビが出てくる演出が無性に好き。あの上半身裸にジーパンのゾンビは絶対生前ロックフェスとかでハッスルしてたタイプのパンクロッカーだと思う。

座席の背に手をちょこんと置いて女の子口調で抗議してくる67歳のおじさんをキモがることなく相手してくれたピエロはいい奴だよな……。

そういや現地で、「愛なき世界」うみねこの「愛がなければ視えない」をちょっと彷彿としてました。

 

幽霊列車

保護者を燃やせ!!TIMELINEを越えろ!!の伏線だったのかな。ZCON滅の刃 無限列車編(違います)

朽ちて落ちた橋桁に、なんとなくジャパリパークの廃墟感を彷彿としてました。

「ざんがーい」で必ず上を仰いで声を張り上げるお姿がとても良き。②で手を額にかざして上を仰いでくれた方向にちょうど私の席があったもんで、双眼鏡越しにめっちゃ目が合ってギャー!となりましたよ一瞬。

「全ての」「虚像の」あ、そこも歌うんだ。

 

Σ‐12さんの言葉と、ピエロの「しかしオマエタチを見てるとイライラするんだよォ」の部分は絶対平沢さんの素部分が色濃く投影されてるだろなー。いやほんといつもすいません。

①ピエロ「どうだい!痛くも痒くもなかっただろう!」「なかった」の部分の軽快な口調好き。特にリアクションなくクールに去ってくΣ‐12さんも好き。

②のHot Point3でデュンク1+2が鳴ったときに一瞬ドヤ顔で出てきたピエロはなんだったんだろうw

③ではウサギがヤッホーと言わんばかりに一瞬出てくるし……何?ゲストキャラのご挨拶タイム?この時ウサ公はLANDINGの時と逆の手を上げてますね。

 

論理的同人の認知的別世界 

①音と映像がほんのちょっと止まったのは本公演唯一のこれテクな場面だったかもしれない。暗黒無音の中でちっちゃく「ジャーン…」って鳴ってたギター好き。

3人でEVO構えてる構図はやっぱり視覚的にも楽しいなぁ。

「ええ、前夜ですから」や「もう大丈夫ですよ」の口調が、回を追うごとにドヤァ度「えーえ」「もぉーう」ねっとり度が増していったの最高でした。

この曲のみ歌声は②の時の方が圧倒的でした。でも「もう大丈夫ですよ。安寧の人」の( ー`дー´)キリッ顔は③が一番良かったですw

フジロックより歌声がド安定してて、スタンディングだったら奪取奪取大奪取で拳振り上げたかったです。

姉妹の口喧嘩シーンでこの曲に対する折茂さんの感想「わいわいガヤガヤああ言えばこう言う、屁理屈やパラドックス、ロジックの地獄」をほんのり思い出しましたよね~。

フジロックでブチかまし「何人吊るす?」で人差し指で首をつーと横切らせるパフォーマンスがなかったのだけちょっぴり残念。

崖を登ってるアヴァター、WORLD CELL 2015で思慮の羽を獲得した我々おなじみのアヴァターじゃなくて、Σ‐12の「だがお前はバラバラのままだ。お前はバラバラのままBEACONを探すだろう」の台詞的に、もしかしたら人格統合前の不完全なnGiapさんなのかもしれない幽霊列車の窓から見えたアヴァターも同様に。

アヴァターってそもそも『抜け殻』という意味て過去向く士さんがつけた名前で、アヴァター本人が名乗ったわけじゃないからなー。

 

BEACON(Intro) 

BEACONが始まると思った?残念!キャンセルでしたー!

③で分岐全部成功したのに警告音がビービー鳴ったのは「えっ…???」と本気でハラハラして泣きそうになりましたよね……。ZCONITE全部消して成功ルートへ進めたら、ここで中断されずにストレートBEACONできるって思うじゃん……。

「Timelineが終了しようとしている」のナレ沢さん、服が背景と同化してるしはしっこにいるからゆっくり霊夢感ある。

「得られなければ」がちょっと舌っ足らず様になってるの好き。

「解決済みであるTIMELINEへと移動するだけなのだ」、そう、チケット等が抽選になったときは、当選済みのTIMELINEへと移動するだけなのだ

 

TIMELINEの終わり

①投げキッスありがとうございます!!(してません)

振付を覚えようとしても毎回手の動きが違うんですが、その場で即興で舞っておられるのだろうか。

ピンと伸びた腕や指先の美しさ、ブレない流麗な動きと体幹がすごいです……回=回のZebra体操の時も思いましたがほんとこの人五十肩とは無縁だな……。

③のギターソロが、いつもより多めにギュイーンしております!って感じで嬉しいです。

BEACONと合わせてこの曲は本当に安定度抜群すぎてほんまもんの喉からCD音源でとんでもねぇです……何カ所か歌詞抜けがあって、「うわあああああ生歌だあああああ」って改めて認識して腰抜けました。

 

保護者がドアドンドンするとき、輪っかのノブがわずかに揺れてるくらい細かく作りこんでるのに引き戸なのホント好き。開け方がスパーン!とすげぇ勢いあるのも好き。

②③のΣ‐12さん、ノモイミュに引き続きめんどくせーおつかいをいつもお疲れ様ですありがとうございますという気持ちになる。

ゆるふわ三つ編みおさげによる妹属性なルビイさんから、ストレートヘアを振り乱すイケメンルビイさんのギャップ萌えな……惚れ直しますて……ゲストに呼んでくださってほんとありがとうやでステルス……。

 

ASHURA CLOCK(還弦Ver.)

福間さあああああああああああああんんんん(涙腺が焼き尽くされる)

このときよく現地勢は悲鳴を我慢できたなと……。

マスクの上から両手で顔覆ってに滲む視界をなんとかしようとしつつアワアワ震えてしておりましたが、多くの方もそうだったことでしょう。

それはそうとnGiapさんのうそつきー!ひどいわ騙したのねー!

とりあえずnGiapさんに抑圧された怒りをグーパン一発分くらいは向けてもバチは当たらないと思う。

①ルビイさん攻撃のターンでルビイさんをじーっと見ている長、シトリン様の歌声のターンでシトリン様をじーっと見る長、インコのような、カードがくるっとひっくり返るような素早さで最後にルビイさんをもう一度振り返る長の首の動きがとても良かったです。

スポットライト当たってないときの平沢さんの挙動は大好物です。水飲むたびにいちいち煩悩のままに双眼鏡スチャとかしててほんとすみません。

ルビイさんの髪の赤メッシュとシトリン様の髪のイエローメッシュが役の色を表していてとても素敵でした。

nGiap「さあ、ルビイ、やるんだ!」ポケモントレーナー感よ。

③のルビイ怒りのサックスの勢いほんとかっこいい……。デュンク・アンが無事に成立したときの安堵の拍手は本当に印象深いです。

 

BEACON

24曼荼羅フジロックと演奏歴が突出しているのもあり、TIMELINEの終わりと共に歌唱の安定度が抜群で没入度と曲への引き込み度がとんでもない。

この曲はクレーンカメラの疾走感も引き立つなぁ。

①のプレーンなイントロ、②のシトリン様の歌声が前面に出たイントロ、③のルビイさんのサックスとシトリン様の声が濃密に絡み合ったイントロ、どれも良かったですね。

nGiapさんがまだ喋ってるのに「聞け、聞け」って歌が被ってくるのがちょっと面白かったですw 長ー!nGiapさんの言葉最後まで聞いてあげてー!w

ZCONITEのタイ語の文字、何て意味だったんだろう。

 

ピエロ「おい!オマエタチィ!」「あのnGiap(ンニアップ)という男は何者なんだぁ?ルビイだとお?シトリンだとお?笑わせるじゃねぇかぁぁ。泣かせるじゃねえぁぁぁぁ」←ほんとここのセリフのノリノリ感大大大好き。

……からのダイナマイトぶん投げENDのガクブル感……。

Ho!さーん!今爆殺したのが実質あなたの雇い主ですよおおお!!

そんで①での亀裂からやってくる保護者の図が軽くホラーなんですよ。高熱に魘されたら絶対夢に出てくる。

……で姉妹統合でプハーッ!!おかえりnGiap様!!は、発声禁止とかいやごめん無理ですって!頑張って声殺しましたが、ここだけは、ここだけは会場がドッ!と湧いていましたw

ダイナマイトをヘイパス!どりゃあ!(ぶん投げ)……って結局爆破オチかーい!(いや最後は無事ちゃんとZCONのみが爆破されたわけですが)

「もーう大丈夫ですよ。安寧の人」の声音の優しさと大団円の安堵で泣いちゃいました。

 

記憶のBEACON

現地だと、モニター以外真っ暗になっていた会場が、ノーカウントで曲が始まった瞬間いきなりビカ!!!と光量全開になって「うおっ!!まぶしっ!!」となりましたね。

「前途が」「が」の部分が音源ではよく聴こえないんですが、「が」の口の形をしっかり確認できましたわ!

①ではギターソロがなく、当初は「ん?トラブル?」と思いましたが、あえて弾いていないことがすぐわかったので、そうか、これはあっさりバッドエンドに行きやがったオマエタチへのペナルティか……(※デュンクの取れ高がなくてBEACONが鳴らなかったという演出です)

②でソロのチューニングが合ってなかったのも、デュンク・アンの不成立を示唆する意図的な演出なのかな?

③のハッピーエンド後に浴びる記憶のBEACONの清々しさは格別ですね……WORLD CELL2015ではついぞ味わえなかった心からの晴れやかさでした(その節はほんとすいません平沢さん)

 

ごめんね……最後Ho!さん骨折させてしまってごめんね……Ho!さんが骨折しないTIMELINEを目指してみせるからね……!って決意して頑張っていたのに、全ルートで骨折させた平沢進を許してはならない。 

 

アート・ブラインド(還弦Ver.)

ナレ沢さんがよりによってこの歌詞の曲でめっちゃ怖いこと言ってるし、照明も赤と青で織り成されていて泣いちゃった。

COLD SONGに匹敵する魔王曲ですよね。

ドカンドカンと倒れ続ける本棚の威圧感と、24曼荼羅の高貴な城のごとく力強く佇む平沢さんによって、この曲が個人的インパクト大賞です。あっでもASHURA CLOCKが総合優勝です。

 

LEAK(還弦Ver.)

くるくる回るΣ‐12さんの映像が、音楽との相乗効果で脳に刻み付けられるなぁ。

①②の「世界はお前の『お漏らし』で出来ている」の伏線が回収された!!と現地でテンションブチ上がってました。「世界はお前のお漏らしであると知るまで」に字幕変わってましたね。

会然TREK2K20▲03でもLEAKを浴びているのですが、やはり映像やストーリーの補完もあって感動度が段違いでしたね……!

 

MC

「情報過多」いやほんとですよ。インタラ史上最大の文字数とセリフ量で、海外馬骨の皆さんは特に話についていくのが大変だったでしょう……。

準備大変だったんですね……ですよね……。シナリオがスタッフに提出されたのが今年1/4とTwitterにあったので、本格始動してから3ヶ月もなかったわけですよね……?(震)

おにぎりポーズのデュンクにおにぎりポーズのアンで答える会人さん2人が愛おしすぎです……。私平沢さんのおにぎりポーズを9割方見逃してるんですよ……視界の端っこで一瞬だけ捉えて、「え!?」って焦点合わせた時には手下ろしてたんですよ……一生の不覚……(涙)

①で「最も失敗ルートを辿ってくれた皆さん、ご苦労様でした」が微妙に機嫌よさそうなのがにくいです。

「ありがとうございました」と手ふりふりしてくれるの嬉しいですよね。

②で上半身のあっちこっちを払いながらご登場されて、いやもうこの期待を裏切らない感が最高ですよね。アーカイブで確認したら想像以上に広範囲が水浸しで笑いました。

③では登場時点で手をひらひら振ってくれた平沢さんがかわ(自粛)「び…ZCON」「ZCON(ビーコン)はこれにて終了です」が好きです。

 

全般的に最終日の気迫が凄かったです。とはいえ①②の完成度も凄かった。あの広い会場が狭かった。

平沢さんが、かつて言葉で表現できないことを音楽として表現している、という趣旨のことを語られていましたが、まさしくそれを全身で痛感しました。

あれだけハードなタイムテーブルでの進行、昼夜2公演という体力的にもとんでもない負荷がかかっていたであろう中、疲労微塵も見せず、むしろ歌唱がどんどんお元気になって、息ひとつ乱さず汗ひとつ見せず、集中を全く切らすことなく、唯一無二の平沢進としてあの空間の中心に屹然と立ち続ける姿が本当に本当に格好良かったです。

ああ、この人を好きになって、この人の生き様を追ってきて良かったなぁって、毎回ライブの度に思ってるんですがw またしても平沢進という稀有な存在の前にひれ伏すしかなかったですね。

 

平沢さん、私たちの魂が生まれ直すその日、それはこのライブかもしれない、他のきっかけかもしれない、でもきっとその時は平沢さんの音楽が寄り添ってくれている、そんな日にBEACONを灯してくれて、本当にありがとうございました!

 

平沢進 INTERACTIVE LIVE SHOW 2022「ZCON」

 

 

4/1、4/2は平沢進さんのお誕生日です!

おめでとうございます!大好きです!!

それに先立つきっちり1週間前である3/25〜26、東京ガーデンシアターで開催された、2015年10月以来、約7年近くぶりのインタラクティブライブ「ZCON」3公演に現地参加してきました。

 

初日 3/25 19:00開演

2日目1st 3/26 14:00開演

2日目 2nd 3/26 18:30開演

 

インタラ初の昼夜2公演でしょうか。

 

以下、Twitterから得た知見も含めて感想を綴っていきます。

 

長いです。1万2千字超えました(ばかじゃないの)

 

その中で書ききれなかった、あまり脳みそを使っていない部類の細かい見たまま聴いたまま煩悩のままのライトな追加感想を、4/2にこちらにアップしています。よろしければ。

tomozou-69.hatenablog.com

 

初日は快晴。空ピーカンなり!

しかしさすが嵐を呼ぶ男、GHOST VENUE開催日に続き一粒万倍日の吉日であるはずの翌日は見事に雨に加えて春の嵐でした。ちょっと何のための天候技師ですか。

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シアター周辺の電子ディスプレイに威風堂々と映し出されるのは本日公演のアーティスト、我らが平沢進

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このポスターをどうして売ってくれないんですか!?

…はいいとして、果たして歴代ヒラサワ全種類とどちらが多いかな?とでも言わんばかりに立ち並ぶ平沢進平沢進平沢進平沢進平沢進平沢進

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「ヒラサワ畑」「クローン培養器」「奈良の寺院の仏像展」「綾波」「ゼーレ」等々、Twitterで見た皆さんの表現が実に秀逸でした。

 

会場隣接の有明ガーデンのBGMは、家族連れが憩うモール内全エリア、各階の屋外テラス、果てはトイレまでも、エンドレスにループするBEACONアルバムに完全に掌握され異空間が形成されておりました。憩いにきた善良な人類にもはや逃げ場などない。うんこも落ち着いてできやしねぇ。

 

幸いなことに物販の事前予約(約700人限定)に当選していたので、時間管理的にとても助かりました…もちろん息をするように全種類購入したので荷物的にも実にありがたき。

服はすぐ着て、スマホケースも速攻iPhoneセットして活用させていただきました。

ご覧ください、何故かここに運を振り切ってしまって堂々の1番です(番号順で並ぶわけではないので特に何の意味もないやつ)

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座席運も初日はなかなかでアリーナCブロック2列目(実質6列目)。翌日は昼公演はバルコニー1(3F)Gブロック4列目、夜公演はバルコニー2(4F)Dブロック3列目と、直線距離こそどんどん遠ざかるものの、どれも中央よりの端または端から2番目の席で全て眺望最高でした。足元がじっくり見たい勢としてとても満足な視界でした。

上の階層に行くほど音圧が強く、横殴りの音の雨を全身に浴びるような音響が素晴らしかったです。バルコニーからでもそこそこ肉眼でステージ上の方々の表情が判別できるくらいには近く見えた、最高の会場でありました。

 

場内は中央ステージ奥以外の両サイドにもでっかいモニターがあり、計3つのスクリーンが煌々としていました。

オーケストラピットの最前3列分とアリーナのACサイドブロックに座席は設置されておらず、バルコニーのAIブロックは空き、BHブロックの中央寄り席を見切れ席として販売したように見受けられました。

着座だと6992席と公式に出ているので、実際は6000席前後くらいが捌けた感じなのでしょうか。ついに単独公演の集客力だけでフジロックレッドマーキーのキャパを大幅に超えてしまいましたね…!

 

CALL!!の表示字に限り、拍手の他に自分の声を録音した機器の再生もOKというシステムでしたが、いざ鳴らしてみたら万雷の拍手の中では自分ですら聞こえないという体たらく……それでも2公演目までは、かき消されるのを承知でiPhoneのボイスメモを連打しておりました(最終公演は設定をミスったため断念)

 

今回のインタラは、天候技師(宅オ)はGoogleスプレッドシートへの投票で指定の力率を調整、改訂評議会員(現地)は書き換える書物の一文を拍手歓声の音量でLかRか選択する、というシステム。

 

それでは以下、3公演分の曲目、大まかな分岐やストーリーの流れです。キーになる場面も抜き出しきれずわかりづらい書き方ですみません。加えて敬称略で失礼します。

青字は映像内のストーリー、[ ]内はGreen Nerve会報46号の、某ページの某項目ナンバーに相当しております。極悪会員は是非会報をお手元にアーカイブを見てフフッとなろう!

冒頭の、語り部である白沢さん(以下ナレ沢)の語りは公式の特設サイトからの抜粋でした。

www.susumuhirasawa.online

※以下間違っている部分も多々あるかも…なるべくアーカイブ公開期間中のうちに適宜修正かけます!

 

【1公演目】

ナレ沢による世界観解説[10]、ルビイ&シトリン、天候技師(会人)登場。分岐選択のお手本。改訂評議会の長を呼ぶCALL!!

1.COLD SONG(スモーク有) (セクシーデストロイ) 飛行機のエンジン爆発

2.TRAVELATOR 悪天候自動起動

3.LANDING ウサギ登場。[06]

HAPRA次元数の設定に成功。1番目の分岐選択→RZCONITEは消えません。

飛行機がトゥジャリットに不時着。

墜落確立0.0009%を示す看板(&Astro-Ho!) 悪天候自動起動。ナレ沢[03]

4.消えるTOPIA[03] ナレ沢、本棚の間を流れながらnGiapとナレ沢の設定説明

5.クオリアルビイとシトリンの前に炎のロープ

天候技師、HAPRA次元数の設定に成功。2番目の分岐選択→RZCONITEは消えません。悪天候自動起動

6.燃える花の隊列[05]  黒い人の隊列

7.転倒する男[04] 四つん這い沢登

ピエロ登場。「愛なき世界」「人称代名詞は正しく使うんだ」[08]

アヴァター、ゾンビ登場。

8.幽霊列車

Σ‐12登場。会人による通訳。「世界はお前の「お漏らし」でできている」「大馬鹿者め」

天候技師、HARPA次元数の設定に成功。3番目の分岐選択RZCONITEが消えません。(←※2、3公演目とLRが逆になっている)

ピエロ「オマエタチを見てるとイライラするんだよぉ」列車消失。悪天候自動起動

9.論理的同人の認知的別世界 (トラブル?←拍手) アヴァターに語り掛けるΣ‐12[02]

9.5.BEACON(Intro) 

本棚の倒壊。ナレ沢「TIMELINEが終了しようとしている」「今までの出来事が永久にループされる」

nGiapの覚書[09]

10.TIMELINEの終わり(一瞬投げキッスに見えたテクノ太極拳

扉を叩く音。ナレ沢「保護者だ」デュンクはたった1音。nGiapが示す仮のデュンク1234→応答のアン2341「だめだ。偽物のデュンクでは何も起こらない」

11.ASHURA CLOCK(還弦Ver.) ルビイのサックス→保護者倒せない

nGiap「破壊の旋律をデュンクと偽り保護者を倒そうとした」→成立せず「せめて解放の夢のために」

12.BEACON[01]

ピエロ「nGiapという男は何者なんだ?」ルビイとシトリン記憶が思い出せない。Astro-Ho!降臨、小屋をダイナマイト爆破。亀裂より保護者出現。

ナレ沢「物語はこれでおしまい。私ももうこれ以上存在できません。お元気で」

13.記憶のBEACON(ギターソロ抜き)

Astro-Ho!落下(骨折)[11] 

END

エンドロール(記憶のBEACON)

RRR→最も失敗ルート

※MC:(にこやかに)「ご覧の通り情報過多で頭が疲弊したと思われます」「この組み合わせ(ルビシト)、実に奇妙でよくないですか」「なんか、ね、また何かの機会に使いたいと思います」「ご苦労様でした」

 

【2公演目】

ナレ沢による世界観解説[10]、ルビイ&シトリン、天候技師(会人)登場。分岐選択のお手本。改訂評議会の長を呼ぶCALL!!

1.COLD SONG(スモーク強)飛行機のエンジン爆発

2.TRAVELATOR 悪天候自動起動

3.LANDING ウサギ登場。[06]

HAPRA次元数の設定に成功。1番目の分岐選択→LZCONITEが消えました。

飛行機の幻影が消える。

悪天候自動起動。ナレ沢[03]

4.燃える花の隊列[05]黒い人の隊列

5.転倒する男[04] 四つん這い沢登場。ルビイとシトリンの前に炎のロープ。

天候技師、HAPRA次元数の設定に成功。2番目の分岐選択→LZCONITEは消えません。悪天候自動起動

6.アート・ブラインド(還弦Ver.) 本棚倒壊

7.消えるTOPIA[03]ナレ沢、本棚の間を流れながらnGiapとナレ沢の設定説明

ピエロ(モノクロ)登場。「愛なき世界」「人称代名詞は正しく使うんだ」[08]

ゾンビ登場(アヴァターなし)

8.幽霊列車

Σ‐12登場。会人による通訳「本棚。本棚がどうしたって?」の一文追加。

天候技師、HARPA次元数の設定に成功。3番目の分岐選択→RZCONITEが消えました。悪天候自動起動

9.論理的同人の認知的別世界 アヴァターに語り掛けるΣ‐12[02]

9.5.BEACON(Intro) 

本棚の倒壊。ナレ沢「TIMELINEが終了しようとしている」「今までの出来事が永久にループされる」

nGiapの覚書[09]

10.TIMELINEの終わり

扉を叩く音。ナレ沢「保護者だ」Σ‐12、物理キー解除。デュンク1+2+3→応答のアン2+3+1。構成音が一つ足りない。

11.ASHURA CLOCK(還弦Ver.) ルビイのサックス→保護者燃える。nGiap「今度こそ本当のデュンクだ」

12.BEACON[01]

ピエロ「nGiapという男は何者なんだ?」ルビイとシトリン記憶が思い出せない。Astro-Ho!降臨、小屋をダイナマイト爆破。

ナレ沢「物語はこれでおしまい。私ももうこれ以上存在できません。お元気で」

13.記憶のBEACON(ギターソロあり)

Astro-Ho!落下(骨折)[11] 

END

エンドロール(記憶のBEACON)

LLR→2番目くらいに良くないルート

※MC:「えー今袖で水をこぼしまして、びしょびしょであります」(上半身全域をパタパタ払いながら)眼鏡クイクイ。

 

【3公演目】

ナレ沢による世界観解説[10]、ルビイ&シトリン、天候技師(会人)登場。分岐選択のお手本。改訂評議会の長を呼ぶCALL!!

1.COLD SONG(スモーク極爆)飛行機のエンジン爆発

2.TRAVELATOR (フライングからのたっぴんダーリン)悪天候自動起動

3.LANDING ウサギ登場。[06]

HAPRA次元数の設定に成功。1番目の分岐選択→LZCONITEが消えました。

飛行機の幻影が消える。

悪天候自動起動。ナレ沢[03]

4.燃える花の隊列[05]黒い人の隊列

5.転倒する男[04] ルビイとシトリンの前に炎のロープ。

。天候技師、HAPRA次元数の設定に成功。2番目の分岐選択→RZCONITEが消えました。悪天候自動起動。ウサギ再登場。

6.消えるTOPIA[03]ナレ沢、本棚の間を流れながらnGiapと語り部沢の設定説明

ピエロ(モノクロ)登場。「愛なき世界」「人称代名詞は正しく使うんだ」[08]

アヴァター、ゾンビ登場。

7.幽霊列車

8.LEAK(還弦Ver.) 曲中にΣ‐12登場。会人による語りなし。「大馬鹿者」なし。

「天候技師、HARPA次元数の設定に成功。3番目の分岐選択→RZCONITEが消えました。悪天候自動起動

9.論理的同人の認知的別世界 アヴァターに語り掛けるΣ‐12[02] 会人、前に出てくる。

9.5.BEACON(Intro) 

トゥジャリットが傾く。ナレ沢「TIMELINEが終了しようとしている」「今までの出来事が永久にループされる」

nGiapの覚書[09]

10.TIMELINEの終わり

扉を叩く音。ナレ沢「保護者だ」Σ‐12、物理キー解除。でもZCONITEは消えない。デュンク1234→応答のアン3142。デュンク・アン成立。しかし安寧と創造のBEACONではなく、保護者を倒すための怒りと破壊の旋律。

11.ASHURA CLOCK ルビイのサックス→保護者燃える。nGiap「今度こそ本当のデュンクだ」

12.BEACON[01] イントロにルビイ&シトリン参加

ピエロ「nGiapという男は何者なんだ?」「そんなものは存在しねぇんだよ」ルビイとシトリン、自分が何者なのか自覚し、安寧に身を任せて息を吸う→nGiap「プハッ」

ナレ沢「nGiap様の御帰りというわけですね」nGiap、Astro-Ho!からパスされたダイナマイトで小屋を爆破、亀裂を通りナレ沢のタイムラインへ向かう。

ナレ沢「物語はこれでおしまい。もう大丈夫ですよ。安寧の人」

13.記憶のBEACON(ギターソロあり)

Astro-Ho!落下(骨折)[11] 

END

エンドロール(記憶のBEACON)

LRR→成功ルート達成

※MC:「えー絵に描いたように3回目でベストの完調が出ていました。まるで申し合わせたように解決に向かってくるという、うー、道を辿って参りましたが」平沢さん、会人と一緒におにぎりポーズ「これにてZCON(びーこん)は終了です。ごきげんよう。ありがとう」

 

【分岐選択】

【Hot Point1】

空を飛ぶものは全て墜落という代償を払うという噂に根拠はない

 L:空を飛ぶものが墜落しないという根拠は墜落する根拠を無効にしない。

 R:無知は感情に従うゆえに空を飛ぶものに墜落の恐怖を投影する。

【Hot Point2】

炎の谷を前にしたタフィラスは声を荒げた識者たちの助言に従い引き返し、英断の英雄となった。

 L:炎の谷を前にしたタフィラスは声を荒げた識者たちの助言を無視し、迂回して谷底へ落ちた。

 R:炎の谷を前にしたタフィラスは声を荒げた識者たちの助言をよそに難なく炎の谷を渡った。彼は耳が聞こえず、そこには炎も谷もなかった。

【Hot Point3】

歴史は繰り返す。それはヒト科成長の限界と墜落の宿命にまつわるエピソードである。

 L:歴史は繰り返す。それは歴史作家の想像力の枯渇と大衆の鈍化のエピソードである。

 R:歴史は作られている。それは矛盾を好まない大衆の先入観に依拠した詐欺的創作物である。

※3番目は初回のみLとRの内容が入れ替わっていた。

 

分岐について

平沢さんが毎日MCで「絵に描いたように……」と仰っていましたが、本当に見事な王道展開でしたね。

「こちらでは何もコントロールしていません」とも仰ってましたが、もしかしてこれは無意識かもしれませんが初回の最初の分岐でなるべくRを選ぶといいことがあるように文面で誘導しようとしていたのではないか、と私は感じました。

オマエタチがまずは「平沢さんならこう言いそう」って基準で最初は選ぶだろうって、たぶん読んでいたのではないかと。まさにオマエタチの思考を盗んだのね、と(笑)

まず最初に分岐のRルートを潰しておけると、Lルートにしかないと推測される成功ルートを残り2回で成功させる確率が高くなると思います。

インタラ分析のスペシャリストたるひ組様(本当に大変お世話になりました)も仰っていましたが、初回でLルートを辿ると逆にそれ以降を絞りにくくなり、最悪のバッドエンドとはいえ、腕によりをかけたルートのひとつが日の目を見なくなる可能性が格段に高まる気がします。

また、2公演目終了時点で、2つ目の分岐で選んだLがだめなら1つ目で前提条件が変わったのだろうから、これは文脈で読まなければいけない、2分岐目はRが正解だ、というところまではライブ中に確信しました。3分岐目が1公演目とLR逆転していたこともあり、最後の分岐が最終公演唯一にして最大の難関だとそこに集中して頭を悩ませていました。

久々に文脈牢という単語も事前に持ち出しておられたので、文章の流れも吟味した方が良いのではないかと、集まったフォロワーさんたちと「実質内容として結局何も言っていない方が正解なのではないか?」「平沢さん……!作戦タイム2時間弱じゃ全然足りません……!」と、昼夜公演の間は延々ずっと唸っておりました。

こんなに真剣に短期決戦型の作戦会議をしたのは初めてだったので、振り返るととても楽しかったなぁ。ワーセル2015の時は次公演まで一晩の時間があったがゆえに、頭を使うよりオフ会を楽しんでしまったので(笑)

幕間にTwitterを覗くと2分岐目について、LでもRでも×だったことから、そしてnGiapの名の由来「無口」や、「音なき旋律を聞け」「もっとも簡単で難しい方法」などの劇中ワードからの無音派天候技師テストから比率にキーがあるのでは、からの50:50派と、諸アイディアが混迷を極めておりました。みんなすごいなぁ。

50:50は初日に音量の差がつくまで少し時間を伸ばした?ことからまず想定されていないだろうとは思いました。また、盗撮リスクが高まるのを承知でスマホ操作を許可してまで発声を欲しがっていたあの平沢さんが、無音という第三の選択肢を奨励するはずがないという確信がありました。だってリアルタイムならともかく後に円盤化した時に「CALL!!」→シーン……だとめちゃくちゃ寂しいじゃないですか(笑)

平沢さんとオマエタチとの知恵比べという感じで、インタラって脳から湯気吹きながらもとても楽しいですね。

 

後になって冷静に考えると、

①シトリン様の確率の思い込みで墜落の危機→根拠の意味のなさによって思い込みに対応するZCONITEを消す。

②炎のロープが掴めない→炎の幻影に対応するZCONITEを消す。

③アヨカヨ絶滅以降のTIMETLINEが永久ループする→歴史を繰り返すことを否定する。

って、至極単純な問題解決の選択だったなぁと…(とかいって違っていたらすみません)

分岐の後にピンチな状況が来るので、少なくとも一度目で結びつけることは不可能な構造なのがなかなかニクいです。

 

あとZCONITEについては会然TREK2K20▲03のメモリアルパッケージカード収録のムービー「Zconite」を見るとより理解が深まると思うので、ケイオスユニオン様におかれましては早くDL販売をして欲しいです……!この動画の発表は新譜発売より前ですが、今見るとインタラの世界観そのままの原型なので持っている方は是非見られたし。ZCONの末路にちょっと笑ってしまう。

ライブ直前に一部物議を醸した騒動も、もしかしたら平沢さん視点では、まさにZCONITEが齎す効果の実証のように見えていたのかもしれない、なんて。

 

キャラクターについて

Astro-Ho!さんとゾンビ以外実質全員平沢進やんけ。

改訂評議会の長、会人2人、ルビイ&シトリン、Σ-12、アヴァター、道化師(声)、インタラ史上最多人数の計8人の平沢進ですよ……。まして四つん這い沢さんが実はアヴァターでもnGiapでもないとかだったら9人になってしまいます……。

いやそれにしても声も演技も最高でしたねピエロ。アフレコ風景見たすぎますね。

ナレ沢さんが果たして誰だったのかという疑問が残ります…クレジットでは「Chiarman of the Revision Council」「nGiap」「Pierrot(Voice)」の3名しか記されてないんですよ……うそこけ!(笑)

長=ナレ沢さんなのか、あるいは未来のnGiapさんなのか…個人的にまだすっきりしてないであります。

 

ところで2公演目が始まるより前に平沢進ベアトリーチェ説唱えてた私すごくないっすか????(偶然)

「多重人格に似た症状」「分裂状態」「あんた(nGiap)もおねえちゃんと同じ」「人称代名詞は正しく使うんだオマエ」等々、伏線はとてもフェアでした。

ゾンビが出てきたときは「新感染キター!」とテンション上がりましたし(来なかった新感染)、2公演目を除きアヴァターとセットで出てきたので、「愛なき世界」=「光学現実」かな?とかちょっと深読みしましたがよくわかりません。脳内世界のようにも取れますしね。

「愛なき世界」=「I(本来の自分)なき世界」かな。だからその世界では亡者になる。

 

会人さんはニューデザインで登場。歯磨き粉とかハンドクリームの尻、クソデカギターピック、三味線のバチ、しゃもじ…等々色々浮かんでは消えましたが、ASIMO的な質感のサイボーグっぽくてカッコ良いと思います!

MC登場時に毎回肘を曲げ手を顔側面に当てたおにぎりポーズをとって2人で呼応してる姿が愛らしかったですね。

 

ところでデスゲームとか主催してそうなあのウサギは何だったんでしょう。あんた誰。

平沢さんはよくtwhzでうさぎを追ってますが、え、さては平沢さんにストーカーされてるのはキミなのかい???

あとタフィラスって誰よ!

 

また、Astro-Ho!についてはLIVE点呼する惑星のDVD、あるいは亜種音TV第3期Vol.14が個人的に入手しやすくおすすめです(ぐるぐる回る円形がZCONロゴ周りのデザインに似てる気がする)

shop.teslakite.com

 

あと、Σ-12さんの言葉、平沢さんの素の言葉に近いんじゃないかなぁとなんとなく感じました。

これは憶測というかもはや言いがかりレベルですが、Σ‐12さんは今回は平沢進の役割を演じていたのでは…という可能性に思いを馳せます。いやHo!さんとゾンビ以外全員平沢進なんですが。

ついに美人姉妹まで公式で平沢進になってしまったじゃないですかどうしてくれるんですか。

 

曲や演出について

核P曲が来るなんて聞いてない(動揺)

他新譜外の曲はクオリア塔を除き還弦祭りの大盤振る舞いで最高でしたね!実質P-MODEL祭でもありますやん。

もう初回のルビイさんとシトリンさんのコード進行がASHURA CLOCKのものだと理解した瞬間、涙腺大決壊しましたよね。

改訂評議会だから改訂P-MODEL曲がきたら嬉しいなとは思っていましたが、本当に今年初めに逝去された福間創さんの曲をやってくださるとは思わないじゃないですか……!

流した涙の量は2公演目のMCで平沢さんがこぼした水の量にも負けませんよ。

5人で奏でるASHURA CLOCK……戦隊モノかな……観客皆、6人目の追加戦士として福間さんの姿が見えていましたよね……!でも5人は実質平沢進なので福間さんとの2人での共同戦線なのです。エモい。

ルビイさんの苛烈なサックスとシトリン様の天上の声に彩られたASHURA CLOCK、本当に素晴らしかったです。

個人的な白眉はやはり、そのナレーションでそれ歌いますか!とテンション爆上がりしたアート・ブラインドでした。本棚がどんどこ倒壊していく重厚感と威圧感はとんでもなかったですね。

消えるTOPIAの映像がフジロックの中井さんの映像を使ってくれて嬉しかったです。双眼鏡で平沢さんを見ようとすると、鮮烈なぐるぐる回転ライティングに「目がァ!!」ムスカってしまいましたが、八木ママの衣を纏いて白色の触手の野に降り立ちもぎもぎされていたヒラ姉様はとても神々しかったです。アカンついに「ヒラ姉様」がネタじゃなくなってしまった。

平沢さんが無限回廊のように背後のモニターにダーーーっと連なる様が不可思議空間度UPでとても良かったです。

また、ビルの上から列車が行ったり来たりしていた悪夢で見そうな情景、なんとなく今敏イズムを感じたり。

BEACON等でぐるんぐるん回る照明も素敵でした。記憶のBEACONで、それまで映像のために暗転していたステージが「前途」の「ぜ」でパッ!!!と一発で明るく成る演出は、ポケモンフラッシュどころじゃない衝撃であり、全スタッフ相当研鑽を重ねて息を合わせられたのだろうと驚嘆しました。

あと、レーザーハープ起動時に扇状にスーッと広がる緑の光と、4Fバルコニー席で最高峰までレーザーの光が伸びているのを確認し、平沢さんが張った結界に守られているみたいだなぁと謎の安心感に包まれました。

両側舞台袖を天井から覆っていた、洗濯のホースのような干した昆布のようなビニール?、あれ舞台袖のチラ見えが防止できて、光の反射効果や奥行き感もでてとても良かったですね(松村様が見えなかった血涙を流しながら)

 

何より3公演通じて、平沢さんの声がとにかく素晴らしかったです。

特に最終公演の凄まじさ。ただただその歌声に呑まれ、心臓が痛いほどに鷲掴まれ、脳が震え、没入度がとんでもなかったです。

何回もライブに足を運んでいるのに、まだまだこのような衝撃に新鮮に圧倒されるのかと。

そして最後の「もう大丈夫ですよ。安寧の人」の宇宙規模の優しい響き、あの時感じた心からの安らぎは、きっといつまでも心に刻まれることでしょう。

 

あと初日COLD SONGのデストロイがとても……えっちでした……あの色香は未成年が浴びてはいけないシロモノでしょう……

そういえばCOLD SONGにのみ対応する[ ]がなかったのですが、ライブからはハブられた()[07]はまるでZCONインタラそのものを総括するような内容だな、と感じました。

なぜこの物語がCOLD SONGから出発したのかが腑に落ちる気がします。

 

考察(というほどでもない思考垂れ流し)

HAPRA次元数の元ネタはあれかな、とか、深堀りしようとすると人によっては認知的不協和が出やすい要素もいくつか潜んでいたのかなと思います(私はそういう話は昔から大好きです)

表から裏から上から下から前から後ろから横から、それこそ陰謀論とカテゴライズされた概念からでも、心理学面からの純粋な存在大肯定の賛歌としても、キャーよくわかんないけどとにかく平沢さんカッコイイー!!でも、どんな角度からでも自由に読み解ける構造のエンターテイメントだったと思います。

受け取れるものはその人の歩んできた人生の土台による。土台は参加した人の数だけある。目に映るものは全て己の内面の投影でしか解釈できない。

 

だから「世界はお前の『お漏らし』でできている」

 

そして「常に『それとも』を持ち歩け」は、座右の銘にしたいくらいの至言だなと思いました。

平沢進平沢進として常に一貫している、平沢進は作品で生き様に、あるいは生き様で作品に嘘はつけない(nGiap様みたいに騙してくることもありますが)という点において、絶大な信頼感を感じられたライブでした。

 

例えば我々が卵の内側で安息を得ているときに、遠慮なく卵の殻を割ってくるのが平沢さんで、突然の平穏の破壊に「ひび入れるんじゃねー!」とキレる者もいれば、誰かのために安寧の目玉焼きとして身を捧げようと志す者もいる、未知の世界によちよち不安げに自分の足で立ち、自分の頭で考えて歩き出したひよこがいたら、もしかしたら平沢さんはちょっと嬉しいかもしれない。だからコミュニケーションを絶えず試み続けてくれるのかもしれない。故に何かがあった時に失望も深かったりするのかもしれない。いつか何かに忍ばせて放ったデュンクに応答する誰かのアンを待っているのかもしれない。

 

またもこのインタラでルビイ、シトリン、nGiapという存在の統合によって描かれた、SCUBA以降平沢進の表現物の軸を貫く「全き人格の回復」の一大テーマ。

24曼荼羅で語られた「奇妙で不誠実なタイムラインからの逃亡フジロック2021で冠された脱出系亞種音」、ZCONでは「解決済みのタイムラインへ移動するだけ」……ここではないところに行こうぜシリーズのライブが続いてますね。

何度も繰り返される「適所脱出」を可能にする条件は「全き人格を回復すること」なのかもしれない。

それは迎合しろとかでなく、ヒラサワにさえ抑圧されることなく、また逆に自分が誰か他者を抑圧する「保護者」の立場となることなく、本来あるべき自分として制限されることなく自由に生きて欲しいというエールなのかもしれない(かもしれない連呼)

 

脳から湯気吹きそうなので、かもしれないトークはこの辺で。

平沢進が美女姉妹として不可思議空間を旅したZCONは実質バ美肉、とか適当なことをほんとは延々書きたかったのですが変な方向に舵を切ってしまった。

綴りたい思い出はあの時間あの空間の座標にまだまだ沢山ある。でも、そろそろまとめと致しましょう。

 

現地やインターネット越しの何千人ものお客さんたちと心をひとつにしてグッドエンドの風景を掴み取ったこの達成感、この充足感、本当にこの上なく満たされた時間でした。

おかげさまで前回のインタラ、WORLD CELL 2015の時のバッドエンド終了の無念の呪縛からもようやく解き放たれました(笑)

 

最高のパフォーマンスと世界観を届けてくれた平沢さん、主催側に携われた全ての皆様、この時間を共有できた皆様、すべての方々のおかげさまで私は元気に生存を焚くことができております。

本当にありがとうございました。

とっても、とっても楽しかったです!!!

 

 

そういえば、グッドエンドになればAstro-Ho!骨折は回避できるかと思いきや、全エンディングで骨折を免れなくてHo!さんかわいそうでしたね(笑)

 

それでは、こんなグダグダのド長文をここまで読んでいただきまして、本当に本当にありがとうございました。

 

中井独演業務 2021.11.20

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記事を上げるのに一か月以上の時間がかかってしまいました。申し訳ありませぬ!

 

剥き出しの中井さん(剥き出しとは)の単独ライブは初めての参加です。

翌週にTOEICを控えていましたが知るかそんなもん(知りなさい)

各回30人限定先着順とのことで非常に慄きましたが、予約申込開始日の午前0時ぽっきりにメール送信して無事予約成立。整理番号は4番でした。

 

4番…(*‘∀‘)(なぜだかどしてか心躍る表情)

 

渋谷ソングラインズさんは全席椅子ありの自由席です。

2〜3人で相席となるコンパクトなテーブルの上はアクリル板で仕切られていました。

さすがにド正面は勇気がなかったので、いわゆる下手側を目指しましたが最前に行けてしまいました…

近い…ステージとフロアの段差が数センチしかない…中井さんは後方からお客さんとお客さんの狭間を文字通り袖擦り合わせる勢いで分け入ってご登場…ヒエ…近い…

 

舞台には中井さんのおなまえロゴ入りのエレキギターエレアコ、白いMellotron(たぶん。シンセ詳しくないので自信ないですが側面にそう書いてあったのでたぶん)、譜面台などなど。

エレアコは中井さんがTwitterにアップされておりましたね。

 

蛍光灯と思しき輪っかがふたつ、昆虫の触覚、あるいはチャリのチョッパーのハンドル、またはPEVOのタルナーの報告書のジャケット

pevo.info

の輪っか的なところをもうちょっと左右に広げたような感じだなぁ…的な風貌でびよーんと中央にセッティングされていました。

 

 

  セットリスト 

 

【第1部】

1.oval

2.voices

3.sakasama

4.nana-iro hai-iro

5.rayoff

6.dustlines

7.graphite(新アレンジ?)

8.offset

 

〜休憩〜

 

【第2部】

9.doors

10.medium

11.inside(平沢さんゲストパート抜き)

12.tri-phase III(Ⅱではないアレンジ)

13.sync

14.area

15.outer

16.route2

 

EN. 某カバー曲(一応ないしょ)

 

 

本日は2部構成です、と冒頭に告げる中井さん。

中間の休憩と、6曲目と7曲目の間に給水タイムがあった以外は、拍手をねじ込む隙間も与えないほどのみっちみちのノンストップでした。

 

nana-iro hai-iroのテクノ読経っぷりが大好きなので、ついうっかりうっとりしすぎてしまって、ハンドクラップを叩き損ねたのが一生の不覚です…行きのバスの中でMV無限再生してあんなに練習したじゃない私…

2ndアルバムの曲がメインになるだろうなぁとは順当に予想しておりましたが、1stで突出して大好きなsyncinsideoffsetnana-iro hai-iroを生で聴くことができて感無量でした。

ソロ2枚以外からは唯一、廃盤のまま再販される気配もなく、そうこうしてるうちに公式YouTubeでまるっと視聴可能になってしまったsendよりgraphiteが登場。sendはまだなかなか聴き込めていないのですが、一番印象深い曲が来てくれて良かったぁ。ダウナーなアレンジがむちゃくちゃ格好良かったです。新アレンジなのかな?以前もこのアレンジでやられてるのかな?

最初から最後までまさしく喉からCD音源状態のド級の安定度を誇る歌唱。中井さんから中井さんの声が出てる…すごい…と打ち震えておりました。

 

 

謎のふたつの輪っかは、特に演奏中に灯ることはなく、MCの時に

 

「これはね、光る!んですけど。これ(棒)を縦につけてこう(中井さんのロゴになる)したかったんだけど、照明の関係でやめました」

「つけますよ、眩しいですからね(ビカーーーーー)」

 

まぶしっ!!!

 

マジでまぶしかったです。

こちらも中井さんのTwitterで完全体が出ておりましたね。再び引用失礼致します。

せっかくアマゾンで見つけたそうですが、照明の都合で会場側からは不評だったそうで(笑)

 

アンコールは、とある某企画の某曲のカバーでしたが、「○○さんに許可取ってないんでw」ということで参加者のみの楽しみになりました(ちなみに平沢進さん関係ではないですよ)

とはいえ隠しでこっそり…中井さんも参加されていたKERAさんのカヴァーアルバム『まるで世界』より、「さかな」でした。

〇〇さんに褒めていただいたということでプレーンなアレンジVer.を聴かせていただきました。

こちらの曲にまつわるお話がとても微笑ましかったです。

 

受付横と入口横に中井さんロゴとFILTERのシールが堆く聳えており、「作っちゃったんで好きなだけ持っていってください」と中井さん。

いやこのシール売ってくださいよ!!なんでご自由にお持ちくださいの扱いなんですか!!(遠慮なくいただきながら)

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中井さんは渋谷ソングラインズさんとは縁が深く、ライブハウスのロゴも中井さんが手がけられたのだそうです。ライブも実に3年ぶりだとか。

11月に入っていた予定は中井さんのみだったということで、チケット競争率に対して会場のキャパが…!とも当初は慄いたりもしましたが、この会場を中井さんが選定されたのはそういった窮状に少しでも貢献したいという意図もあったのですね。

 

2022年は中井さんはツアー等を検討中とのことで、とてもとても楽しみです。

是非長野JUNKBOXか長野ライブハウスJにお越しくださいませんか(場所指定)

アルバム前作はBASEでのランキングを一気に駆け上ってびっくりしたとか、売れないと思ってたら、まぁ売れたとか(いやそら売れますよ何言ってるんですか)…あと3枚目のアルバムに関しては「もっと売れないやつ作りたいな」と展望を語っておられました。

 

曲のお話に触れた際に、「セットリスト…セットリストだって!かっこいー♪とはしゃいでおられたり(か、かわええ…)

あと「今年」を「こんとし」と言っておられたとメモに残ってました。

 

そんなこんなで本編がノンストップかつシームレスに突き進んでいた分、アンコール前にはたっぷりのMCをのほほんとお届けしてくださいました。

物販等はなく、中井さん退場と共にライブはスパッと終了。

のんびりビールおかわりして余韻に浸りたい気分ではあったのですが、滞留は非推奨な雰囲気でしたので店長さんに差し入れをお預かりしてもらいササッとお暇しました。

 

音楽に包まれてビールを呷りつつ、片肘をテーブルに凭れつつのゆったりとした時間。

こういったステージと距離の近い贅沢なライブの過ごし方は、そういえば本当に久しぶりで。

中井さんの織り成す濃密な空間は、辟易することもまだまだ多い現世をひととき遥か下に置き去りにするような、心地良い浮遊アトラクションのようでした。

 

場所確認のために、16時頃だったかな、建物の前を訪れたら、中井さんの朗々とした歌声が道路まで響いており、

はい!route2のネタバレを路上で横殴りでくらいましたありがとうございました!

ほんのちょっぴりだけ堪能して(←)逃げるようにその場を去りました。

 

原宿駅から歩いてみたもので、ルート途上に位置していた、現在文字通りGHOST VENUEと化してしまっているGHOST VENUE(NHKホール・改装中)をしみじみと眺めてみたり。

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かつて以上に貴重な機会となってしまっているライブ遠征ならではの開放感、本当に楽しかったなぁ。

幸福度の高~い時間をありがとうございました!

 

 

(私の記憶違いでなければ)セットリストも同一である、翌週の独演業務の回の音源が中井さんの公式YouTubeチャンネルにアップロードされております。

シールにすら課金する機会を与えてくれないあの中井さんがついに…!収益になる動画に設定してくださっているとのことなので…!皆様是非マニ車のようにガンガン再生を回しましょう…!

計60人占めだけとするにはあまりにも惜しすぎた時間の、行けなかった方々への救済、そして無限追体験の機会を本当にありがとうございます!

youtu.be

youtu.be

GOK SOUND スタジオツアー

 

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2回目のクラウドファンディングに新たに登場したプラン、GOK SOUNDスタジオツアーに参加しました!

都外からの参加となってしまうため、持参したポカリのパウチと水以外は飲まず食わず、必要最低限MAXの日帰り弾丸で行ってきました。

 

前週のフジロック平沢進+会人のサポートドラマーとしてご出演されたのをはじめ、日本全国津々浦々で大活躍中のドラマー、#STDRUMSユージ・レルレ・カワグチ氏のゲスト回です。この日のツアーの前日と翌日にもライブを控えていたお忙しい身であります。バイタリティすごいなぁ……!

 

スタジオは懐かしのスターパインズカフェさんから徒歩3分くらい。超ご近所さんでびっくりしました。

入口をくぐり階段を下りて行くと、音楽スタジオや楽屋特有の、私の大好きな音楽の匂いが満ちていました。階段の壁には数多のポスターやフライヤー、低くなっている木製の天井には多くのアーティストのサインやメッセージがびっしりと。

ドアにはネコチャン、中に入るとレルレさんのアナログレコードLOTUS ROOTの温かい響きが迎えてくれました。

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GOK SOUNDスタジオ代表・サウンドエンジニアの近藤祥昭氏は、お話しされている姿は昨年末の平沢進さんとのドネーション対談で拝見した以来でしたが、 映像から受けた印象よりももっとずーっと物腰が柔らかなお方でした。

マスクから覗く優しげな目元が常ににっこりと微笑んでおられて。

私などのおどついた素人丸出し質問も、レルレさんの歯に衣着せぬ元気なトークも全く同じ穏やかさでじっくり聞いてくれて、春のそよ風のようなふわりとした空気を纏っておられました。

あと、もしかしたら失礼かもしれませんが、某御仁並みの細い美脚でびっくりしました……(己の桜島大根をそっと隠す)


まずはBスタジオLスタジオLC Mix Roomの順に、近藤さんをツアーガイドにぞろぞろとスタジオ内見学。

参加者は女性のみで、うちひとりはお母様と連れ立って来られたかわいらしいお嬢様でした。

近藤さんがドラムを叩いた際、大きな音にびっくりしてしまった女の子に、ごめんね~ と優しく微笑んで、 改めてそおっと小さくスネアを叩いてあげる図に癒されました……。老紳士と少女の図は和みます……。


Bスタジオにはぴっちりとピアノが鎮座するブースと、ヴォーカルブースとしても使える前室を備えたスタジオ。

ド素人の我々向けにもわかりやすく初歩の初歩から、天井近くに設置された大スピーカーやマイクについて解説いただきました。

そういえばマイクのプラグ内には差し込み口が3点あるのですが 、これは1本のシールドの中に3本のケーブルが入っているから、という構造を易しく教えてもらいました。マイマイクもマイシールドも所持しているくせに、いやぁお恥ずかしながら初めて知りました。

以前に短期間、 趣味の集まりでヘヴィメタルコピーバンドでちょこっと歌っていた時代があり、10年振りくらいにSHURE 58のマイクを握りまして、こっそり感慨に耽ってました。やっばりスタジオ備え付けといえばごっぱーなのですね。(ところで私はごっぱちと呼んでおりました)

パワードミキサーのツマミやプリセット設定を実際にいじらせてもらい、スピーカーからの聞こえ方の違いを体験してみようということで「あー」と声を入れてみる際も、スタッフさんがしっかり前後にマイクを消毒して下さいました。

近藤さんにマイクをパスすると、「ワレワレハ~」 とお茶目なことを(笑)


Lスタジオは広く、ミニライブも可能なステージとアリーナがある空間。

入った瞬間どえりゃー存在感のあるマネキンのダミーヘッドマイクが視界に飛び込んできて変な声が出ました。(写真撮り損ねたのは不覚)

両耳の部分にマイクが仕込まれており、台座にも複数のバイノーラルマイク。

先日のドネーションセッションを終えたままの残り香の漂う空間。

ハーモニカはこのマイクで録ったんだよ、ドラムはこことこことここにマイクが設置されているよ、等々スタジオ内をぐるっと細かく解説いただきました。

 

そして隣のMixルームへ。

GOK SOUND様の公式HPのトップ

www.gok.jp

や、クラファンページ

camp-fire.jp

のスタジオ紹介欄などでお目にかかることができる威風堂々たる空間です。

スペースシップの操縦席のような視界に、私は完全におのぼりさんモードを発動していました。

レルレさんがLスタジオに入り、Mixルームからドラムのリアルタイムレコーディングに立ち会う形です。

FUSION PUNK MACHINE収録のside fallenのオケに乗って録音されたドラムを、リバーブさせたり、ディレイさせたり、レベルをいじくりまくったり、 音をカットしたりフェードアウトさせたり、畏れ多くもレルレさんの音源や録りたてほやほやのドラムを好き勝手に弄んで遊ばせてもらいました。

バーブとディレイの違いとか、これまでなんとなくふわっとした理解だったものも実際の加工音と共に詳しく解説いただけて、ようやく感覚として整理が出来たかもです。

最後に近藤さん曰く「悪魔のスイッチ(ニヤリ)」 ことコンプレッサーをご教授いただきました。 音がグッと融合されて引き締まる差分の違いを体験することが出来ました。

ちなみに平沢さんは長らくコンプレッサーは使わない派で、 90年代にようやく使用のお許しをいただけたのだとか。


MIX体験と銘打たれていた時間でしたが、 MIX以前にそもそもどこをどういじくるとどうなるかとか、近藤さんの「ここランプ壊れてるのw」にほのぼのしたりとか、 ウン千万円の歴史ある機材やでこれ……変なとこ押して壊したらどうしよう、とびくびくしつつツマミをギュインギュイン動かしてみたりとか、大変貴重な録りたての音を玩具にしただけで終了してしまいました……いけませんね、全世界のレルレさんファンに殺されても仕方ありませんね。


Mix Roomは圧倒されるほどの無数のケーブルが壁や天井を這っていて、ネズミに齧られたら大変だな……と思ったら、やはり一度ネズミに齧られたことがあるのだとか。ヒェ!

「だから猫の絵があるんですね」と別の参加者の方。

そういえば入口でも猫のイラストがお出迎えしてくれましたし、別の場所にも手描きの猫がいらっしゃいました。

ネズミ避けはさておき、昔スタジオで猫を飼っておられたそうです。

膝に乗ってきちゃうと抗えないですよね、と破顔されていた近藤さんの表情に、当時の猫奴隷っぷりが垣間見えてほっこりしました。

ところで白いオタマトーンがMix Roomの棚にポンと置かれて愛らしい異彩を放っていました。

 

「カワグチさん」と呼びかける近藤さんが、なんだかとても丁寧な雰囲気で良いなぁと思いました。なんだろう、上手く言葉にはできないのですが、ふとしたささやかなやりとりに、プロ同士が共有する独特の空気感がありました。

 

コンソールルームの真後ろには磁気テープのアナログレコーダーがあり、なめらかで美しい動きを見せていました。

レルレさん曰く、現物を置いてあるスタジオは他にも存在するものの、現役稼働しているのはGOK SOUNDでしか見たことがない、と。


MIX体験は締めとして近藤さんの実際のMIXの風景を見せていただきました。

手元が全く動いていないように見えて、微細に繊細にバランスを調整している匠の手際でした。たくさんの音を一度に捌ききる背中がとてもかっこよかったなぁ。

 

レルレさんと言葉を交わさせていただいたのは、一昨年の戦法STS名古屋公演以来でしたが……風格が出た、と感じました。

もしかしたらお酒の有無の差なのかもしれませんが(笑)、お話の中で、アーティストとしての真摯な鋼鉄の芯がビシバシ伝わってきました。

530枚限定だったLOTUS ROOTのレコードは自分のための1枚が欲しいから作り、ついでに529枚作った。他者の評価は関係ない、自分が作りたいから作った、と。( レコードの原価聞いて私は卒倒しました)

LOTUS ROOTといえば、曲名をド忘れして伝えそびれてしまい後悔してるのですが、CHOKING SENCEのブラストビートがめちゃくちゃ大好きです。

あのね、本当に凄いですこの人、某ボスが鉄砲玉だの性格がかんたん!だの描写されていたことがありますが、それはボスだから許されることなのであって、 間違ってもリスナーごときがその流儀に便乗してご本人に接しに行ってはいけませんよ。

戦法STS名古屋の時に、ずっと居て下さい、とレルレさんに言ったら「ねー、ずっといたいよね! 公式に言ってください!」と笑って返してくださいました。それから2年近く経ち、フジロック2021に至るまで居てくださって本当に嬉しいです。

戦法STS、会然TREK2K20▲03とご出演された際は、立て続けに配信がなく、現地組以外の全国のファンと共有叶わずもったいないと指を噛んでいました。フジロックでは配信の瞬間最大視聴数が13万人を超えたと聞き及び、願ってた以上に念願が叶ったぞと2年前の自分に教えてあげたいです。

 

レコードの溝は一本なのにどうして音がLRに振り分けられるのか?とレルレさんに聞かれ、そもそも考えたこともなかったなぁとハッとしました。針が左右に振れるとステレオ、 縦に刻まれるとモノラルになる仕組みなのですね。

レルレさんと近藤さんの出会いのエピソードも、さすが近藤さん……!歩く献身……!という感じで凄かったです。

先週はフジロックお疲れ様でした!と直接ご本人にお伝えできたのは僥倖でした。

さすが豪胆なレルレさん、せっかくの野外だったんだからいっそもっと思いっきり雨降ったら良かったんスよ、と不敵に笑っておられました。っょぃ。

他、こまごまとした素人の疑問にもお答えいただき、 計3時間の密度の濃い時間を過ごさせていただきました。

唯一の心残りは、Mix Roomでレルレさんのドラムを聴いていたため直接浴びられなかったことかな。いずれまた改めてライブに行かねばと決意したのでありました。

 

例えばラジオ等で流すことを前提とした際など、 高域をカットして低域を強める等、様々な状況に応じたMIXが成されたりするそうです。

でもやはり人は耳だけでなく、全身で音を感じているのだと近藤さんは仰っていました。肌が粟立って、内臓が振動して、聴覚の可聴域外の音さえもどこかで認識して。

コロナ禍以降インターネットでの配信ライブも定着化しつつありますが、やはりどう足掻いても現地で全身で体感するライブの完全な代替にはなり得ません。

現在は個人が自宅のソフトウェアでMIXもできてしまう時代ですが、やはりアナログゆえの温かみも同じように完璧な代替とはなり得ないものだと思います。

磁気テープのリールが巻き取られる動作は、ずっと見ていたくなるなめらかで繊細な美しさがありました。

この、数多のミュージシャンの存在感の地層が降り積もったスタジオの匂いは、無くしてはいけない音楽の無形文化財だと思います。

 

もっと色々と興味深いお話を聞けたものの、書ききれなかったり、メモを取っていなかったので記憶から溢れてしまっていたり、上述の記載ももしかしたら細かい部分に記憶違い等ある可能性もありますが、何卒ご容赦くださいませ。

GOK SOUNDの皆様、ユージ・レルレ・カワグチ様、この度はクラファンのきっかけがなければ決して足を踏み入れることができなかったであろう空間を体験できる貴重な機会を本当にありがとうございました!

またこの空間にお邪魔したいなぁ……どなたかLスタジオでライブやってくれないかなぁ……

 

ここまで長々とお読みいただき、心より感謝申し上げます!

 

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レルレさんのインタビュー掲載の雑誌に、おふたかたのサインいただきました♡

 

FUJI ROCK FESTIVAL ‘21

δ株が猛威を奮い、COVID-19の陽性者数は急激にインフレし、首都圏では緊急事態宣言が発出していた最中でした。開催に関し賛否渦巻く嵐の中、主催側も参加者側も、各々がそれぞれの厳戒態勢で迎えた日。

当日までの数ヶ月は、一切外食もせず自宅以外ではぼっち飯オンリー。

体調は良好、平熱、当日朝の抗原検査は無事陰性。

最終日のみ、単騎で自家用車で直行直帰での参加です。

 

一昨年と同じ場所で道を間違えたりしつつも、辿り着いた朝の苗場は空ピーカンなり。

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8時半過ぎ頃にアーティスト物販売り場で脱出系亞種音Tシャツをゲット。

この時点でMサイズは既に完売しておりました。ヒェ。

 

主催発表によると参加者は例年の1/3程度であったとのことで。

物販でも、飲食ブースでも、トイレでも、ほぼ並ぶ場面はなかったです。

せいぜい1~2人待ち程度。

唯一列を成していたのはトイレの外の手洗い所でした。

私が見た限りでは、全員が設置されたハンドソープで手を泡立て、30秒程度しっかり洗っていました。ハンドソープのリッチな香りとひんやりした山の水が気持ち良かったです。

 

同行者と穏やかに語らう方々以外に声も聞こえず、広い空間では混雑も全く発生せず。

ご覧の通り、無造作に撮っても人がほとんど映り込まないレベルです。

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各ステージのアリーナ前方にはソーシャルディスタンスの目印が等間隔にバミってありました。

映画館の座席よりもうちょっとゆったりした幅です。

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お昼頃までは晴れていましたが、午後は土砂降ったり止んだりを繰り返す天候に。

一昨年に食べ損ねたリベンジで真っ先に苗場食堂へ駆け込みきりざい丼を確保。

その他狙いをつけていた屋台を渡り歩いて、まずは食い倒れツアーです。

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美味しかったー!

(上からきりざい丼、エスプレッソトニック(ノンアル)、アボカドチーズポテト、レーベンブロイ(ノンアル)、ヴィーガンカレー)

 

ところ天国の川べりで足を休めている間、木々を超えて風に乗って響いてくる音楽と川のせせらぎのハーモニーがとても心地良かったです。

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グリーンステージの芝生でぼんやりしていると、朝日新聞の記者さんに軽い取材を受けました。

私はのっけから、敢えてステージ前方から観客が密集して見える構図を使用するのはやめて欲しいと文句を言い(笑)、いくつかの質問に答える中で、飲食業界以上に悲惨なことになっている音楽業界の窮状や、実際にこの場で感じた対策として良いところ、足りていないところをそのまま事実としてきちんと書いて欲しい、とお願いしました。

記者さんは、皆きちんとガイドラインに沿って行動していて吃驚した、変に騒ぐ人もいない、皆マスクをして、前方も意外と密になっていない、と感心されていました。

フェスは好きですか?と聞かれました。

はい、大好きです。私が初めて行ったライブがフェス(SUMMER SONIC)だったので、このごった煮のお祭り空間は心の実家のようなものです。防疫と経済がどうにか両立できるポイントを探って、ウィルス死も経済死も最低限で救える、フジロックが一つの例としてフェス業界の光明となると良いな、ということなどをお話ししました。

 

色々なアーティストさんを覗いて楽しんでおりましたが、ここでは一気に平沢進+会人の感想に参りましょう。

 

前のアーティストのFINALBY()さんの巨大三角コーン等の舞台装置が舞台袖に捌け、逆側の袖から機材が来るのかな?とワクワクしていたら、ド正面の幕が上がり、ドラム!鉄棒レーザーハープ!テスラコイル!とドンドンドン!と搬入されてきました。ずっと真後ろで待機してたんですか機材の皆さん!

会然TREK2K20▲03の時のような布陣ではないかと当初は予想。いつもステージ下手側のTAZZさん前あたりを定位置としている私ですが、せっかくならレルレさんの野外ドラムを間近で浴びたいと上手側3列目でスタンバっておりました。

見事にヤマは外れ、ドラムは下手側に、上手側にはバイオリンとサイレントチェロがセッティングされました。やはり私はTAZZさんと運命の糸で結ばれているのね(←)

松村舞台監督が、珍しくマスクやパーカー的な上着を纏っておられたので、果たしてかの方が松村様なのかいまいち自信がないながらも、ギターやレーザーハープやテスラコイルを黙々とチェックされるあの凛々しいお方は松村様でした(何)

出演者ではレルレさんのみがリハーサル中に音出しチェックに現れ、ズバババン!と叩き終わると盛大な拍手が沸いていました。

転換時間は1時間ありましたが、30分程度で概ねの舞台上の準備は整ったようです。早!

 

セットリスト

出囃子(ZCONITEアレンジ)

COLD SONG

ENOLA

BEACON

Solid Air

TRAVELATOR

幽霊列車

アヴァター・アローン

消えるTOPIA

アンチモネシア

HOLLAND ELEMENT

パレード

夢みる機械

論理的同人の認知的別世界

Big Brother

救済の技法

TIMELINEの終わり

Encore:庭師KING

 

転換中の照明リハーサルを見ながらこんな照明ソムリエみたいなことを適当にほざいていたのですが、

まさか本当にアヴァター・アローンが来るとは思わないじゃない……あなた一昨年もフジロックに出場したじゃない……。

 

前回からの続投はアヴァター・アローン夢みる機械の2曲でした。今敏監督枠は白虎野と交代してパレードがINでしたね。

パレードの曲中の1拍目にバシン!!と強く打ち付けられるド派手なシンバルがとても印象深く、最高に格好良かったです。バックの映像は、巨大会人の恐怖のパレードが来る……!的な威圧感がありましたね。私が知る限りでは、少なくともHybrid Phonon以来、Aメロが毎度食い気味かつ噛み気味なのはもう癖なのでしょうか(そこがライブって感じでとても好きです)

 

不穏な出囃子は謎の黒人のシャウト?みたいな雰囲気の声が突如鳴り響き……え?何?プロレスでも始まるの?私ステージ間違えたかしら?と戸惑っているうちに、ダークファンタジックな音像から徐々にZCONITEの旋律が浮き彫りになっていく構成。アルティメットZCONITEという感じでした。

特定した人がおられましたが(凄い)、米大統領選関連で一時話題になった、とあるアメリカ人のとある方面で有名なとある演説のとある部分の逆再生だったようですね。

平沢さんは24曼荼羅の時と同じ衣装でご登場。ちょうど似たような詰襟フォルムで黒地に赤ジッパーなカラーリングの撥水ジャケットを着ていたのでちょっと嬉しい。新譜BEACONのジャケットに登場した宇宙服の頭部のようなヘルメットをかぶり、まだ落とされたままの照明の暗がりの中を緑の爪痕を刻むようにレーザーハープを奏でる姿は、ド初っ端から何らかのサイバー儀式感全開でした。

そーっとヘルメット取った後、後ろ髪をささっと整えるお姿がレアでした。良かった……何とは言いませんが一緒にスポッといったりしなくて……。

 

徐々にレーザーハープの歪んだエレクトロの歌声が四分音符を刻み出し、まさかの初手COLD SONG

おしっこちびって泣いちゃった。

魔王もう降臨しちゃいましたね。のっけからクライマックスですね。

テスラコイルと生ドラムに彩られたCOLD SONGを一度浴びてしまうと、もうCDの音源だけでは満足できない体になってしまいます。しまいました。

 

続いて奏でられるはまさかの、まさかのENOLA
レルレさんの願望がついに叶った!と喜んで飛び跳ねて腰をグキッといわしてました。

後日、非局所性緑色免疫団団長とちょこっとお話しする機会に恵まれたのですが、「平沢さんらしいですよね、ENOLAって病原菌の曲じゃないですかと言われてハッとしました。レルレさんおめでとう!の祝福モードに夢中になっていて、不覚にもその発想は出てこなかった。

中盤に、歌詞的にENOLA2っぽいなぁと思っていた消えるTOPIAも演奏されたりで、姉妹作(勝手に設定)共演だわ〜とテンション爆上がり。消えるTOPIAは突出して好きな曲なので生で聴くことができて本当に嬉しかったです。サビ(いわゆるEパート部)がシングルヴォーカルとして伸びやかに際立っていて。映像も本当にイメージそのまま解釈一致でした。

BEACONの映像もアルバムジャケットが波打った!という感じでスタイリッシュで美しかったですね。冒頭のファルセットで負担がかかったか?ウィスパーボイスとの急激な落差に少々つらそうに思えたENOLAのAメロから、ちょっとハラハラしていた懸念を思いっきり吹っ飛ばす、朗々と伸びやかな歌声が素晴らしかったです。

 

Solid Airは始まった瞬間ノイズがビャーーー!と響き渡ったのですが、ホワイトステージの音響はバリバリのノイズでも不思議と耳が痛くならない、むしろ心地良いくらいでした。平沢さんの表情でのヘルプに即座に応じてエフェクターのトラブル対処に駆け付けられた松村舞台監督も、意図的か偶然かちょうどトーンダウンする上手いところでノイズを止めたりとナイスな措置をされ、まるで元からのハードノイズアレンジのように妙に曲に馴染んでおりました。

 

「曲ののっけからビャーしてたし平沢さんがペダル踏み間違えたのでは?」

たまたまフジロック配信を見ていた知人のギター弾き「単純にライン引っこ抜けたノイズっぽくね?」

非局所性緑色免疫団団長「リハできなかったんだもんね…配線トラブルかなと思ったんだけど…」

 

果てさて、BSPでの真相解説が待ち遠しいです。

元々からの予定だったのか、視覚でリカバーしようとされたのか、ぐるんっとピシッとキレッキレのギターアクションをこなされる姿がどう考えても60代の人間の動きじゃなくて凄まじかったです。映像でしか知らない初期〜中期P-MODELの平沢さんが、髪の色だけ変えて降臨されていました。

FINALBY()さんからの転換時に、スタッフさんがステージ前方の水をジャーと滝のようにかき出していたのを見ていたため、滑って転びやしないか、または遠心力でプラチナシルバーが吹っ飛んでいかないかヒヤヒヤしつつ、そこらのフィギュアスケーター以上の体幹に感服しきりでした。膝屈伸時のバネが凄すぎる。なんですかあのサバンナのネコ科の獣のような俊敏さは。

ギターソロ部分が吹っ飛んでしまった点だけが残念だったので、また次回ライブ以降にリベンジかまして欲しいです……。

 

TRAVELATORアンチモネシアBig Brotherと、聞いてない!核P-MODELとハイブリッド仕様だなんて聞いてないぞ!ウオオオオオオオオオ!と、叫べない代わりに手を叩き飛び跳ねまくっては、その都度腰をいわしてウオオオオオオオオオとなってました(自爆)

TRAVELATOR、現在の状況から噛み締めると改めて最初から最後まで本当に響いてくるものだらけの歌詞ですね……。

アンチモネシアwithテスラコイルBig Brother(可逆的分離態様Ver.)は、初めて参加した2014年のHybrid Phonon以来の再会で懐かしさがこみ上げました。ある意味手土産予告時に示唆されていた1984年という年に意味がある、という件での関連曲ともいえるのかしら。

キミを見る、の部分などで見つめ合ってる会人さんズが愛らしかったです。

 

その、あらかじめ予告されていた手土産曲はHOLLAND ELEMENT。追加パートと追加歌詞、そして追加シャウト、イントロを重厚に飾る金管楽器群の勇ましく格好良いことといったら……!ご本人曰くのビンテージ沢さん。絶対お目にかかれるはずもなかった、中期P-MODELの平沢さんそのままの姿(白髪Ver.)を目に焼き付けることが叶いました。

 

新譜からは計6曲(出囃子含む)が登場。前述した4曲(出囃子含む)と幽霊列車論理的同人の認知的別世界

空ピーカンなり、の歌詞の通り、それまでのアーティストでは出番中一度は強い雨が降るタイミングがあったのですが、気象兵器たる平沢さんのご出演中はただの一度たりとも雨粒は降り注ぎませんでした。奇跡だ。吃驚。

論理的同人の認知的別世界では、会然TREK2K20▲03でのコヨーテの語りを彷彿とするような、会場を上目遣いに見つつのちょっぴりドヤ顔風味の語りに加え、「何人吊るす?」のところで人差し指を立てた右手で首元をスッと絞首する(むしろ斬首に見えましたよ)ジェスチャーで、はい今吊るされました心が吊るされました(心停止)

平沢さんこのときすっっっっっごい悪い顔されてましたわ……。

デンデンデンデンデンデンデンデンデンデンデンデンデン(8分音符)のところで、平沢さんと会人さんが揃ってギターやベースのネックを地に向けて刻んでいたパフォーマンスがツボです。会然TREK2K20▲03でもありましたよね、ネックをドリルにして地を掘るような素敵ポーズ。

 

わりと全般的に、音源の方の声の出力が強いのか(一昨年のレッドマーキーでも強めに出ていたような気がする)、ユニゾンやハモリやディレイの声がデュエットや輪唱のように聞こえ、しかしそれをねじ伏せるようなリアルタイムの歌声の圧に興奮しました。

スピーカーの近くにいたお陰か、音源と生の歌声がそれぞれ異なる位相で聞こえていたので、コーラスが厚いときはライブではこっちのパート歌ってるんだ……!という感動を現地では覚えたのですが、どの曲のどの部分か失念してしまって泣きたいです。

歓声禁止が一番拷問だったのはやはり夢みる機械でしたね。

黒縁眼鏡で???分厚い本(平沢さん曰くフラッシュブック)を手にして???ステージをウロウロ歩き回るとか???お待ちくださいもうそれは擬装市民PEVOのカーヴォであってコンペリタンチップルの再来なんですよ。

このときちょうどこの帽子をかぶっていたので、f:id:tomozou_69:20210908195210j:image

ここは表参道GROUNDか!!と(錯乱)

テスラコイルフィーバータイムでいったん引っ込んだあと、掃除機ではなくデラワーカメラを手に、眼鏡も通常のリムレスにお色直しをして戻ってこられたので、先ほどのはきっとかねてより黒縁眼鏡を切望しすぎたゆえの幻覚だったのでしょう。きっとそうだ。スナップショットは前回と同じく下手側を撮られていたので、上手側から羨ましくガン見しておりました。

雲一転にわか晴れて、の部分では、一昨年に引き続き、とはいっても小道具を手にしているため前回は両手でしたが今回は慣れたように片手で悠々と会人を操る平沢さん。3番の同部分では、特に手を翳されてないのに客席全体が息ぴったりに勝手に屈伸銅線コイルのトーテムに一斉に一礼(一礼の時ちょうど目の前にTAITONIHAJIKERUDENBUがお越しくださっていてとても情緒がつらかった)、そして皆でエントロピーと、会場全体が一体感に包まれていてとても楽しかったです。

前回のご好評にお応えして、という理由から夢みる機械は選曲されたのかもしれませんが、歓声を封じられていようが体でコール&レスポンスさせてくれる、ライブならではの充足感と満足感溢れる演出にしてくださったことが本当に嬉しかったです。

 

本編の最後を飾るは、救済の技法、そしてTIMELINEの終わり

一昨年のレッドマーキーでは映像に赤帯が出たのに演奏されず救済詐欺などと言われていたものですが、ついに伏線回収です。

ここで隙あらば自分語りさせていただきます。私は平沢さんの楽曲と初めて出会った際、3曲聴いてすっかり虜となり、その時に魂が生まれ直したような感覚でいるのですが、その時の3曲がMermaid Songナーシサス次元から来た人救済の技法でした(これをホップ・ステップ・救済と自分で呼んでおります)

そして、このフジロック当日はちょうど自分の誕生日でもありました。誕生日当日に、生まれてくるキミの日フレーズを直に浴びることができ、さらにリスナーとしての魂の原点たる救済の技法まで合わせ技でいただいてしまい、その上熱望し続けていた黒縁眼鏡が、しかも本邦初白髪Ver.での黒縁眼鏡を間近にくらってしまい、平沢さんのお陰で人生最高の命日を過ごすことができました……同じ場所で同じ時間を過ごせるというだけで十分すぎる僥倖でしたが、キャパオーバーの幸せを本当に本当にありがとうございました。曲に包まれながら、降らなかった雨の分まで目から土砂降りでした。

 

アンコールは庭師KING。本来ならもう一曲、HUMAN-LEも用意されていたそうですが、ギタートラブルの影響にて残念ながら1曲のみに。万感の思いが集約されていたであろう最後の曲、なにより一番残念だったのは演者の皆様だったことでしょう。

平沢さんが足繫く通われているKENJUキッチンの店主さんが、お客さんからお勧めされてまず聴いてみた平沢さんの曲が、まさしくこの庭師KINGだったそうです(これはグッジョブなお勧めをされたお客様ご本人からお聞きしました。ほんとグッジョブ)

その後歌詞がご自分に重なるところがあると感銘を受けられ、期間限定メニュー紫峰KINGにそのお名前を冠され、それを召し上がった平沢さんが斬新なアイディアに唸り舌鼓を打たれ、そしてフジロック最終日にホワイトステージのラスト飾る曲が庭師KING……助けてください尊いマジ尊いクソデカ情緒スパイラルが止まりません……!

お二方ともどうか末永く相思相愛でお幸せでいてください……(嗚咽)

そういえば速攻帰宅して早朝に見た配信の再放送では謎のクラッチ音?が入り込んでいましたが、現地では聞こえなかったと思います。何だろうこれ。

 

熱意と言葉を尽くして、現状の打破を鼓舞していたアーティストが多数おられた中、平沢さんは一昨年と同様にMCは何もなく、本編最後と、アンコールを歌い終えた後に二度の「ありがとう」のみ。

二度目の「ありがとう」は、とても力強い響きでした。

言葉よりも何よりも、奏でられた音楽が全身全霊ですべてを雄弁に物語っていたと思います。

コロナ禍だから云々という限定的な場面に限らず、例えば災害、テロ、戦争、あるいはこのフジロックのように「人を集めるイベント」というイメージのみに過集中したヒステリックな糾弾、など、なにがしかの有事の際、情報の津波が押し寄せ溢れ錯綜し、平沢さんが仰るところの情報パンデミックに溺れそうになったとき、どう正気を保つか……言い換えれば、どうやって冷静に情報を取捨選択し、理不尽や感情的な暴走から距離を置き、己の軸を保ち、己の責任において判断し、行動していけるか。

垂れ流される憎悪に心を委ねるな、と。

あなたにはそれができる、と、力強く鼓舞されたと、私は受け止めました。

万人いれば万通りの、色々な受け止め方があると思います。

でも、皆、それぞれの場所で、見れて良かった、聴けて良かった、来れて良かった、と、大きなものをこの脱出系亞種音という名が冠された1時間半の圧倒的な世界観から得たのではないでしょうか。

 

行けて良かった。

見れて良かった。

開催されて良かった。

 

尽力された関係者の皆様には、ただただ感謝の思いしかありません。

 

帰りすがらのグリーンステージ、鮮やかな光と静かな歓喜で埋め尽くす電気グルーヴの最後の2曲を思いっきり踊って、かなり限界を迎えていた足腰にとどめを刺して(←)、私のフジロックは幕を閉じました。

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ありがとう。

本当に本当に幸せな一日でした。

 

 

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平沢進 14thアルバム『BEACON』感想

2021年7月28日、待望の平沢進ソロ14thアルバム『BEACON』が発売されました!

初夏発売と某所で予告されて以来、すっかり長びいていた初夏をやっと抜け出しましたね!

 

この文章を読まれている方でBEACONを未聴の方はまずいらっしゃらないと思いますが、もし単語検索等から迷い込んでいらっしゃった方がおりましたら、とりあえず

 

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shop.teslakite.com

または

digital.susumuhirasawa.com

でアカウントを作成し、カートに入れ、レジに進んでから続きをお読みください(過激派)

 

 


 

ということで、待ちに待った新譜を拝聴した感想を簡潔に述べていきます。

 

新譜は覚悟していた以上に全体的にとてつもなくトリッキーで、不思議の国のアリス症候群のまっただ中のような、自分の現在地の次元の座標をも失する感覚に陥りました。

ソロ過去作はコンセプトアルバム的な構造も多く、映画一本を見たような充足感がありますが、今作は連ドラのDVD‐BOXを一気見したくらいの密度の濃さでした。

とにかく変化球の化け物のような構成で、あっちこっちから琴線を刺激されて、どうにもこうにも落ち着かないです。

前作『ホログラムを登る男』平沢進の集大成という印象の名盤でしたが、今作では平沢進をもって平沢進を制すというか…なんとなくリスナーの脳内に確立されていた「平沢進らしさ」をご本人が喜々として崩し、自由気ままに逸脱したという印象でした。

初めて聴いたとき、「え!?」と声に出して吃驚してしまう場面が何度あったか……。

まさしく「制限からの解放」を地で行かれている有言実行の権化たるお方だなぁと。

 

まるで音楽のウインチェスター邸に迷い込んだようです。 

 

奇抜な面白さという点では『点呼する惑星』系統のようにも思えないことはないですが、聖馬蹄形惑星の大詐欺師のようなド直球極まる風刺もAstro-Ho!帰還のようにこの世の構造をストレートに説明するような曲もなく(追記:訂正します。論理的同人の認知的別世界聖馬蹄形惑星の大詐欺師の正統なる直系ですね。大詐欺師が過去の経緯を綴って論理的同人がド直球に現在を描いていますね)、灯や日に照らされ花や火やキミが咲く、混沌としていながらもその視野は明るい、ご本人が仰っていたように回=回以降の希望への展望が描写されていることが、アルバムのそこかしこから伝わってきます。

はじめまして、平沢さんの新しい連結の抽斗たち。

 

ところで、CDの曲順でなく、作曲された順に聴くとあら不思議、作者が生み出した筋道がある程度トレースできるおかげか、音の世界観が整理されて全体的な流れの明度が高くなるような気がします。

作曲された順は、平沢さんのTwitterや月締メ・フォルマントでの曲解説などを参考にするとおそらくこうなるのではないかと思います(括弧内は開発コード)

 

1.消えるTOPIA(Ghost Venue)

2.燃える花の隊列(Unknown Garden)

3.Landing(Legato Landing)

4.TIMELINEの終わり(Code Rain)

5.転倒する男(Unknown Scale)

6.COLD SONG(Dewar Flask)

7.記憶のBEACON(BKK)

8.論理的同人の認知的別世界(M_08_GUI

9.幽霊列車(Ghost Train)

10.BEACON(BEACON)

11.ZCONITE(※開発コードなし)

 

個人的にはわりと座りが良いと感じる流れなのですが、やはり完成品の曲順でないと、次々と繰り出される、「そうですかそうきましたか」のアソートパックのような、ひたすらに展開の読めないびっくり箱体験はできなかっただろうなぁとも思います。

でも消えるTOPIAからBEACONへの旅もなかなか清涼感あるワンダーランドで良いですよ!

大団円後のZCONITEは、例えるならゴジラKing of the Monstersで伊福部昭のテーマをバックに閉じるエンドロールに感動しきった後に現れる、最後のおまけ映像のような不穏なポジション、みたいな。


……しょっぱなから反則的な味わい方を語ってしまいました。

 

平沢さんご自身も語られていた通り、起き抜けに降り注ぐフレーズやヴォーカルメロディから先に形成する手法を試みられただけあって、声という声がたっぷり張り巡らされており、バカコーラスもバックだけではなく前面に出て活躍されている場面が多くて嬉しいです。

ブックレットのノド(折り目)部分から何故か桜餅(あるいは杏仁豆腐)のような甘い香りがするのでついつい嗅いでしまうのですが、なんせお写真がたっぷり載っているもので、顔を近づけても大丈夫なポイントを考慮しないと大変です……。

鮮やかな沖縄の海と晴天の色に彩られ、時折ざりざりした暗い岩の表面が不穏げに仄見える、そんな中に颯爽と自撮り棒を手に聳え立つ、顔面完全防備の白髪の男(LOVE靴が嬉しいサービス)

頭部は宇宙服のごとき重装備、でもスニーカーというアンバランスさが良いです。

この要素たちを見事にまとめ上げた中井さんのデザインセンスは本当にすごいなぁ。

そしてとにかく佇まいが……うつくしい……美の神はここにおられるぞー!

 

それでは以下曲ごとに好き好き大好きポイントを述べていきます。

 

 

①BEACON
 
24曼荼羅1日目のアンコールで演奏され、親の声よりよく聴きまくった曲。
華やかに幕開けを飾る軽快にして濃厚なタイトルチューン。
思い出補正のせいでしょっぱなからレルレさんのドラムロスに襲われてしまいました。
(インストを除き)最後に生み出された曲とあって、このアルバムの総決算感が半端ないです。
それをドタマに持ってくるんだからスゴイ。さすがのっけから容赦ない。
トリッキーな展開をするメンツが多い中、比較的平沢進的正統派曲という感じがします。
ライブでの諸々の制限がなくなったら、思いっきり縦乗りしてサビでは「名もなき子」で合いの手を入れたいですねー。
「大声は闇を見せ 揶揄で滅びる愛」が色々と深く腑に落ちる世情です。
 
②論理的同人の認知的別世界
 
聖馬蹄形惑星の大詐欺師と双璧を成すパワータイトルですなぁ。
ドアタマで火事場のサリーを彷彿としました。 
もうこれはプログレですね。展開の起伏がとんでもなくて何が起こってるのかわからんですね。
煽るような奪取奪取大奪取のコーラスに、ファルセットと巻き舌が同時に堪能できてしまうボーナスポイント、挿入される語り(誰ですかこのお嬢沢さんメロウなメロディーと、リスナーの耳を翻弄しながらも喜ぶツボをきっちり押さえまくった遊園地のような曲です。どったんばったんのアトラクションだらけです。
ギターが終始愉快な動きをしていて楽しい。
最後の2小節間の8分のベースの刻みが、ちょっと中期P-MODELっぽさを感じて好きだなぁ。
月締メで先行公開されていた仮タイトルが、口にしたときの響き的にとても好きだったので、ちょこっと変更されちゃったのだけが残念。
 
③消えるTOPIA
 
ダイジェストを聴いた段階ではCOLD SONGがこのアルバムの白眉だと思っていたのに、とんでもねぇ伏兵がいたもんだぜ……!
一番真っ先に生まれ落ちた長男(長女)にして、いきなり要素詰め込みすぎの巨人と化してる。
ナーシサス次元から来た人が心の故郷であり(ちなみにこのブログのタイトルはナーシサス次元から来た人のGoogleスペイン語訳です)、OPUS亜呼吸ユリアで育てられた私の情緒をメッタ刺しにしてくる曲。
歌詞的に実質ENOLA2。これはもう続ENOLAです。帰ってきたENOLAです。
そしてマインドフルネス等での基本概念「今ここ」をふと意識する「たった今」ゾーンがとんでもなく癖になります。
「今はたった今」「犬はたった今」に聞こえてしまって、「え?わんこが洗われ降っちゃう?」とうっかり心躍ってしまうことをここに懺悔致します。
特にサビあたりのリズムに核P-MODEL的なエレクトロニカというか、個人的にはminus(-)でゲストに出演された時の会場の空気感や照明の演出を想起させられます。
ちょっとだけEDMを孕んだプログレですね。
作詞者も収録アルバムも同じなので当たり前っちゃー当たり前かもですが、記憶のBEACONと世界観が近接に繋がっているように感じられるのですよね……。
歌詞中に「消える」「TOPIA」も登場しないので、色々と想いの馳せ甲斐があります。
現状一番好きな曲です(例によって一番は日替わりで変わってしまうものなのだ)
 
④転倒する男
 
プログレですね(もうただプログレって言いたいだけやろモードに突入している)
「鉄塔からジュラ紀の花降る宵の星」……もうね、こんな情景綴れるのは世界広しといえど平沢進ただひとりしかおらんですよ……って描写力にひれ伏した途端に
「わっはー」
って突然IQ2の語彙を繰り出してくるのはもうほんと卑怯なんですよ。
冒頭からぷいぷい言ってる電子音がかわいらしいです。
twhzしながら弾いてたギターフレーズってイントロのところなんだろうか。Aメロ裏のギュゥゥンのあたりなんだろうか。
一応オマエタチはリアルタイムで出産に立ち会ったことになるのですね(笑)
完全に私事なのですが、昔飼っていた猫の名前が「みお」だったもので、「見よ」が再生環境によっては「みお」に聞こえて、天上から降り注ぐラッパ、もといフレンチホルンの二重奏の聖なる雰囲気と相まって涙腺が緩んでしまいます。隣接次元で元気にしてるかなぁ。
 
⑤燃える花の隊列
 
冒頭がなんだかとってもススム・インティライミ
あっ実際のご本人やその音楽になぞらえたわけではなく、イメージの中にある象徴としてのインティライミ感です。すみません。完全なるただのイメージなのにそう感じてしまって大変申し訳ないのですが、誰だこのインティライミ、というのが第一印象でした。いやだって想像してみてくださいよ、あの唯一無二の歌声と死せる名の暗きに火を咲いて歌う歌詞と平沢節1000%のディストーションギターの部分を抜いたらかなりインティライミな空気感じゃないですか。え?そうでもない?
絶対平沢さんの世界観では登場しなさそうと思い込んでいたピースでアースでフォレストな音だったので、ものすごくびっくりしました。平沢さんの楽曲史上最も夏フェスっぽくないですか?え?そうでもない?
フジロックの木道亭のような空間で、ハンドクラップしながら楽しみたい。
椅子に座ってモズライトを弾き語りをする平沢さんで見てみたいです。ヘッドセットでなく、ブームタイプのマイクスタンドで。
(勝手にイメージしていた)「平沢さんらしくなさ」が随所に散りばめられているのに、同時に見事な「平沢さんらしさ」でまとめ上げられている不思議なバランスの曲だと思いました。
やはりライブでは生ドラムで味わいたい曲だなぁ。
どの部分がサビなのかいまいちよくわかりません。すべてのフレーズが主役ですね。
アンチ・ビストロンのラストなんかもそうですが、異なる歌メロが重なる演出が大好物です。
ノイズ処理のためか、あるいはサブリミナルの呪いか、私の難聴耳には「ウェルカム ウェルカム」「ベーコン ベーコン」に聞こえてしまっ……。
色々好き勝手言っておりますが、この文字量でお察しいただける通り、語り出したら止まらなくなるくらい大好きな曲であります。
「発火する花が咲く圧巻の夜」それはどれほど見事な大花輪だったのだろう。
「キミのあるべくあるそれ」の言葉でまっすぐに肯定してくれる平沢さんが好きです。
 
⑥LANDING
 
プログレですね(まだ言ってる)
バックでウィスパーしてる「アッアッアッ…アアー」は、ヘッドホンで聴くと絶命必至です。
サビの、ノスタルジーを刺激される、合唱コンクールの課題曲に登場していてもおかしくない切ないメロディに絡まるグロッケン(※追記:こちらグロッケンではなくシロフォンの音であるとご指摘をいただきました)が愛くるしいです。
愛くるしタイムの前に野焼きの白煙のように立ち昇るのようなファルセットが、アクセントであると同時に次曲への助走になっていてなかなかニクいなぁと。
燃える花の隊列Landingは作曲順でも同じ流れなので、なんとなく勝手にコンビ感を感じています。作曲順だとこの後がTIMELINEの終わりなので、空の色が変わりゆく夕方に駆け出した丘の先に、見たこともない絢爛の祭列が広がっているような心象風景が浮かびます。
 
⑦COLD SONG
 
もうこれダイジェストの時点でダダ泣きですよ。
なんなら関係者各位感想発表時に湯本さんから大ヒントが投下された段階でもう泣いていましたよ。
ファルセット100%生搾りストレートというだけで地に伏して泣いているわけですが、ギターが突入してくるところで天に向かって思わず祈りを捧げてしまいます。
この曲を歌う平沢さんが聴けたというだけで今生を生きてきた甲斐があったってものです。
未研磨の電子の水晶がハープのアルペジオで乱反射するイメージと、YouTubeで公開されている中井さんの映像が見事に一致して、既に泣いているのに泣きそうになってしまいます。
バカコーラスではなくVoices of the Apocalypseの音源を使用されているということで、大人数だからこその孤独を歌い上げる悲愴な響きがより際立っているように感じました。
凍える氷牢光学現実と簡易的に認識しております。
目覚めて牢の外に踏み出したそのひとを待つのが、ウェルカムと迎えてくれる燃える花の隊列だったら良いなぁと空想してしまいます。 
 
⑧幽霊列車
 
イントロのぶらりお座敷列車旅情の雰囲気にすんごいびっくりしました。
平沢さんは、たとえ歌詞に頼らずとも音で見事に情景を描くなぁと感服します。
暗澹たるストーリーに葬られた残骸、亡き者たちを乗せる列車、ということでこれは実質ハルディン・ホテル2ですね。
 「行く列車の塵は砂丘に文字を描く “百年彼方の空より見守る”と」でも想起されますが、平沢さんの描く列車はよく空を走っているなぁという印象です。「空(カラ)列車」「から」「そら」をかけているのでしょうし(あ、でも列車ではあくまで線路を行きますね)
といったところで「空ピーカン」とまたナチュラルにIQ2ワードをぶっ込んでくるから油断ならない(※追記:ピーカンは俗語だと思い込んでおりましたが、元は映画業界用語であるとご指摘をいただきました/語源は諸説あるようです)
ハルディン・ホテルではキミをさがして駆けていますが、幽霊列車でも隠れたキミを追っているんだなぁ。
なんとなくレトロな曲調が、セピアの過去から走り続けている幽霊列車の歴史を物語っているようです。
 
⑨TIMELINEの終わり
 
 24曼荼羅2日目、万感のフィナーレを飾った曲。
ライブの情景が眦に蘇り、聴き終えた時の感無量感がとてつもない。
このアルバムの中で最も壮大で、祝祭のような雰囲気を纏う曲。
なのにこの曲で大団円を迎えさせてくれないのがなんとも小憎たらしい(笑)
トリッキーさが控えめの比較的ストレートな構成なので、素直に穏やかにオリエントな慕情に身を委ねていたいのですが、4小節のギターソロを弾くご本人が「近づいてきたかと思うと、クルッと踵を返して去ってゆく女王様タイプのソロ」と説明してしまったがために、二重展望に次ぐ王平沢ソングになってしまった。
Bパート(恐れた塔の~)の平沢さんのウィスパー寄りの声を後ろから支えるストリングスが妙に切なくて好きです。
オーロラに続く、お誕生日に聴きたい曲シリーズです。
そういえば、雨が降ってるのはBEACON幽霊列車TIMELINEの終わりの3曲ですね。
降水確率約30%か……。
 
⑩ZCONITE
 
想像力が貧相なので、地下迷宮の神殿で黒魔術発動中……という短絡なイメージが真っ先に湧いてしまいます。
ZCONITEという言葉の意味は会然TREK2K20▲03のメモリアルパッケージカードのムービーの中で詳しく語られているので、ああ、あのメラメラしてる方々の内に響く音はこんな不穏な感じなのかなぁと思いを馳せておりますが、見れてない人はtwhzでZCONITE及びZCONについてさっくり語られた回のみの情報しか公開されていないので、早くダウンロードコンテンツとして再販されることを願ってやみません。
雰囲気がブラックメタルのアルバムの導入部のインスト感があるので、ちょっとブラストビートでこの先を展開してほしくなります。
ゲンロンカフェで斎藤先生とのトークに出ていた、「平沢さんの音楽には陽を浴びた藁だけでなく、それを持ち上げた下に蠢いている気持ち悪い虫もきちんと描かれている」といった趣旨の話を思い出します。他の10曲が藁、この曲は虫にあたるわけですが、だからこそ平沢さんの音楽はけっして綺麗事を綴るだけでは終わらないという安心感があります。
 
⑪記憶のBEACON
 
作曲順で聴くとCOLD SONGの直後に冒頭の言葉が来るので、色々と反則です。
「もう大丈夫ですよ」は平沢さんに言ってほしい言葉脳内ランキングTOP3には常に必ず鎮座しているフレーズです。誰に言われるよりも絶大な安堵感があります……。
Aメロからオクターブハモリ、Bメロではシングルヴォーカルに3度のハモリが重なってきて私を連続で悶絶に誘います。『SWITCHED-ON LOTUS』版のMermaid Songのサビのように、オクターブでハモってくるのはどちゃくそツボなのであります……。
ドライブBGMとしても最高の疾走感。横の歩道でランニングしてる人がいるとなお完璧にマッチする情景の完成です。
千年女優の千代子さんのように、ひたむきに走って走って走り続けた先にぱっと視界が拓けるイメージ。思えばこのアルバムは1曲目の初っ端から「疾風と化せ」とフルスロットでしたね。
前途へ促してくれる花道のような力強い18人のバカコーラス隊がかっこいいです。
なんとなくミュージカルっぽい雰囲気もありますよね。
分類コード「箸休め」に分類されるとご本人に定義されておりますが…休めるかぁ!!!!
 
 

 
歌詞に頻出する「目覚め」やその類型の言葉は、スピリチュアル方面としてもコンピスラシー方面としても何気ない日常風景としても、どうとでも幅広く解釈可能になってしまう単語ですが、視点を変えてみる、思い込みから脱却してみる、という日々の小さな場面の中でも「目覚め」の瞬間って溢れていると思います。
やはり本作で、個人的にひしひしと胸の内に染み込んでくるテーマはまさに「制限からの解放」
命がけで崖を登っていたアヴァターが、本当は地べたを這っていただけだったように。
「平沢さんらしい/らしくない」という思い込みに捕らわれて、某所では検証を怠りまんまと釣られ情けない醜態を晒してしまったように(今でも胃がキリキリする屈辱の思い出)
勝手に苦手意識を抱いて避けていた人が、話してみたら実はめちゃくちゃ波長が合う人だったり。
まずいと長年思い込んでいた食べ物が、実はとってもおいしかったり。
日常の中のほんの些細なことでさえ、全ての物事が天と地がさかさまになる視野の転換や小さなアイディンティティクライシスの積み重ねたりえると、私は認識しています。
 
平沢さんの音楽は(Twitterも)、ある波長が共鳴する万人に普遍の作品として抽象化され広義化されているがために、己の固定化した思考を如実に映し出す鏡だなと常々感じています。
新譜を通じて私の内面から思いきり顕著に引きずり出され、例えば音楽の展開に対して、また平沢さんに対して、あるいは己に対して勝手に無意識に定めてしまっていた、「まぁさすがにこの範疇からは逸脱することはないだろう」と舐めプのムーブをかましていた幻影の枷をまざまざと眼前に突き付けられ、思い込みがどんどん覆りまくりました。
痛快でした。
あ、思考のデトックスってこういうことなのかも、と。
 
人は己の経験または知識の範囲内でしか物事を解釈できません。
知らないことは発想できない。
知り得ないことに対して正しい判断は下せない。
世界の歪みと認知の歪みを区別できない、だから常に正気を焚いて行かなければならない。自覚する正気すら完全には信用せず、常に己に問いかけ続けるべきなのだろう。
 
平沢さんが戦う対象は遥か以前から一貫して全く変わっていないけれど。
呪詛は払われ彼岸に消え去り、「もう大丈夫ですよ」と告げてくれる。
過剰に不安がらなくて良いんだよと、あの手この手で伝えようとしてくれているようで嬉しいです。
(※あくまで私が作品からそう受け止めたということであり、作者の意図を勝手に想像して代弁する主旨では全くありません)
 
BEACONはあまりにも平沢さんらしくないがゆえにとても平沢さんらしい、歩く意外性たる平沢さんそのものであるアルバム、という感想です。
今の平沢さんそのものを、好きなだけ聴くことができて本当に幸せだなぁと。
製作着手から1年以上を経て、この音を無事にオマエタチの元に届けてくれたことに、心から感謝です。
本当にありがとうございます。
 
 
早くライブで全身に浴びたいですね!
 
 
聴けば聴くほど語りたいことが無限に湧いて出てきてしまうし、上述した感想も時間が経てば、あらやだ全然的外れだったわ恥ずかしい!と顔から火を吹くのは目に見えておりますが、キリがないのでひとまずここで切り上げることにします。 
なんとも拙い簡潔な感想でしたが、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
 
 
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2021.07.22 ようこそBEACON with モルカー